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2010年9月30日 (木)

ザラザラの洗うタオルで肌荒れ。

 乾燥を唇や肌で感じる季節になりました。

 前頚部正面に赤い皮膚の炎症が広がったので、カミソリ負けだろうと思っていました。

 乾燥した皮膚を十分に蒸らさずに、急いで適当に髭を剃って傷つけたのだろうと思っていましたが、どうやら一番の原因はザラザラの洗うタオルのような気がします。

 “何となく、あったので、使ってみた”、それがゴシゴシ洗うのをやめていた肌には負担になったようです。

 韓国式のアカすりを経験して以来、体の第一のバリアである角質層のまだ剥がれないでいい深さまで削り取るのは良くないことだと実感していたので、手で洗ったり柔らかいスポンジで洗ったりしていたのですが、つい、うっかり…で表皮はボロボロに剥がれ炎症を起こしてしまいました。

 ラベンダー1%のオイルでは痒みが出たので(ラベンダーは皮膚の再生に力を貸してくれます)、カモマイル・ジャーマンの1%オイル(青い精油ですね)にしたら調子がいいようです。

 カモマイルはキク科ですから、漢方の菊花のように涼性、瀉性、降性、散性で炎症を鎮めてくれるのでしょう。

 菊花は乾性ですが、カモマイルは皮膚軟化作用や癒傷作用があり、痒みにも効果があります。

 猛暑から急に秋が深まったので、今の時期は肌のトラブルを抱えた人が多いのではないでしょうか。

 泡洗顔よりもさらにマイルドなミルク洗顔やオイル洗顔が推奨されるようになりました。

 ザラザラの洗うタオル、私はもう使いません。

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2010年9月29日 (水)

この時期の高血圧の指圧。

 70代女性、朝からめまいがするということで頚から上には微熱があってのぼせ気味です。

 肩こりと左母趾のしびれもあります。

 急に寒くなったので血管が収縮して血圧が高くなっていて、足が冷えて頭がのぼせる“冷えのぼせ”の状態にあると考えられます。

 腰椎後弯の増強により背中が丸くなって、仰臥位では腰がマットについて肩が浮いた状態になります。

 この姿勢では睡眠中も頚から肩の緊張は増し、肩から冷気が入ればさらに肩こりが悪化します。

 左母趾のしびれは腰椎後弯による坐骨神経症状です。

 最近親戚でお葬式が続いたこともストレスになっています。

 気候の変化とストレスによる自律神経の乱れが血圧を高め、体の症状を起しているようです。

 全身指圧後、肩こりなどの症状は緩和されましたが、頚から上はややのぼせ気味でした。

 めまいなどのふらつきもなくなり、お孫さんの車で帰って行かれたのですが…。

 それから4時間ほどして電話がかかってきました。

 「血圧を測ったら上が164下が93、どうしたらいいか…?」ということでした。

 希望はもう一度指圧を受けたいとのことのようですが、それはあまり良い方法とも言えません。

 運動不足の体にはもう十分な運動になっているはずです。

 指圧で一時的に血圧が下がっても、気候の変化との適応の問題もあり、ストレスを溜めた体の血管が拡がるには時間がかかるのでしょう。

 今年の冬にも血圧が160以上の時はあったので、それくらいのことがあることは降圧薬を処方している主治医の先生も承知しているのではないかと思います。

 一番軽い降圧薬を服用しているということをうかがっていたので、心配であれば主治医の先生の診察を受けることが最良の選択です。

 例えば1mgの薬が2mgになって安定する高血圧ならそれが一番簡単です。

 昨日は午後の診察に間に合う時間だったので、病院へ行かれたか、それとも血圧を測りなおして安心できたか…。

 指圧で血圧が下がらないのはおかしいと思ってくださる方なので、「明日は指圧はお休みで出かける予定があるので、心配なら夜には戻っていますから明日の夜にまた電話してください」と申し上げました。

 今日の夜はちょっと気にかけておくようで、だらだらとリラックスすることもできないのですが、それは価値を認めてくださる方がいるということ、セラピーをセラピーとして認められると、こんな日をたびたび経験することになります。

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2010年9月28日 (火)

片頭痛予防薬は血管を拡張させ、片頭痛時の薬は血管を収縮させる。

 片頭痛になった時に服用するのはセロトニン不足を補って血管を収縮させる薬ですが、片頭痛の予防薬として処方される薬は血管収縮を抑制するカルシウム拮抗薬です。

 カルシウム拮抗薬は神経細胞へのカルシウムイオンの流入を阻害して血管の収縮を抑制するので、狭心症や高血圧の患者さんに処方されています。

 片頭痛の患者さんに予防薬としてカルシウム拮抗薬が処方されるのは、脳の血流量低下を防ぐためです。

 脳の血流量が低下すると、血管が弛緩し、充血し、神経を刺激して片頭痛が発症します。

 また、ストレスが続くとセロトニンを使い果たして、血管を収縮させることができずに片頭痛が長引きます。

 指圧やマッサージで脳の血流量を確保できれば、片頭痛に対して予防効果があります。

 また幸福感で包み込むようなタッチができれば、セロトニンの消費を防ぐことができます。

 頚から上の血流を確保するためには前頚部の頚動脈と後頚部の椎骨動脈を圧迫から解放することが大切です。

 猫背の解消、頭が肩の上にのっていること、これが基本ですが重要なポイントです。

 片頭痛になってしまったらズキズキする部位を冷やすのと同じ効果があるのが持続的圧迫ですが、予防には幸福感で包み込むような気持ちの良いタッチが適切です。

 片頭痛の時にマッサージをしてはいけないという見解がありますが、これは癒し系のタッチで血管をさらに拡張させて症状が悪化させるようなことをしてはいけないということです。

