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2009年11月11日 (水)

腸骨稜中殿筋の痛み

 坐骨神経痛のような症状がどうやら他に原因がありそうな症例の考察です。

 右腸骨稜の中殿筋を圧すと痛みがあり、この痛みは右腹部を指圧しても再現されます。

 ということは、右腸骨稜中殿筋にはギックリ腰のような痛みがあるということになります。

 椅子に座った時、右臀部は浮いていて骨盤は左に側屈しています。

 右腸骨稜の中殿筋起始部を使う動きをしてみると、やや外側に足を開いてからお尻を突き出す『骨盤の前傾を増強する動き』が該当します。

 これは結果として腰椎前弯増強の腰痛姿勢になります。

 すると腸腰筋にも負担がかかるという腰痛悪化の循環が生まれることになります。

 右腸骨稜中殿筋は筋肉の断裂がありそうで、おそらく右腸腰筋にも小さな傷があるという印象です。

 整体や鍼治療の適切ではない患部への刺激が傷を悪化させたのではないかという疑いも持ちました。

 仰臥位で右膝を両手で抱えた起き上がり運動で骨盤の矯正はできそうです。

 慢性化した痛みの強い腰痛は根気よく小さな運動で血行促進をしていくことが改善につながります。

 座位や仰臥位で座面や布団に隙間ができるようならタオルなどで埋めて、体を安定させることも大切です。

 このケースでは急性期のギックリ腰に近い痛みがあるので(痛みの連続によって痛みが強くなっているように思いました)、痛みのない患部周囲からの血行促進で根気良く症状を改善していくことが必要だと思いました。

 

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