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2010年1月20日 (水)

肩の奥の冷え。

 大寒だというのに今日は暖かくなりました。都内ではスギ花粉が観測されたようです。

 先週の寒さで使わない左肩を硬くしていた人も、今日明日の暖かさで、少し肩こりがゆるむことでしょう。

 月曜日に指圧に駆け込んで来た女性は、左前頚部から下肢前側にかけて、胃経の経絡を貫く症状がありました。

 つまり胸鎖乳突筋に沿って内臓に下行する迷走神経支配の心臓の動悸や消化不良、食欲不振などの症状です。

 鎖骨と肩甲骨に挟まれた左肩を大きく動かすことのない日常生活に先週は寒波による冷えが加わりました。

 使わない左肩の筋肉は熱を作らず奪われる一方なので、表面から熱を失い続けると鎖骨と肩甲骨に挟まれた深部まで冷えを溜めます。

 面白いもので、寒さは感じていても冷えの左右差、特に右肩と左肩に冷えの違いを感じる人はほとんどいません。

 この女性は座位で正面から見て左肩上がりだったので、この時点で胃か心臓の反射であると診ることはできます。

 左僧帽筋や左肩甲挙筋がこって短縮しているから左肩が上がっている、左肩だから使わな過ぎ(同じ位置にいつもあることによるストレッチ不足)だろう、これも見当はつきます。

 全身指圧をして緩んでからやっと、左肩は回旋運動でゴリゴリと音がするようになりました。

 まるで氷が溶けて関節の癒着がはがれかけているように。

 このゴリゴリと音がするくらいでひどい肩こりだと感じる人が多いのですが、このケースでは寒波襲来という気象条件が肩こりの症状をさらに悪化させていました。

 ストレッチを教え、左肩に使い捨てカイロでも貼っておいたらとアドバイスしておきましたが、翌日連絡がありすっかり調子が良くなったとのこと。

 彼女の場合は痩せ型で熱を奪われやすいということもありましたが、何か大変なことが起こったのではないかと指圧に駆け込んで来るよりは、カイロ一つで予防できるならそのほうがましです。

 私が毎朝ウォーキングをするのはその日の気温を肌で感じておきたいということもあって、良いセラピーとをしようと思えば気象を施術の条件に入れておく必要があります。

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