 理論的なタッチができれば、片頭痛治療に貢献することができます。

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2010年9月27日 (月)

内臓脂肪が増えた男性のおなかの感触。

 30代男性、汗をかいて指圧を受けに来た夏と比べて、おなかもお尻も一回り大きく見えます。

 デスクワークで肩から腰にかけての筋肉がこっていましたが、気になるのは突き出たおなかと開いた骨盤です。

 この先には、ぎっくり腰などの激しい痛みの腰痛が待ち構えていると言ってよいでしょう。

 急な代謝の衰えと、夏の冷たく口当たりの良い食べ物のつけで、男性は内臓脂肪を溜め込む季節です。

 皮下脂肪はつまめますが、内臓脂肪で太ったおなかは張っていてつまめません。

 男性は腹筋がそこそこある人が多いので、肥満したおなかでもほとんどは硬い感触です。

 本格的な寒さが訪れると外気温との差で熱を作るためにカロリーを消費するようになりますが、筋肉が太く暑がりの男性は今の気候は快適なため、運動不足だと太ります。

 おなかが出るとそれに引っ張られて腰椎前弯が増強し、そのために股関節を開いて座り、お尻が大きくなっていきます。

 指圧は熟睡の中で終わり、腰椎前弯の増強と骨盤の開きを矯正しておきましたが、維持するのは御本人のストレッチとエクササイズです。

 未病のうちに、秋のメンテナンスをしておきましょう。

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2010年9月26日 (日)

老人性皮膚掻痒症。

 お彼岸を過ぎて秋の空気に変りました。

 先週気がついたのは、指圧中に腕や頚が痒くなって掻く方がいることです。

 温度と湿度が下がって空気が乾燥してくると、指圧で血行が促進された乾燥肌の方は痒くなることがあります。

 高齢者ではこの傾向が強く、入浴後に体が温まると痒くなることがあります。

 花粉症があり金属アレルギーで頚が赤くなっていた70代の女性が伏臥位で指圧中に、体を少し起して勢いよく右上腕を掻き始めたので、「皮膚科に行くと老人性皮膚掻痒症という病名がつくかもしれませんね」と申し上げると、「やめてくださいよ、気にするほうだから」とのこと。

 なるほど、アレルギー性の皮膚炎は受け入れやすく、『老人性』は認め難いということなのでしょう。

 高齢者の気持ちの中には、加齢による体の不調でも、受け入れられるところと受け入れられないところがありますね。

 サービス業ですから、それぞれの方が気持ちよく帰っていただけるように、事実であっても言わないほうがいいこともあります。

 お話しがしたくて指圧に来るような高齢者の方は、上手に気持ちを盛り上げてあげて、気分良くおしゃべりでデトックスすることだけでも、血圧が下がり肩こりが解消します。

 後で言い方を変えて、空気が乾燥してくると保湿が必要な肌であることはアドバイスしておきました。

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2010年9月25日 (土)

妊娠4ヶ月、つわりの指圧。

 お母さんから悪阻(つわり)がひどくてご飯が食べられないという話しを聞いていたのですが、指圧にやって来た4ヶ月の妊婦さんは、指圧中に一度も気持ちが悪くなりませんでした。

 体の動かさな過ぎでむくんでいて、腰痛があります。

 来た時の脈拍は1分間に96、指圧後は1分間に60まで下がりました。

 指圧中2回トイレに行き、指圧後は一回りサイズダウンした感じです。

 グレープフルーツのアロマミストも効果があったようです。

 浅い横臥位→仰臥位→抱き枕を使った深い横臥位、で指圧をしました。

 股関節の硬さと肩甲間部の硬さは連動していました。

 猛暑も終わり、そろそろ歩かなければいけません。

 筋無力症の病気がありますが、本人が思っているほど、特別他の妊婦さんとの違いはありませんでした。

 体位変換や起き上がる時に勢いがあり過ぎるのは、具合の悪い人の動きではありません。

 「指圧で気持ち良くなったから」ということですが、次の痛みを出さないためにももっと慎重に動作をしたほうがいいと思いました。性格もありますが…。

 臍の下やや右側浅いところで“独特の特別な鼓動”を感じます。

 つわり中の本人にはわからないみたいですが、今まで何人もの妊婦さんのおなかでこの微妙な振動を感じてきました。

 お母さんが気持ち良ければ、おなかの赤ちゃんにも新鮮な酸素がいきわたって気持ち良いはずです。

 太ってむくんで腰が痛くなって脈も速く、血圧も高めですから、指圧でこれほど楽になるなら、歩きなさい、ストレッチをしなさいということです。

 妊娠中は体をむくませて赤ちゃんをガードしていますから、片頭痛と同じような状態です。

 安静にかこつけて漫画やテレビ、ゲームばかりでは気持ち悪さが倍増します。遠くを見て、秋の気配を感じて歩きながら、新鮮な空気を摂り込みましょう。

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2010年9月24日 (金)

