鎮痛解熱薬では効果のない頭痛。
授乳中のお母さんの背中がむくんでいることがあります。
そういう時は母乳の出が悪く、指圧が終わって血行が改善されると母乳が溜まって胸が張ってくるようです。
実家に帰ってきたら、頭痛、肩こり、めまいを感じるという女性に初めての指圧をしました。
頭痛薬が効かないようです。
後頚部のこりを自覚していますが、私の感触ではそれほどの硬さはありません。
後頭部がむくんでいて、背中もむくんでいます。
後頭部のむくみは偏頭痛の時によくある血管拡張のサインで、鎮痛解熱薬は緊張性頭痛の時に収縮した血管を拡張させる効果を発揮します。
自覚的にはこりから来る頭痛と思って鎮痛解熱薬を飲んだようですが、他覚的所見ではそれでは逆効果です。
背中のむくみは授乳中の女性の感触でしたが、一年前に離乳しているとのことです。
もしかしたら母体はまだ授乳のメカニズムの最中にあるのではないかと思いました。
全身指圧をし、頭痛、肩こり、めまいは解消しました。
おそらく、実家に帰ってお子さんをお母さんに預けることができるので、急激なストレスからの開放によって副交感神経が過剰に優位になり、血管拡張による偏頭痛が起こったのでしょう。
一部の血管は収縮し、むくみが起こり、頭部への血流が阻害されてめまいが起こったようです。
実家に帰っていなかったら、子育てのストレスによる締め付けで、鎮痛解熱薬が効果を発揮したかもしれません。
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