タッチ=アナログの癒し効果
タッチにはアナログの癒し効果があると言われています。
この場合のアナログとは曖昧さを理解するという意味で使われています。
デジタルの瞬間を切り取って数値化するという表現に対して、アナログは連続した量的変化を表現することができます。
デジタル時計と昔ながらの大きなのっぽの古時計の違いは、デジタル化された物理療法機器(低周波治療器など)と“手当て”をする手技療法の特性との違いです。
微妙にぶれることの心地良さは、自然界の波の音や渓流のせせらぎの音からもわかります。
f分の1のゆらぎを持った手で触れるという行為は、刺激量の連続的な推移を示すものです。
これがデジタルに近づいた時、タッチの特性は崩壊します。
デジタルは呼吸を待ったり、リズムが走ったり、それを修正しようとしたりしません。
「何故手で触れるのか?」、それは同調しようとタイミングを変えていくことに治療効果があるからです。
人間は変わっていくもの、呼吸・脈拍・体温は変化していきます。
微妙に変化する曖昧さを持った人間に、曖昧さを持った人間が同調しようとすることは尊い行為にまで高められていきます。
わからない、迷う、それもアナログです。
さて、そろそろ忙しい土曜日が幕を開けます。
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コメント
先日、最新型マッサージチェアに気持ちいいと思って長時間座り続けた年配の男性が、腰と背中が痛くなったと言って、私どものサロンにいらっしゃいました。このマッサージチェアも先生のおっしゃるデジタルの部類に、はいるのでしょうかね。技術が進歩して人間のタッチに近付けたと言っても、それには及ばないのだなと思います。
現在、フットケアとともに今迄の経験を買われてボディー、リフレクソロジーなどの、施術もさせてもらっています。
また原点に戻り、気持ちを新たにして人さまの体に触れさせていただこうと、身が引き締まる思いです。先生のブログは毎日とても勉強になります。
投稿: harumi | 2009年7月12日 (日) 12時16分
harumiさん、体はとても面白い物語を連れてきてくれます。
それをどう読むかについては、物語の感想はいろいろあっていいのだと思います。
マッサージチェアは体の物語を読んではくれません。
どうか自分の声で、自分の感覚で、物語を読んであげてください。お客様に感動していただいた時は、良い物語を読むことができた時です。
投稿: 鈴木 | 2009年7月13日 (月) 07時26分
鈴木先生は癒し=治療だと思われますか?
割合で表すと先生の施術はどれぐらいの振り分けとなりますか?
もちろん、患者さんの症状にもよると思いますが、私は治療院ではなく、癒しサロンで施術しているので、癒し8:治療2の割合でやってます。
投稿: ケン太 | 2009年7月21日 (火) 08時54分
ケン太さん、私は癒しは治療より上位にあると思っています。
症状を治すことはある程度経験を積めばできるようになります。
果たして治療がお客様の琴線に触れるところまで行ったかとなると、痛いのを我慢させても自分のやりたいようにやる施術の段階ではまず無理です。
癒しということばを簡単に使うことに私は抵抗があります。
私は幸せな時間を共有するエンターテイメントをやっているつもりでいます。だからいつも楽しませていただいています。受け上手なお客様に遊んでいただいております。
投稿: 鈴木 | 2009年7月21日 (火) 09時36分