ぎっくり腰、3日の安静後は運動する。

 1週間前にぎっくり腰で指圧をした60代の女性、発症後3日以上過ぎていて、比較的軽度であることから「ストレッチとウォーキングをしてください」とお話ししておきました。

 しかし「悪くなると不安だから」と運動をしなかったようです。今度は左脊柱起立筋が痛くなりました。

 患部である右腸腰筋をかばうために対角線を緊張させたわけです。

 体を硬く使うため肩上部のこりもありましたが、前回ほどの下肢のむくみはありませんでした。

 全身指圧後、ストレッチをしてほとんど痛みはありません。

 御本人の見解ではまだかなり悪いという感覚があったと思いますが、指圧後の体の感覚が実際の体の感覚であるとすると、もうほとんど治っています。

 体の使い方は慎重にする必要がありますが、過度の安静はかえって回復を遅らせます。

 ぎっくり腰は、筋肉が限界を超えて緊張して裂ける、というように理解すればよいと思いますが、その原因は運動不足による筋肉の脆弱化+老化とストレッチ不足です。

 伸展側に動かしてストレッチし柔軟性を取り戻してから、収縮側へ動かすエクササイズも取り入れて、筋肉を太くする必要があります。

 腸腰筋の柔軟性を取り戻し鍛えていかないと、やがて背中が曲がり、何もしなくても腸腰筋に負担をかける姿勢になっていくわけです。

 這うようにして指圧に来た方に、指圧後体の状態をいろいろと説明するのですが、痛みが緩和されてリラックスするとなかなか頭に入らないのだろうとは思います。

 とにかくわかるまで何度でも説明して体で納得していただくしかありませんが、かなり治っていても次の痛みを作ってしまったとしたら、それは安静にし過ぎたのが原因というケースもあります。

 

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2010年9月23日 (木)

テスターというシールで精油名がわからない。

 昨日は往診の日でしたが、他の荷物もあったので精油やガーゼなどを入れた大事なカバンを忘れてしまいました。

 車の渋滞で取りに戻る時間もなく、有名な生活雑貨のお店で精油を買うことにしました。

 欲しい精油の香りが普段の生活の木の精油と少し違うくらいのことはあるだろうと思っていましたが、テスターの瓶の香りはひどく違っていました。

 隣のイランイランと入れ替わっていたのです。

 使い慣れた精油でも、『メーカーが違うとこんなに違うかぁ?』と、一瞬はそう思ってしまいました。

 商品名は「テスター」というシールで見えず、瓶の胴体の紙も古ぼけて商品名は読み取れません。

 これはイランイランのテスター瓶も同じです。

 お客さんが瓶を二つ同時に手に取って、元通りに戻さないことだってあるわけです。

 精油の香りを知っていて判断できる人はいいのですが、アロマテラピーに興味を持ち始めたばかりの方なら、欲しいと思った精油を間違って買うことだってあります。

 テスターという余計な“印が無ければ”、良品を良品として提供できるのに。

 ちょっとしたことですが、蓋の精油名も英語でなくカタカナでいいと思います。

 あれでは店員さんでも間違うことがあるんじゃないかな…。

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2010年9月22日 (水)

4倍重い靴「マッスルトレーナー」で5分ウォーキングの効果。

 糖尿病で下肢の神経障害のある男性に指圧を始めて、10月からは5年目に入ります。

 初回の指圧の感動が毎週の指圧となり、足先の感覚もかなり取り戻してきました。

 去年からプラスしたゼラニウムのオイルマッサージも効果があって、今では欠かせないものになっています。

 それに加えて画期的な変化が今回の指圧では見られました。

 動脈硬化もあって細かったふくらはぎが始めてむくんでいました。

 今まではむくむ余裕もなかった足でした。

 指圧を始めて冷えがなくなり、オイルマッサージを加えて足の痛みが少しずつ改善していきました。

 そして画期的な変化をもたらしたものは、おそらく「マッスルトレーナー」を履いての5分間のウォーキングです。

 マッスルトレーナーはボクシング元世界チャンピオンの竹原慎二さんがプロデュースした通常より4倍重い靴です。

 「ちい散歩」の通販で見つけたということですが、靴底に金属の粒が埋め込んであって重たくなっているのだそうです。

 指圧・オイルマッサージをしていて、芯の詰まりが取れたような感触がありました。

 「5分以上は疲れるので…」という御自分の体をよく知った使い方も効を奏したようです。

 4年前はまともに足裏をつけることもできなかったのです。

 神経障害で着地がままならなかった方の左のふくらはぎが右よりも一回り太くなっています。

 使い方を無理しなければ、とても良いエクササイズになると思います。

 インターネットの宣伝には、ムキムキの筋肉質にならずにシェイプできるというような文句があります。

 

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2010年9月21日 (火)

嬉しい報告、筋無力症の女性の妊娠。

 筋無力症の女性から「妊娠をしました。指圧を受けても大丈夫ですか?」という相談を受けました。

 彼女と旦那様、そしてお母さん、皆さんが指圧のお客様で、皆さんが待ち望んだ妊娠です。

 体位や強い刺激をしないこと、刺激の強いツボを避ける事など幾つかの制約はありますが、「今まで通り出産直前まで指圧を受けて大丈夫です。妊娠中でも大丈夫な指圧をします」と答えておきました。

