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2010年3月21日 (日)

『代替医療のトリック』(新潮社)

 今日の産経新聞の書評で気になったのが『代替医療のトリック』サイモン・シン、エツァート・エルンスト著 青木薫訳(新潮社・2520円)です。

 宇宙物理学者・池内了さんの書評によれば、この本では「鍼、ホメオパシー、カイロプラクティック、ハーブ療法などの臨床実験報告を吟味した結果、結局、そのほとんどはプラセボ(偽薬)効果であろうと結論している」のだそうです。

 「一時の効果はあるものの、根本的な治療にはなっていないことに注意すべきだ」、「代替医療に頼りすぎると、有効な近代治療ができる機会を失することになる」、「費用もバカにならない」、「健康食品もじっくり見極める知恵が必要」など、ごもっともであると思います。

 一つの代替医療がその代替医療単独の世界で終われば、それは単なる施術です。

 触圧刺激が痛みの神経の伝達を止めることによって、「治ったような気にさせる」だけでは、代替医療の限界は目に見えています。

 現代医学を補完し、現代医学と連携し、現代医学の中で行われなければ、伝統芸能のようなものです。

 プラセボ効果だけと言わせないためには、リハビリテーション医学を始めとする現代医学に即した代替医療でなければいけません。

 これらのことはまた、電気や低周波を当てるだけでは病院の治療であっても優れた代替医療に劣ることを示しています。

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受信: 2010年3月21日 (日) 08時54分

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