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2009年11月 2日 (月)

下肢振り子運動による除圧で腰痛を緩和する。

 昨夜の日本シリーズ第2戦、腰痛で登板が危ぶまれていた日ハムのダルビッシュ投手は先発し、6回まで巨人打線を2点に抑える見事な投球で勝利に大きく貢献しました。

 下半身を大きく使わない投球フォームは、明らかに腰に負担をかけないためのものでしたが、その棒立ちのような投げ方で時速150km近い速球を投げ込み、当日インターネットの映像を見て参考にしたというスローカーブを使いこなしてしまうのですからただものではありません。

 無駄な力みを抜いた時に大きな力が出せるということを体調の完璧な時にできるようになっていったら、この先どれだけ凄い投手になることか、末恐ろしいものがあります。

 ノーベル物理学賞を受けた米シカゴ大名誉教授・南部陽一郎先生の「対称性の自発的破れ」理論は、“自然法則では物質は対称性を保つはずであるのに、ビッグバーンから宇宙が冷えていく段階で物質の状態が自然に変化して対称性のバランスが崩れた”ということを研究し考察したものです。

 人間の腰部のバランスも腹部側からの圧と背部側からの圧、側面からの圧、上下からの圧、これに動作時のあらゆる方向からの圧をうまく流して均衡を保っています。

 これが上下と腹部側からの圧に抗しきれなくなって椎間板ヘルニアが背側に飛び出して神経を圧迫し激痛が起こります。

 脊柱管狭窄症では背中を丸めていると痛みが出にくいわけですから、背筋を収縮させては痛みが悪化する、つまり背部から腹側への圧のバランスが強くなって痛みを起こしていると考えられます。

 そこでダルビッシュ投手の昨日の投球ということになるのですが…。

 腰椎椎間板ヘルニアでも脊柱管狭窄症でも、仰臥位で片側の膝裏に両手を入れて、膝伸展+屈曲の背中を丸めて起き上がり運動をすることで、ダルビッシュ投手のように腰に大きな負担をかけない腰の運動が可能になります。

 小さな振り子運動から始めればいいのです。この振り子運動は腹側からの除圧も背側からの除圧もします。

 これに小さな回旋運動が加わればもっと効果が上がっていきます。

 実際にこの運動を腰痛持ち、特に脊柱管狭窄症の方に勧めているのですが対称性の破れとダルビッシュ投手の投球術と合わさったのは今朝のインスピレーションです。

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