 いくらか指圧の血行促進が妊娠のお役に立ったかもしれません。

 思い起こせば彼女への指圧はひどい頭痛と肩こりの日から始まり、その後お母さんが指圧に来た時に「先生は神様だ」と言っているという話しが印象に残っています。

 あの日は時間がずいぶん遅くなってからだったと思います。

 その後、交通事故や介護の仕事への転職、結婚、いろいろな折々に指圧をしてきました。

 感慨深いものがあります。

 今はつわりが大変なようですが、いつでも心配のあるツボなど全部はずして、タッチそのもので、またこちらが勉強させていただきます。

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2010年9月20日 (月)

脳梗塞後遺症、小指が曲げにくい時は。

 今朝も歩いてきましたが、運動をしたという感じの汗をかきました。

 今朝は曇って温度があまり高くないわりには蒸し暑く、ウォーキングで脂肪を燃焼させるのに効率の良い日だと感じました。

 低温のミストサウナの中でウォーキングするような感覚です。

 その途中、脳梗塞でリハビリ中の旦那様がいる近所の女性と挨拶を交わした時に旦那様の「小指が曲がらない」ことについて相談されました。

 「小指をマッサージしている」ということでしたが、小指の屈筋側に麻痺がある場合は、手掌→前腕→上腕→腋窩→鎖骨周囲→側頚部→後頚部~肩甲間部というように、腕神経叢の流れをたどって脳梗塞と結びつけることが必要です。

 小指にあるのは屈筋腱だけですから、脳梗塞によって連絡のしにくい部位は手掌にあるのか、手首の手根管なのか、頚なのかという広範囲の視点が不可欠です。

 部位を限定しなくていいので、軽擦や気持ちの良い指圧で、頚から上肢末梢までを刺激し運動をさせることが麻痺を改善するのには効果的です。

 ウォーキング途中の立ち話で深々と御辞儀をされたのには恐縮しましたが、介護のストレスは小さな希望で軽減されるのですね。

 お話しから察すると、旦那様のリハビリの努力と仕事復帰への強い意志によって、かなり回復しているようです。

 「おそらく或る日スーッと見違える程回復すると思います」、自然と口をついたこの言葉は、今までたくさんの方の回復具合を診てきた経験からの感触です。

 意欲があって適確な努力をする人は報われるものです。

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2010年9月19日 (日)

猛暑の発汗は運動ではない。

 外気温が高いと交感神経の活動が低下して皮膚の血管が拡張し、放熱が活発になります。

 発汗によって体を使ったような気になっても、交感神経の活動が低下していて運動不足なら、エアコン下で口当たりのいいものを食べていると脂肪が溜まります。

 先週は関節痛や冷えやむくみを訴える方が指圧に訪れるようになりました。

 急な気温の低下に、老廃物を溜めた体は敏感に反応したようです。

 そろそろ運動を再開しないと、体に様々な不調をきたします。

 これは季節の変り目の適応障害です。

 外気温が低くなると、体熱は放射や冷気による伝導によって奪われます。

 運動不足で内臓脂肪が溜まった方は、体の深部に冷えを溜め込んでいます。

 体で唯一の熱発生源は筋肉ですから、運動をしなければ脂肪はさらに増加し冷えは悪化します。

 夏場シャワーで済ましていた方も深部には脂肪と冷えを溜めていると思います。

 ぬるいお湯でゆっくり温まる半身浴や岩盤浴、1秒間に2歩くらいのペースのウォーキング、全身性の指圧、これらは非常に効果があります。

 私も夏場は行く気がしなかった岩盤浴に先日出かけて、びっくりするほどその効果を感じました。

 効果のあることで今まで経験してこなかったことや、しばらくしたことがないことを始めてみると体は良い方向に変っていきます。

 猛暑の後、彼岸の前後、今がメンテナンスの時です。

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2010年9月18日 (土)

斜頚もこるし、指圧をすれば緩む。

 30代女性、足がむくみ腰が痛いということで指圧にいらっしゃいました。

 しかし電話で触れていなかったのは、右胸鎖乳突筋の短縮、斜頚です。

 頭が右前方に軽く屈曲しながら左に軽く回旋しています。

 脈をとると右手首横紋で脈が弱くなっています。

 この右寸口の脈が沈である場合は、肺の症状を疑います。

 「花粉症ではないか?」と尋ねるとスギの花粉症がありました。

 しかし、根底には右胸鎖乳突筋の短縮による頭の重さが右上肢へ続く血管と神経を圧迫しているということがあります。

 今まで治療院で頚の問題を言われたことがないとか!そんな馬鹿な!

