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2010年4月18日 (日)

五十肩に逆張りの発想。内転筋・内旋筋を緩める指圧で効果あり。

 左肩の前方挙上と外転、外旋で痛みのある“いわゆる五十肩”の女性の2回目の指圧です。

 最初の指圧後3日ほどは服の脱ぎ着も楽になり、左肩の関節可動域も拡がっていたようです。

 その後この時期としては異例の寒さで、また少し左肩の可動域が狭くなってきたとのことです。

 しかし、大胸筋や鎖骨下筋の詰まった感じは、ほとんどなくなっています。

 手を下げて肩関節を内旋、外旋させる運動を続けていたことが効果的だったようです。

 肘を90°に曲げて手を後頭部にもっていくのも外旋ですが、手を下げて肘伸展で手首を回すことでも外旋の動きは可能です。

 左の五十肩の場合、使わなかった動きができなくなっているので、治すためには痛みの出ない小さな範囲で積極的に動かすことがリハビリになります。

 この時に無理に外旋の方向を意識しないで、内旋させた反動で自然に外旋するくらいでいいのです。

 たとえば外旋で痛みが強ければ、内旋させて中間姿勢に戻すだけでも外旋のリハビリになっていきます。

 全身性の指圧があって、協力筋や拮抗筋まで緩み、患部の血行促進や鎮痛、そして肩関節の可動域拡大ということが起こったことは言うまでもありません。

 腰痛はおなかから、肩甲骨周囲の問題は鎖骨周囲を緩める、逆張りの発想で緊張をほぐして成果を上げるというのが、マイルドにしかも早く治療効果を上げる秘訣です。

 『歌は語るように、詩は歌うように』など、世の中の至言は指圧にも当てはまります。

 近視眼的に1点にのみ集中して、かえって“らしくなくなる”のは、それでは“やり過ぎ”だということなのでしょう。

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