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2010年1月16日 (土)

haruさんの右肩痛と手指の伸展障害へのお答え。

 haruさんの御質問にお答えします。

 橈骨神経は第5頚神経から第1胸神経までが束になって主に手指の伸筋を支配しています。

 おそらく右側の頚椎から胸椎上部の短縮が橈骨神経の神経根を圧迫して、安静時にも感じる右肩痛と手の甲から手指の伸展障害が起きていると考えられます。

 また年齢的にはいわゆる五十肩(肩関節周囲炎)も同時に起きているかもしれません。

 また可能性としては、肩の腱板断裂や手関節や指関節のリウマチや腱鞘炎などもあります。

 腱板断裂やリウマチなどであれば専門医へ受診することになりますが、お話の内容から橈骨神経の神経根症状として対処法を以下に記します。

 基本的には温めることと、小さく動かすストレッチです。

 簡単なストレッチは、正面を向いて自然に立った姿勢から右手を下げて右肩を下に引きます。この時に頚のやや後ろ側の違和感が強ければ頭を左側屈から左斜め前に倒す範囲の間で調整して、伸びる感触のある方向に倒します。

 椅子に座って座面の裏を右手でつかんで行うこともできます。

 頚を動かす時はゆっくりと息を吐きながら行ってください。

 ぐるぐる、ゴキゴキ回すと頚椎を痛めることもあります。

 おそらく肩関節や肩甲骨周囲と鎖骨周囲の筋肉も硬くなっていますから、上腕骨の縦軸に対して上肢を回旋させる運動も必要だと思います。

 一番安全なのは仰臥位で寝て肩関節を45度開き、肘を曲げて前腕を回すことで肩関節を内旋外旋させる運動です。

 立位で肘を曲げて前腕の小指側が耳の横を通るように、肘打ちを真上に打ち上げるような運動ができるのであれば五十肩ではありません。

 五十肩ではこの運動を腋を開いて小さく行います。

 安静時に痛みがあれば睡眠不足にもなりがちです。

 三角巾で腕を吊るように、パジャマの胸のボタンを開けて、右手を突っ込んで寝ると楽な場合があります。

 どうか少しずつでも回復されますようお祈りいたします。

 

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