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2009年8月10日 (月)

くすぐったがられないタッチ(御質問の答えを考えてみました)。

 くすぐったがりの人は、足裏や腋や脇腹や内腿を他人に触られるとくすぐったいと感じやすいのですが、自分で触ってもくすぐったいと感じにくいのは何故でしょう?

 それは自分の手で触れているという触圧覚が脳へ伝わることで、くすぐったいという感覚を抑えるからです。

 これは痛覚の神経線維より太い触圧覚の伝達が、痛みの脳への伝達を抑制すること(ゲートコントロール説)と同じようなメカニズムだと考えられます。

 くすぐったがりの人は他人に腋や脇腹を触られようとしている時『くすぐったいのではないか?』という予測をしています。

 この期待?があると、笑おうとして大好きな芸人の舞台を見に行ったファンが異様に受けまくるようなことが起きてしまいます。

 セラピストがタッチをする際の対処法としては、まず『その部位を施術しますよという“お知らせのタッチ”』から始めることです。

 自分の手の触圧刺激ならばくすぐったさを抑えられるのだとしたら、タッチをした手がお客様の手のようになるまで動かさないことは一つの解決策になります。

 つまり、微弱な圧からじんわりと手掌圧を持続して、その部位のくすぐったさを抑えてから動かすという方法です。

 くすぐったがる人のほとんどは、くすぐったい部位にはくすぐったくされるのではないかという先入観があります。

 くすぐったくないという既成事実を体に学習させていけば、次回の施術では全くくすぐったがらない、安心して体を委ねていただける、ということがあります。

 あのくすぐったがりようは何だったのかと、私も思ったことがあります。

 “揉み出しを痛がられた”ということについては、揉み出せば痛いです。私は労多く効果の少ない、必要のない手技だと思っています。

 筋肉をねじって無理やり老廃物を排出しようとしても、体に備わった能力を超えれば負担になるだけです。

 もしスリミングの手技として上から強制されているようであれば、“ビートたけしさんの指圧コントのように顔だけ熱血して、やっているふりをしてください”。

 軽擦でも効果はそれほど変わりません。人間の体は過剰な刺激を受ければ恒常性を保とうとして元に戻ろうとします。

 (エステの揉み出しは生理学的にはそれほどやせないので、回数券を買わせ続けるための経営的戦略ではないかと思っています。言い過ぎかもしれません、志の高いエステティシャンの方、ごめんなさい。)

 結論。くすぐったいのも痛いのも適切な刺激をしていないということです。

 お客様がタッチを受け入れる準備のできるタッチから始め、痛がられたり大腿に力が入ったりするのは我慢させているのだから、刺激を変えなければいけません。

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受信: 2009年8月10日 (月) 12時14分

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