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2009年7月 3日 (金)

腱鞘炎手術の痕を手相に隠す名医のこだわり。

 熊本の60代の女性に指圧をしました。

 娘さんの嫁ぎ先に来て腰痛になったようです。

 阿蘇山のふもとで農業を続けている体は、あちらこちらにメンテナンスが必要でしたが、年齢とともに重ねてきた変形以外は特別に異常のない腰痛のようでした。

 全身指圧後、軽快に起き上がり、こちらに来た時にはまた来たいと仰って娘さんの車で帰っていかれました。

 右手首橈側には3cmほどの母指外転筋腱の手術痕がありました。

 その他にも左右の手掌にいくつかの屈筋腱の手術をしたようですが、その痕はわかりません。

 手掌の腱鞘炎は“名医”と評判の高い、熊本の整形外科の先生の手術だとのことです。

 その先生を訪れた時に右手首の手術痕を見て、「これは僕の手術じゃないよね。僕だったらこんな痕は残さない」と仰ったそうです。

 プライドと美学を感じます。

 感情線と生命線の中に手術痕があるのだと思いますが、よくわかりませんでした。

 東京からも患者さんが訪れるとか。

 技が芸術に昇華しています。感心しました。

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