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2009年7月29日 (水)

昨日の『たけしの本当は怖い家庭の医学』 あのツボの捉え方では…。

 昨日の『たけしの本当は怖い家庭の医学』で、冷えに効くツボなどを紹介するコーナーがありました。

 いつもいつも言いますが、臨床では1点のツボ圧しが症状に著効を示すことは稀です。

 少なくともタッチでセラピーをしたいという考えがあるなら、痛がらせるような圧し方をしているようではいけません。

 ある症状に対してそのツボ圧しの効果があるという情報を知ってツボ圧しをするグループと、知らせずにツボ圧しをするグループの効果の違いを調べる二重盲検試験をした場合、あの収録スタジオの中でリアクションをするタレントさんを集めた評価よりも、知らずにツボ圧しをしたグループの評価は下がるはずです。

 1点のツボ圧しよりも複数点のツボ圧しのほうが効果があり、もっと言えば全身を気持ち良い刺激で物足りないくらいに圧すのが最も効果的です。

 番組内で、冷えのツボ『三陰交』が下腹の冷えに効くということの説明がされていなかったのでフォローしておきます。

 『三陰交』の経絡は脾経です。脾経は下肢内側を上行し、右は盲腸→上行結腸、左はS状結腸→下行結腸と連絡していきます。

 夏の冷房などで下腹が冷えて下痢をするような時、水分の排出を司どる脾経のツボ刺激は大腸の過敏な運動を抑制します。

 だから『三陰交』は下腹の冷えに効くという説明があると、ツボは経絡に属して効果を示すものだということがわかります。

 頬骨上にあって瞳孔の下1寸の胃経の『四白』が顔のむくみのツボとして紹介されていましたが、その(そんな)ことよりも番組内でタレントさんの大事なリアクションに注目しました。

 それは「眉毛の内側に響いた」ということです。

 『四白』は三叉神経第2枝の上顎神経上にあり、眉毛の部位は三叉神経第1枝の眼神経の支配領域です。

 あのリアクションは、ツボを勉強したものなら“おいしい反応”なので、私なら絶対に話を拾って広げていたのに…、残念に思いました。

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