 先天性斜頚は3才頃に手術をすることが多いのですが、彼女の場合は手術を選択せずに現在まで至っています。

 痙性斜頚とは違って神経の圧迫による不随意運動はなく、日常生活に大きな支障はないようです。

 右胸鎖乳突筋は乳様突起付近が3cmほど特に硬く、鎖骨付近でも硬くなっていますが、中間部は指圧でよく触れる程度のこりを持っています。

 こりは緩めればいい、ただそれだけのこと、斜頚に触れないようではセラピストとは言えません。

 背中から腰も右が硬く、これは斜頚の影響です。

 上が緊張しているから、下半身はむくむというのも定石と言えます。

 指圧をしていくとおなかが動きだします。

 つまり胸鎖乳突筋に沿うように迷走神経が走り胃腸の働きをコントロールしているので、胸鎖乳突筋が緩んでくれば胃腸の働きが活発になるわけです。

 全身指圧後、座位で右胸鎖乳突筋に触れると、乳様突起に近い著しい硬さも何割か緩み、その範囲も2cm以下になっていました。

 「皮膚をつまんで引っ張るくらいでいいから、胸鎖乳突筋に気持ちのいい刺激をしてください」、これが私の出した宿題です。

 彼女の場合は頭を起そうとすれば起すことができますが、右胸鎖乳突筋が短いので長くその姿勢を続けるには負担がかかります。

 しかし、右胸鎖乳突筋はもう少しストレッチできるはずです。

 時間をかけてやってみましょう。

 あまり大きく変えたと筋肉が気づかないくらいの刺激でストレッチを続けていくうちに、体全体が徐々に楽になっていくはずです。

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2010年9月17日 (金)

麺上げ湯切りの肩痛、投手の肩痛に似ている。

 60代女性、「今朝起きたら右肩が上がらなくなった」ということで指圧にいらっしゃいました。

 調理の仕事をしていて、最近“麺上げ湯切り”の担当になってからは昼に200食の麺の湯切りをしているということです。

 雨が降り急に寒くなったこともあって症状が悪化したようです。

 使い過ぎによる右棘上筋腱かその周囲の急性炎症という見当がつきますので、確認のため右肩関節の可動域をチェックします。

 肩関節の屈曲(前方挙上)100°、肩関節外転120°で痛みが出ます。

 上腕の筋肉に硬さはなく、右僧帽筋と右肩甲挙筋には硬結があります。

 右僧帽筋と右肩甲挙筋を使って右肩甲骨を引き上げることによって、肩峰と上腕骨の間にある棘上筋腱あるいは肩峰下滑液包あるいは上腕二頭筋腱を傷つけたのではないかと考えられます。

 朝は髪をいじることができなかったということですが、指圧をした夕方には可動域が拡がっています。

 冷えによって悪くなり、寝ている間に動かさないことで悪くなるということはありますが、比較的初期の軽い症状のようです。

 右上腕を体幹前部斜め下に向けて沿わせ、左手で上腕をさらに引きつける棘上筋のストレッチをしてもらうと「気持ちがいい」ということなので、右棘上筋腱の炎症を頭に置いて指圧を始めます。

 手足の冷え、ふくらはぎのむくみ、腰が重たいということなどから、体の冷えとむくみを解消することが、血行促進による誘導作用によって主訴を緩和する具体的な近道です。

 指圧中仰臥位では眠りましたが、この時には肩関節のストレッチは180°可能でした。

 しかし指圧後起き上がる時に右手をついたら右肩に痛みがあったということです。

 麺の湯切りで肩関節を詰まらせる方向に持ち上げる動作を繰り返して、おそらく小さな傷ができたのでしょう。

 患部のしばらくの安静が最良ですが、もし同じ仕事を続けるなら仕事後すぐに冷やすか鎮痛の塗り薬でも塗り、家に帰ってからはぬるいお風呂で発汗するようにゆっくりと体を温めることが必要です。

 腱鞘炎になった同僚もいるということで、麺の湯切りをする人と野球のピッチャーの故障は似ているのだなぁと思った指圧でした。

 

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2010年9月16日 (木)

孫を抱き上げる動作、腰痛と手の甲のツボ腰痛点。

 60代女性、右の急性腰痛で指圧にいらっしゃいました。

 仰臥位、膝屈曲+股関節屈曲のストレッチで痛みがあり、右下肢は下ろす時の伸展痛もあったので、典型的な右腸腰筋痛(おそらく筋肉の小さな断裂あり)と判断しました。

 右手首から手の甲にかけて御本人いわく腱鞘炎もあるとのことですが、腱鞘炎にしては軽度のものです。

 孫の抱っこで右手首が痛くなった後に、右の急性腰痛が発症したということです。

 手首の上、手背の中手骨底には、第2~第3中手骨間と第4~第5中手骨間に「腰痛点(腰腿点)」というツボがあります。

 右手掌を上にしてお孫さんを抱きかかえる時、手指伸展で背中にあてがうため、手の甲の伸筋側で体重を受け止めることになります。

 膝を曲げ、腰を沈めて、体を密着させてから抱き上げれば別ですが、離れた距離で膝を曲げずに中腰で抱き上げれば、手首の伸筋側と上体を折り曲げる腸腰筋に負担がかかります。

 この繰り返しが手首と腰の痛みになったわけです。

 疲労をためて短縮していた腸腰筋の一部が裂けて急性腰痛の痛みとなったのでしょう。つまり、ぎっくり腰です。

 仰臥位の整形外科学的検査で、ゆっくりと股関節を屈曲させていけば浅い位置では痛みが出ず、深い角度になると痛み、急に足を下ろしたりすると傷が短縮から伸展に刺激されて痛みが出るのが筋肉の傷による腰痛という感覚を私は持っています。

 全身指圧をするとかなり症状は緩和されました。来る時は車の運転も不安なくらいだったそうですが、帰りに玄関を上がってきた時の病的な足の運びはありませんでした。

 傷があるケースでは傷が閉じるまでは痛みがあるので、傷を開かないように寝たり起きたりの動作や姿勢の変換は慎重に行い、歩けるようならば後ろに足を残して爪先で蹴ることが腸骨筋のストレッチになるので、痛みを出さないようにして積極的に歩きます。

