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2009年9月 7日 (月)

施術の工程にこだわらないことでステップアップできる。

 指圧・マッサージに関わる資格(学内資格も含む)は、マニュアルを理解しその実技の最低ラインはクリアできたという証しにしかすぎません。

 施術の工程をお客様の状態に合わせて組み立て直していくことや、マニュアルからはみ出して“セラピストとして今必要と分析したタッチ”をしていくことで確実に内容が充実していきます。

 初心者が、覚えたマニュアルを壊していくのには確信が持てずためらいがあるものです。

 しかし机上の論理と複雑に混線した人間の体の状態が1:1に対応することは滅多にありません。

 施術で終わって相対的な緩和でよしとするのか、そこへ当意即妙のオンリィワンのタッチを乗せていくのかの違いで、その後のセラピストとしての評価が分かれます。

 私はよく我を忘れて指圧をしている時がありますが、“今ここはとばして、指圧をしていなかったかもしれない…”と思って戻ってみると、そこは緩んでいるので“指圧をしていたんだ…”とほっとすることがあります。

 頭で考えていることは支線に反れても痛みの原因を緩めることなので、それほど状態の悪くない本線のことは記憶に残らないことがあるようです。

 マニュアルは何千何万と繰り返しているうちに体に沁み込んでいきます。

 マニュアルを考えながらタッチをしている段階は単なる施術です。

 そして短い言葉で“Ah-ha体験”をしていただけるようなアドバイス(例えばふくらはぎがむくんでいればそれは爪先立っていないからだと言い切ってしまえること)ができるようになって理論と実技が一体となっていきます。

 現場に立つまでの筆記や実技の試験はとても大きなストレスになります。

 しかしそれを経験しないとお客様からセラピストに求められているもっと途方もなくストレスフルな要求に応えることはできません。

 今日初めて現場に立つ人もお客様からみれば“先生”です。

 どんなに下手くそでも、新米だからと逃げても、手技療法で責任をとるべきは施術者です。

 プレッシャーをかけるようですが、私は“あなた”がどれだけ素晴らしいタッチをできるのかわかりません。

 ひとつ言えることは、誰でも(苦しみながら経験を重ね、反省点を分析して次に活かして)素晴らしいセラピストになることができます。

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