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2010年2月19日 (金)

肩こりが高血圧の原因かも。

 40代の女性、突然気分が悪くなり血圧を計ったところ上が200、下が100を超えていたということです。

 しばらく休んで病院へ行き、血圧は上が168に下がり、下は100超のままだったということで、とりあえず4日分の降圧薬を処方されたということです。

 更年期症状の疑いもあると言われたそうですが、すぐにウチに電話をいただき、翌日の指圧となりました。

 「他のマッサージとは違うから、すぐ先生に御相談しようと思って…」、この言葉で一気にハードルが上がります。

 顔色は悪く、唇は荒れていて、額に手をあてても熱は感じられません。

 脈は1分間に84、手足にやや冷えがあり、現在血圧が200もあるとは考えられません。

 左肩上部僧帽筋のこり、左前頚部のこり、どちらかというと左半身にこりがあります。

 腋窩の詰まりが予想され、腋窩動脈が絞扼された状態で血圧を計れば血圧は高い数値を示すはずです。

 両三角筋に痛みがあったことを後で聞き出せたので、三角筋は腋窩神経支配ですから、このあたりに狙いをつけたことに間違いはなかったようです。

 伏臥位で胸が苦しいようなことがあれば、この場合仰臥位から始めるしかありません。腋を締めたくないので横臥位からの指圧はあり得ません。 

 伏臥位になってみて苦しくはないということなので、後頭部から指圧を始めます。

 後頚部や肩上部のこりのわりには、背部はそれほどこっていません。

 臀部のむくみ、左下腿のむくみ、足の軽い冷え、下半身もそれほどひどい状態ではありません。

 仰臥位前頚部、鎖骨周囲、耳の周り、そして腋窩、これらの指圧がとても気持ち良かったということで、よく眠りました。

 指圧後立ち上がってもふらつくことなく、ひどく血圧を下げ過ぎることなく指圧を終えることができました。

 1日1回の降圧薬ですから、薬はマイルドに血圧を調整していると思うのですが、指圧は詰まりをとって大きく血圧を下げることもあるので、指圧後の体調の変化は十分注意して観察する必要があります。

 ここのところ寒い日が続き雪の日もあったので、頚をすくめて猫背になって腋窩動脈を詰めて高血圧を示すこともあると思いました。

 高血圧や更年期の随伴症状としての肩こりもありますが、肩こり→交感神経優位→高血圧という図式もあると感じた指圧例です。

  

 

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