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2010年2月 5日 (金)

赤ちゃんのでべそ(臍(さい)ヘルニア)の相談を受けて。

 赤ちゃんのでべそ(臍ヘルニア)の相談を受けました。

 臍ヘルニアは、おなかに力が入ると腹壁ごと腸がとび出してでべそになります。

 腹壁が柔らかいことが原因で、多くは1才くらいで目立たないようになります。

 御相談を受けた赤ちゃんは生後半年くらいなので、腹壁がしっかりしてきたら目立たなくなるのではないかとお話しました。

 小児科の先生の見解も、臍を絆創膏などで上から圧迫するという意見と、何もしないという意見に分かれているようです。

 考えてみれば、骨も筋肉も結合組織も柔らかい新生児が、やがて立ち上がり、母乳やミルクが離乳食に変り、そしていろいろな味を覚えながら成長していくわけです。

 男の子なので、腹筋がついてくれば(たとえ少しでべそだとしても)大きなコンプレックスになるような問題はないと思います。

 お母さんとそのまたお母さんに見守られながら、立派な腹壁が成長していくことと思います。

 指圧師にできることは、お母さんとそのまたお母さんの体の緊張をほぐして、心配の風船をへこませることです。

 生後1年未満の赤ちゃんの臍ヘルニアに有効な手技療法は、お母さんやそのまたお母さんの日常的なスキンシップです。

 「でべそが引っ込むようなのでおんぶをしていて肩がこった」おばあさまを、小さい君が大きくなったら、大切にたいせつに、してあげてください。

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