 おばあさんの体力は落ちていき、孫は重りとしてズシリと重くなっていきます。

 重り(孫)のお守りで、ばぁばと呼ばれ、おばあさんはおばあさんらしくなっていきます。

 腰痛点と腰痛の関係をまざまざと診た症例です。

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2010年9月15日 (水)

整形外科の注射が効かなかった人にも指圧は効果あり。

 「頚から背中が痛くて、整形外科で注射を打ってもらったが効かない」という80代男性、脳梗塞後言葉は聞き取りにくいのですが、よく聴くとわかります。

 しばらく御無沙汰でしたが、以前には何度も指圧をしたことがあります。

 他の病気もあるので、奥さんとタクシーで病院を2ヶ所はしごしてきて疲れたということで、往診に行くことになりました。

 今時珍しく玄関のドアが大きく開いていて、80代の奥様が迎えてくれましたが、家の中に上がってからもずっと玄関のドアが開けてあったので、ここはいつも玄関を開けておく家なのだと思いました。

 仏壇と神棚がある和室でマッサージチェアに座っていた男性は「これはちっとも効かないんだ」と呂律の回らない口で苦笑します。

 布団が引いてあって、エアコンと扇風機がかけてあります。

 線香の匂い、小判の並んだ額、広重のレプリカの額、鑑定書の添えられた2本の日本刀、指圧をしていても悪くない環境だなと思います。

 子供の頃におばあちゃんの家を訪ねた時のような匂いがあります。

 猛暑もあり、脳梗塞後運動があまりできないので、頚から肩甲骨にかけての猫背のカーブが大きくなっています。

 この頚椎下部と肩甲骨間の隙間にフィットするマッサージチェアを作ることはおそらく無理でしょう。

 揉み玉は当たっても、指圧師のようにフレキシブルに菱形筋と起立筋を分けるようなタッチは期待できません。

 整形外科の注射が効かないのも、鎮痛と複雑に癒着した部位のストレッチは別物であるからです。

 それと心理的な問題。

 深刻な痛みを抱えた方は、私が丁寧に触れると特別深く感謝の意を表してくださいます。

 タッチはしっかりと密着し、圧刺激の体重移動は大きくならないようにして持続を長くします。

 脊柱のラインに沿って、僧帽筋の大きな菱形、菱形筋の小さな菱形、広背筋広く外側をというように、個別に筋肉を緩めていきます。

 横臥位、伏臥位、仰臥位と指圧をすすめ、後半は民社党代表選挙の結果を知らせに入ってきた奥さんも交えてお話しをながらの指圧でした。旦那様はウトウトしながら時々笑っていました。

 指圧が終わりお茶をいただき、お二人とも足が丈夫だった頃の西国巡礼話を聞いていると、寝ていた旦那様がトイレに起きてきました。

 血液の循環が促進され、腎機能が活発になって尿意が起こればこの指圧は成功です。

 開け放たれた玄関のドアから帰る時の気持ちのいいこと。

 昔はこんな感じだったなと思います。

 不審者のことなど考えず、近所はみんな知り合いで、玄関が開いている家が多かった。

 冷え性のお客様に合わせてエアコンを消して汗をかきながらの指圧よりも、よその家に出かけて快適に思うこともあるのですね。

 出かけるまでの準備があって、帰ってきてからも予約があると着替えたりなかなか面倒なことなのですが、あのお宅での指圧は余計な気を使わないですむオーラがあって助かりました。 

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2010年9月14日 (火)

モデルさんの背筋痛、腰痛。

 『顎関節症と腰痛』があるという女性、モデルの仕事をしているということで、仕事の姿勢が体の症状に直結していることがわかります。

 実際には顎関節症とまでは言えないと思いました。

 シェイプされた顔は下顎骨も細く、咀嚼筋も太くないので、硬いものを噛んだり大きなあくびをすれば、顎がずれやすいということです。

 細くて疲れやすい筋肉が下顎骨を引き上げているわけですから、疲れさせ過ぎないことと、左右バランス良く適度に使って少しだけ筋肉を太くするということが改善策になります。

 指圧を受けることも、セルフマッサージも、ストレッチの範囲を少しだけ上回るくらいの刺激をすればエクササイズとして適量刺激になると思います。

 腰痛ということでしたが、主には左背柱起立筋のこりが問題です。

 撮影の時にポーズをとって静止するという姿勢は、顔を見せるために背中を起さなければならないので脊柱起立筋を使います。

 左右どちらかに骨盤をひねるようなポーズでは、筋肉の細い左脊柱起立筋が早く疲れるのでしょう。

 これも左の背筋を緩める仰臥位で頚左回旋→両上肢180°外転→左膝を浅く曲げて骨盤を右回旋するストレッチをしてから、痛みがとれたら左背筋のエクササイズが必要になります。

 この膝を浅く曲げることで背中の上部のストレッチになることや、ウォーキングの時の踵からの着地に力が入っているために前脛骨筋が疲れやすいことなどを説明すると、よく納得できた様子です。

