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2009年10月25日 (日)

ブシャー結節

 へバーデン結節の質問をいただいたので、ブシャー結節についてもふれておきます。

 へバーデン結節は指の四指の末端のDIP関節(dist. interphalangeal joint=遠位指節関節=第1関節 *母指は2関節なのでIP関節と呼びます)や母指のIP関節にできる変形性の関節症で、原因は老化や指の使い過ぎです。

 へバーデン結節がある人ではPIP関節((prox. interphalangeal joint=近位指節関節=第2関節 *母指にはありません)にも変形が起きることがあり、これをブシャー結節と呼びます。

 PIP関節の変形ではリウマチとの鑑別が必要になります。

 リウマチは免疫機能の異常で自分の体を攻撃して関節を破壊して進行性に悪化し、指ではPIP関節に発症することが多いのですが、発症の可能性は全身にあります。

 リウマチは左右対称性に発症したり、朝1時間以上こわばりが続くなどの症状が目安になりますが、リウマチの多くはリウマトイド因子が存在するので、診断には病院での血液検査が必要になります。

 私はへバーデン結節やブシャー結節を、中年以降の女性の方で診ることがあります。

 女性ホルモンの減少→骨粗鬆症→骨の変形は、残念ながら避け難い加齢的変化(老化現象)であるようです。

 せめて指先でレジ袋やバッグをいくつも引っ掛けて持たないなどの予防策は取るべきでしょう。

 でも、そういう指を指圧する時、勲章のような気がするなぁ。

 指圧・マッサージのテクニックとしては、へバーデン結節やブシャー結節でもリウマチでも、痛みがあればその部分には触れなくても、患部から先を刺激していけば血行促進と鎮痛効果が得られます。

 私は遠心性と求心性の両方の刺激を臨機応変に使い分けていますが、末端に冷えがあれば遠心性も入れて、そうでなければ求心性の刺激でデトックスしていくことで血行促進+鎮痛効果が得られます。

 アロマトリートメントの精油の選択は血行促進や鎮痛の効果があるものを使用します。

 私なら、セントジョーンズワートの浸出油にローズマリー(あればカンファー)、マジョラム、ジンジャー、ブラックペパー、ペパーミント、ラベンダー、ウインターグリーンあたりの精油から2種類くらいブレンドして使います。

 いろいろやってみましたが、上手なタッチができれば1%濃度で全く問題ありません。

 アロマトリートメントでは患部に痛みがあっても塗布することはできます。炎症部位はいたずらに刺激しないようにして、それより近位をトリートメントすることにより誘導作用で症状の緩和を目指します。

 

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