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2009年11月24日 (火)

興福寺金剛力士像阿形が両肩関節外旋であること。

 奈良興福寺の金剛力士像阿形の、右上肢は肘関節伸展+肩関節30°外転+外旋、左上肢は肘屈曲+肩関節110°外転+外旋で、怒りの形相で寺門に立ち魔物の侵入を防いでいました(現在は国宝館で展示中)。

 実はこの体勢は、まともなパンチひとつ繰り出せない“何も仕事ができない姿勢”です。

 ストレッチとしても中途半端で、実際にやってみると気に入らないことがあって“キーっ”となった時くらいしか役に立たない形です。

 連続動作ではなく単独でやってみると、肩関節外旋はその動き自体に非日常感があります。

 “キーっ!”と力むことはできる、しかし肩関節外旋だけでは何の仕事もできない、その非日常性を魔除けのポーズとして選んだことはとても面白い着眼点です。

 人間が宿命として手仕事で使う肩関節内転内旋のこりを緩めるために、指圧やマッサージでは肩関節外転外旋のストレッチをすることが多くなります。

 長年人間が仕事で使う動きとは逆の姿勢を続けている金剛力士像阿形に、肩関節内転内旋のストレッチをしたら、きっと怒りの形相も緩んでしまってその役目を果たせなくなることと思います。

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