 モデルさんという仕事は大変なようで、サイズの合わない靴でも撮影の時には足を押し込まなければならず、外反母趾になる人も多いとか。

 サイズの合わない靴を履けば、坐骨神経を逆行的に刺激して腰痛になる恐れがあります。

 写真もたくさんポーズをとれば、坂本龍馬の時代の写真撮影に負けないくらいの時間、静止していなければいけないわけです。

 「激痛の小顔マッサージを受けるはどうか?」と質問があったので、その直後に撮影でもあれば別ですが、全く意味のないことだと答えておきました。

 つまりシェイプされた顔だから骨も筋肉も細く弱い、強刺激のマッサージを受けとめるだけの力を持っていないということです。

 それだけでなく人間の体は恒常性の維持のため大きく変えられてしまえば、危険を感じて元に戻ろうとする力が強く働きます。

 物足りないくらいがちょうどいいということ、体の維持に心を配っているモデルさんだからよくわかってくれたと思います。

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2010年9月13日 (月)

顎関節症と腰痛の関係。

 今日は御得意様の紹介で「顎がずれやすく、腰痛がある」という女性が指圧にいらっしゃるので、下調べをしていました。

 整体に通っているとのことですが、そこでの治療が思わしくないのでわざわざ遠いところから指圧に来ていただくわけです。

 その整体では何を見落としているのでしょうか?

 顎関節症は10代から30代までの女性に多く、原因は顎関節円板の不具合や、噛み合せ、片側や前歯で噛む習慣、肘枕などの悪い姿勢、ストレスなどが考えられます。

 腰痛があるということなので、姿勢の問題はあるでしょう。

 顎関節症では口を急に大きく開けないほうがいいので、あくびや歌を歌う時にも顎がずれることがあります。

 側頭筋、咬筋、内側翼突筋、外側翼突筋、すべての咀嚼筋は下顎骨を上に引き上げる働きがあります。

 柔らかい食べ物で育ってくれば咀嚼筋は弱く顎も発達しないので、硬いものを噛むことは負担が大きく、硬いものを咬むことで顎がずれやすくなるということがあります。

 弱い筋肉に大きな刺激は害になる、これは硬い食べ物もマッサージの強刺激も同じです。

 なるほど、施術の方針が見えてきました。

 整体で治る感じがしないならば、おそらくそこでは彼女に受け止められないくらいの強刺激であったり、適量刺激を超えた時間の施術をしているのでしょう。

 弱い筋肉や骨を育てていくというタッチができれば大したものです。

 “腰痛はおなかから”と言うように、逆張りの、遠回りの、めんどくさいことを、広範囲にやってみましょう。

 いつもどおりですね。

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2010年9月12日 (日)

藤原紀香さん、エステベッドを持ち歩くという受け手のこだわり。

 NHKテレビ『イキだね!わたしの東京時間』で、「ホテルのベッドは沈むから、エステベッドを持っていく」という藤原紀香さんの受け手としてのこだわりには感激しました。

 マッサージ師は地方でも手配できますが、ベッドが沈めば余程上手いマッサージ師でも何割も効果は削がれます。

 初めて頼むマッサージ師の技量が下手でも、せめてベッドが沈まなければ、受け手の感性による指示で、少しはマシなマッサージになります。

 藤原紀香という女優はアスリートのようだと以前から思っていましたが、藤原紀香として表に立つまでの影の努力は大変なことだと思います。

 おそらく藤原紀香の心身に変身するまでは、藤原紀香ではないのでしょう。

 ブランドとしての藤原紀香の体を維持するこだわりは、「張りのある表情を作るならトリのササミを、(シェイプしただったかな?)…顔なら豆腐など植物性タンパク質を…」、というコメントが即座に出てくることからも感じられます。

 感性の優れた受け手に施術することはセラピストとして喜びであると同時に、上手く合わせる事ができるかという少しの緊張もありますが、上手い受け手というものは、上手い受け方をして、セラピストを引き立ててくれるものです。

 藤原紀香さんに施術したことで成長したというセラピストもいることでしょう。

 専属のマッサージ師帯同ということではない地方での仕事には、エステベッドを持ち歩き続けていただきたいものです。

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2010年9月11日 (土)

他人の痛みはわからない、だから力で圧してはいけない。

 「指圧の後、股関節痛がとても楽になって歩けるようになったから…」と1週間後に指圧にいらっしゃった50代の女性、治したつもりになって指圧を進めて行くと、やはり股関節内転・内旋のストレッチでは痛みが出ます。

 他人の痛みを知るのはとても難しいということをあらためて思い知らされた症例です。

 30代の出産以後、股関節にはずっと違和感があったということなので、股関節周囲の筋肉を緩めることで歩きやすくはなったのですが、傷は残っているということなのでしょう。

 出産の時には仙腸関節周囲のぎっくり腰の症状を起しているということです。

 このケースでは、骨盤内と大腿骨頭周囲の血行促進をはかり、少し遠回りでも周囲の協力筋や拮抗筋を緩めながら、症状を改善していく必要がありそうです。

 典型的な下肢外側のこりはなく、簡単に矯正できるような関節のズレもない、長い間溜めていた症状の改善には時間がかかることが多いようです。

 他人の痛みですから、股関節内転・内旋のストレッチを通常通りやって痛みが出ても、こちらは予測できないことがあります。

 しかし、それではせっかく20年来の症状が改善されたという思いに冷や水をかけるようなもの、またゼロからやり直しになって、今度はうまくいかないかもしれません。

 大腿と下腿の後側をしっかりと両手で抱えて、小さくゆっくり内転・内旋させても痛みが出ることがあるわけです。

 自分の治ったという感覚と痛みを抱えた方の良くなった感覚は違います。

 黒澤明監督がアカデミー賞受賞式で「私は映画のことがまだわかっていない」とコメントしたそうですが、わかってきた人は“自分がわかっていないことがわかってきます”。

 まだもっと細かい感覚をわかることができそうです。

 力で圧す限り、他人の痛みは他人事のまま、繊細な感覚はわかりません。

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2010年9月10日 (金)

