動物が立ち上がる時、爪先が外を向く=股関節の外旋。
リスが木の実を前足で持って背中を起こして食べる時も、プレーリードッグが周囲を見渡す時も、爪先は外を向き股関節を外転外旋させてかかとに体重を乗せて体を安定させます。
人間も立ち仕事を安定して行うためには、股関節の外旋させ爪先は外を向いてかかと体重になります。
この時に下腿前側の前脛骨筋が緊張して、ふくらはぎの下腿三頭筋はゆるみます。
手仕事は肩関節内転内旋、肘屈曲で行うのが常であることを考えると、肩と股関節が逆の関節運動をすることで、体幹を起こしていることになります。
前腕の屈筋(手掌側)は内側と感じることに対して、下腿の屈筋(ふくらはぎ)は裏側と感じるスパイラル構造(ねじれ)によって、上肢と下肢は真逆の部位に同じような症状が出ることがあります。
たとえば上腕外側の上腕三頭筋と大腿内側の内転筋群はたるみやすく、振袖と呼ばれたり、脂の多いチャーシューのようになってしまったり、あまり働かせなくても生きていくには支障がないという部位になっています。
上腕の屈筋はこりやすく伸筋は運動不足になりがち、大腿の外転外旋筋はこりやすく、内転内旋筋はむくみやすい、これは人間だけでなく四足歩行の動物にもある程度当てはまることだと思って、動物番組などを眺めています。
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