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2009年8月27日 (木)

施術中のお客様のしびれを防ぐには。

 ケンタさんからの御質問、「施術中のお客様のしびれを防ぐ方法」を考えてみたいと思います。

 しびれてくるのはほとんどが伏臥位や横臥位で施術中の上肢、特に前腕から手です。

 猫背や体重が重いお客様は、長時間同じ姿勢で体重がかかると、血管が圧迫されて血行不良を起こし抹消にしびれが起きます。これは正座で足がしびれるのと同じです。

 横臥位で左右圧迫側を入れ替えて施術ができれば半分ずつ体重がかかるので伏臥位よりもしびれが緩和できますが、患側のつまりが大きいと患側を下にした横臥位でしびれがひどくなります。

 伏臥位で、猫背のお客様は上肢を体側に沿わせて手を下げていないとしびれが強くなります。

 手が頭の方向に上がっていると、これは猫背を矯正する姿勢になるので、筋肉や血管に負担がかかりしびれが起こりやすくなります。

 猫背でも体重が重くても、肩関節のネジが硬くなっていると考えると、少しでもしびれを出さないためには手を下げた楽な姿勢をとっていただきます。

 同じ圧迫が続かないように、手掌を上に向ける(肩関節内旋)、手掌を下に向ける(肩関節外旋)、肘を軽く曲げる、上腕にタオルをあてがう、などで少し体重のかかる部位が変わるとしびれを緩和することができます。

 あまり手のしびれがひどければ、仰臥位から始めて頚部をゆるめ、肩関節を下げて猫背を矯正する前胸部から上肢の施術をしっかりとしてから伏臥位に移ります。

 体重が重いお客様は御自分の腕の重さで腕がしびれてくるものです。

 くれぐれも同じ姿勢で長時間の施術をしないこと、目配りが気配りです。

 伏臥位でしびれてしまったら、仰臥位に移ったときに頚から上肢に軽くテンポのよいタッチをしてください。

 ちゃんと見ている(ちゃんと診ている)というフォローがないと、どんなに効果があっても苦痛を見逃していることになってしまいます。

 『痩せれば…』と思うお客様は何人もいます。やせたら症状は軽くなるはずの人は腰痛にせよ膝痛にせよ何人もいるのです。

 そう思ったところで急に痩せるはずはないのですから、姿勢を微妙に変えることで、できるだけしびれが強くならないように工夫してください。

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受信: 2009年8月27日 (木) 11時48分

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