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2010年3月14日 (日)

無症候性脳梗塞とひどい肩こり。

 目の違和感やひどい肩こりで脳神経内科を受診した70代の女性、検査の結果無症候性脳梗塞が発見されましたが、お医者様には「肩こりです」と診断されて指圧にいらっしゃいました。

 このケースはよくあることで、頚から上の詰まり感に不安を覚えてCTやMRIの検査をしたところ、脳の小さな血管の梗塞がみつかる方の多くが、頚や肩に頑固なこりを持っています。

 指圧をしていますから、肩こりのお客様からうかがったデータではありますが、無症候性脳梗塞があると次にまた脳梗塞を起こしやすいので、血圧を下げておくためにも、ひどい肩こりは緩めておかなければいけないと思います。

 この女性は背中が丸くなって肩甲挙筋がこるタイプの肩こりでした。

 背中が丸くなり頭が肩より前に出て重しになると、肩上部のこりよりも後側の頚椎中部から肩甲骨内側上縁に向かう肩甲挙筋のこりが顕著になります。

 背中が丸くなっているということは骨粗鬆症もあると考えなければいけないので、強い刺激は禁物です。

 このケースでは右肩甲挙筋のこりと、右大腿後側のこりを緩める必要がありました。

 つまり頚も体重も右に傾いているので、脊柱の短縮は右坐骨神経症状も起こしていたことになります。

 今回は主訴として坐骨神経症状は出てきませんでしたが、肩から上だけを緩めて下半身の詰まりを見逃してしまえば上の血行もさほど改善されないので、セラピーの成果を分けるポイントはむしろここにあります。

 指圧後、曲がっていた背中はかなり伸びました。

 背中が伸びることによって、頚の位置が肩の上に乗るので頚から上への血流が良くなり、脊椎間の間隔が伸びることで坐骨神経症状も緩和されます。

 無症候性脳梗塞の検査結果があるような方の肩こりに、全身性の指圧は非常に効果があります。

 脳梗塞の後遺症である内反尖足を診るためにも、足まで指圧することは必須です。

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