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2009年10月 2日 (金)

指圧後の立ちくらみ。

 こちら側からすれば毎日毎回のことなのですが、何日か日を空けて指圧を受けるお客様にとって指圧は全身運動になって、こちらからは思いがけない副反応が起きることがあります。

 夜中に吐いたという女性、主訴は左腰痛、中性脂肪は標準値の3倍くらいありますが肝機能や内臓に病変はありません。

 内臓が丈夫で脂肪肝にはなっていないようですが、血管中にはトリグリセライド(中性脂肪)が溢れているということだと思います。

 夜中に吐いたのも原因はお酒の飲み過ぎです。

 左の腰痛は嘔吐を起こした急性胃腸炎の内臓筋肉反射ともとれないことはないのですが、左臀部や左大腿外側の圧痛からして腰痛と胃腸症状を結びつける必要はないと思いました。

 左の背部から足にかけての緊張をゆるめ、右に移ると、気づいていなかった痛みが左とほぼ同じ部位にあることがわかりました。

 全身指圧を終えると体の緊張がゆるんで、立ち上がる時に立ちくらみのふらつきが起こりました。

 立ち上がったことにより脳の血流が足りなくなったということです。

 中性脂肪による血流の重さも、脳への血液供給を妨げた原因だと思います。

 どちらかというと冷え症というよりはのぼせるタイプなので、指圧で血行が良くなったことによって、上にのぼせて過剰に溜まっていた血液が下に下がりやすくなって、立ち上がった時にいつもと違う血液のバランスに体はとまどったということでしょう。

 少し休んで、どうやら無事に帰っていかれました。

 中性脂肪で渋滞しやすい血流が指圧で良く流れるようになって、副反応が起こりました。

 夜中に吐いたという体調の悪さを考えて、こちらからはいつもよりも刺激の総量の少ない働きかけをしてもこのようなことは起こります。

 亡くなった柳家小さん師匠が脳梗塞を起こしたのもマッサージ中でした。

 血中の脂質が多いと、血流が良くなたっときに脂肪塞栓が脳の血管を詰めることもあるわけです。

 お客様が帰るまで油断はできません。

 こちらがどれだけ配慮しようと、その時のお客様の体調によっては大きな副反応が起きることがあります。

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