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2009年10月 4日 (日)

“場”の力。

 昨日久々に慌てたことは、「3日で治る」と言っておいた30代の女性の急性腰痛が1ヶ月の間ずっと痛いままだと言われたこと、ほっとしたのは指圧後にその痛みがなくなっていたことです。

 前回も痛みがなくなったので「3日で治る」と言ったはずですが、本人も自覚していた通り、その後腰に無理をさせてしまって前よりも大きな傷を作ってしまったようです。

 左腸骨上外側の痛みが左腰椎側面にまで拡がっていて、主な傷は腸骨筋にあるようです。

 椅子から立ち上がる時の痛みがあり、伏臥位下肢後方伸展挙上で痛みがあるので、腸腰筋がストレッチされる時には痛みが出ます。

 仰臥位膝軽度屈曲で左股関節を外転気味に前方挙上すると、これも痛みが出ます。

 これは左大腿二頭筋のストレッチ痛と考えるよりは、左腸腰筋に収縮痛もあると考えなければいけません。

 左腸腰筋の線維の一部は縦に裂け、おそらく複数の傷口が存在しています。

 左腰は手を当てただけで痛み、微圧の指圧でも響きます。

 このような場合は反動をつけて圧すのは禁物、弱い刺激で傷口を開かないように丁寧に周囲から手指を当てていきます。

 どのくらいの痛みか想像ができない人は、“下手な圧し方をすればベッドをひっくり返して帰りたくなるくらいの痛み”だといつも心に刻んでおいてください。

 こういう方たちのおかげで、私は今のスタイルを作ってきました。つまり、

①抵抗のある筋肉の硬さを突き破ろうとしない。硬いと感じたらそこから自分の体をプッシュアップしていく。

②此処をこれから触りますよというお知らせのタッチからはじめて、周囲から緩め、痛みの中心に近づいてもそこをわずかにはずして触れていく(最終的には確認のために手掌を痛みの中心に当てます。この時は物理的な圧刺激ではなく、治ってくれという気持ちを乗せます)。

 それでも最初は痛いものです。そして指圧後もそれほど画期的によくなっていたわけではないのです。

 夫婦でいらして先に指圧を終えたので、ハーブティを飲みながら1時間ほど待っていただくことになりました。

 普通、椅子に座って待っていると腰痛は悪くなります。しかし旦那様の指圧が終わって立ち上がるとき、痛みは消えていました。

 生活の木のハーブティ『エキナセア・ベア』、プチグレンとクラリセージの芳香浴、ヒーリング・ミュージックといろいろな要素もあり、さらに指圧で治った人たちの感動の記憶のようなもの、それらが複合的に“場”の力を充実させて治療効果に反映されているのではないかと感じます。

 最後のお客様が帰って、1時間ほどして指圧の空間に戻ってみると、エアコンをつけない日であったのに、まだそこは2℃ほど高い熱気がありました。

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