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2009年8月19日 (水)

見ないで圧す(視覚情報が触圧覚情報を抑制する)。

 初めから見ないで圧すことなどできませんが、人体の解剖学的知識が実践を積むことで手指の感覚と一致してきたら、手元を見ないで圧すことをお勧めします。

 手元を見ながら圧すと頭が下がって猫背になり、視覚情報に頼って間違った方向に圧しがちです。

 目の位置からの見かけの垂直と、手指の向かうべき正しい垂直圧の方向は違います。

 例えば肩甲下部の脊柱起立筋を圧す時、母指の指紋部を皮膚の表面に広く密着させて、その傾斜した背中の角度に自分の体を支えてもらってプッシュアップをすることが指圧です。

 頭を起こし、背中と肘が伸びている状態から、肩甲骨を広げるようにして圧をかければ小さな動きで自然な垂直圧が完成します。

 頭が下がる、猫背になる、肘が曲がる、この状態で肘伸展の圧をかければ、無駄な労力が多い上に衝撃的で方向のずれた刺激になります。

 手元を見ることで、触圧覚情報は抑制されます。

 見ないことでその分の余裕が生まれて、触圧覚情報を分析した考えるタッチができるようになります。

 ブルース・リーの“Feel ! Don’think!”は殺法の考え方です。

 活法であるタッチは“Feel and Think!”です。そのために、いらない動きや使わないですむ感覚は封印すべきです。

 それをして、できる余裕は0.何秒かの世界、それをしなければズルズルとグダグダな答えのない施術をして、いつまでたってもお茶を濁す程度のことしかできません。

 まず手元を見たまま圧さない癖を身に着けるところから始めてください。

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