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2010年7月15日 (木)

ピアニストの尺側手根伸筋と小指伸筋。

 ピアニストの腱鞘炎を指圧する時に、屈筋だけではなく伸筋にも注意しなければいけません。

 手の小指側に問題がある場合には、手掌側では尺側手根屈筋と小指外転筋、手背側では尺側手根伸筋と小指伸筋の硬さを確認します。

 鍵盤上でオクターブ近く指を開く時には、小指外転+伸展と手関節尺屈が必要で、これにに加えて打鍵には手関節の背屈+底屈と小指の屈曲が必要です。

 小指を外転させて叩きつける動作で腱鞘炎になった場合、指圧のポイントは小指球にある小指外転筋と短小指屈筋ですが、必ず前腕の尺側手根屈筋と尺側手根伸筋及び小指伸筋にも筋肉の緊張を伴います。

 他の病院や治療院で電気や低周波、レーザーなどを患部に当てても症状が改善されないという患者さんは、前腕の治療をされたことがなかったようです。

 プロフェッショナルの動きをする筋肉に緩め過ぎは禁物です。

 プロのパフォーマンスをするためにはテンションも必要ですから、相対的な緩和ができればよしとします。

 前腕を緩めるだけで手指の違和感は変わってきます。

 もちろん母指側や指伸筋、回内筋など、それぞれ個別の筋肉をチェックして緩めます。

 屈筋腱の腱鞘炎が多いのですが、腱鞘炎の原因となる動きを考えていけば伸筋を見逃していいはずがありません。

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