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2010年2月 7日 (日)

某有名アロマサロンで腰が痛いと言ったばかりに揉み返しになった女性。

 コンサルテーション(問診)で「どこか気になるところがありますか?」と尋ねられたので「腰が痛い」と答えた女性、アロマトリートメントを受けたのですが腰中心の施術を受け、ベッドに上がって体重をかけた圧迫のおまけがついて、見事に揉み返しになったというお話でした。

 これはセラピストがただ一生懸命に施術をするだけでは、かえって悪くするという典型です。

 ぎっくり腰のような急性腰痛であれば、たとえアロマトリートメントの軽擦だけでも、それを腰に集中させれば患部の炎症を拡げます。

 一生懸命にお客様の体を楽にしてさしあげたいという気持ちはわかります。

 しかし、体重をかけた女性の細い指紋部やその先端がピンポイントで患部を刺激した時には、足趾をタンスの角にぶつけた時の16~50kgの衝撃があってもおかしくありません。

 圧刺激は、刺激する手指の面積が狭いほど強くなります。

 また皮膚への着地から圧し込む時の速度が速いほど衝撃は強く、刺激はねじれやすくなり、揉み返しの原因となります。

 女性だから、指が細いから、体重が軽いからなどという前提は、タンスに足をぶつけた時の痛みを考えてみれば、通用しないことがわかるはずです。

 どんな有名なアロマサロンに行っても、経験の浅いセラピストの施術を受けることがあるかもしれません。

 もしかしたらそういう新人を使っているところは有名なアロマサロンであっても、ベテランのセラピストさえ刺激の理論を理解していないかもしれません。

 自分の技術を施すだけではなく、お客様の感覚に合わせ、お客様の体が翌日、さらにその翌日と、もっと良くなっていってこそのタッチセラピーです。

 われわれセラピストはお客様に育てられていくのです。

 お客様それぞれの様々な感性から学ぶことで、タッチは多様性を獲得します。

 セラピストは慢心せず、お客様の苦情を真摯に反省して、技術の向上を目指すべきです。

 そのセラピストさんは、お客様のリピートがなく反省する機会がないかもしれませんが、もし見所があるセラピストならば必ず育ててあげようと思ってくださるお客様がいるはずです。

 一つのタッチでは通用しません。万能のタッチはありません。

 タッチは置きに行く、常にお客様に合わせようという気持ちで、物足りないくらいの刺激で終わりにしなければいけません。

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