蚊に刺された痕の内出血。

 60代女性、左足首中央のツボ“解谿(かいけい)”の位置と、左前腕外側中央“四瀆(しとく)”の位置に10円玉大の内出血があります。

 予想通り転んだりぶつけたのではなく、蚊に刺された痕だということでした。

 60代を過ぎると真皮の結合組織が脆弱になり、今まではなにも起こらなかったような刺激でも内出血が起こるようになります。

 この女性の場合は掻き破ったのではなく、蚊に刺されたら指で“絞り出してきた”そうで、去年までは何も起こらなかったのに、今年は青黒い内出血の痕が残るようになったということです。

 蚊に刺された痕がたくさんある人にはこの夏何人か指圧をしましたが、蚊に刺された痕を“指で絞る”という人はそれほどいないでしょう。

 毒虫の対処法ですから、それほど蚊の痒みが強烈な方なのでしょう。

 私のように蚊に刺されないタイプの体では、想像するしかない世界です。

 すごく強く指で絞って内出血しているとしたら、老人性紫斑と言えるほどは結合組織が弱くなっていないのかもしれません。

 指圧は誘導作用によって内出血を早く治す作用があります。

 指で絞りたくなるくらいの痒みというのは、アレルギー体質が関与していることがあると思いますが、この女性の場合は花粉症などのアレルギーを持っているという検査結果はありません。

 カルテを見直していると、病歴に肝炎がありました。

 なるほど痒みと肝臓の解毒作用とは無縁ではないのでしょう。

 私は肝機能の数値が(それ以外もですが)悪かったことがないので、蚊に刺されにくいということがあるのかもしれません。

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2010年9月 9日 (木)

頭痛と関節痛が悪化しやすい気候。

 今朝のような大雨の後の気温の低下は、関節痛や頭痛を悪化させます。

 明け方に肘や膝の冷えを感じて目が覚め、あわてて布団を出したのでは遅く、今日は指圧やマッサージにかかりたいお客様が増える気象条件です。

 外を歩いてきましたが、温度の低いわりに湿度が高いので、冷房や除湿のエアコンをかけなければのぼせ、エアコンが効き過ぎれば冷えて筋肉が硬くなるということが起こってきます。

 のぼせれば片頭痛が起こり、冷えれば緊張性頭痛が起こります。

 毎日気象条件を確認し、毎日自分の体の各部位に問うてみる、指圧やマッサージに訪れるのはセラピストよりはるかに気候の変化に敏感な方たちです。

 夏のタッチから、今日は秋のタッチに変えなければいけません。

 明日がまた35℃を超える予報ですから、明日はまたタッチを変える必要があります。

 日没が午後6時より早くなり、真夏日もそろそろなくなります。

 自分の体では何でもない気候の変化でも、敏感な方の体には負担になることを考え、ならばどうすればいいかを考え、今日には今日のタッチを創造します。

 今朝ももう予約の電話が入りました。

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2010年9月 8日 (水)

椅子が合わなくて股関節痛が悪化することもあります。

 右変形性股関節症の60代女性、症状が悪化して指圧にいらっしゃいました。

 月に2回のペースで指圧を続けていますが、今までになく肩がこり、背中も硬くなっていました。

 連日の猛暑もあって、どこかに体の痛みがある方は外出するだけでも体に熱を溜めます。頚から背中にかけての熱は、筋肉の緊張があるため余計に高くなっていました。

 問診で椅子に座ると右足が少し浮いた感じで、右下肢長がいつもよりも短くなっていました。

 昨日は知人宅を訪問し、折りたたみのパイプ椅子に腰掛けて長い時間おしゃべりをしてきたとのこと、股関節周囲の痛みの悪化の直接の原因はその座位姿勢にありそうです。

 全身指圧をし、伏臥位から仰臥位に変る頃には肩から背中の筋肉も緩み、体温も下がっています。

 汗をかいた背中が冷えてきた感触なので、ここでエアコンの温度を1℃上げておきます。

 指圧後半では自分が快適な温度ではお客様は寒くなりますので、風向きの調節や温度の調節は気づいたらすぐするようにしています。

 下肢伸展挙上+牽引をすると右下肢長のほうがやや長くなりました。

 これは実際に使っているのは左下肢で、右下肢の短縮は股関節痛と前日の不適切な座位姿勢によるものと考えればいいでしょう。

 右下肢付け根付近に筋肉の緊張は集中していましたが、指圧+ストレッチで緩めていけば使い過ぎで起きた症状ではないので、比較的簡単に緩みます。

 全身指圧を終えると、ずいぶん楽になった様子です。

 出入り口の道路が狭いので、車を道路まで出す役目を仰せつかっています。

 前回は緩やかな下り坂をニュートラルのまま出ていかれたので、そのことを一言申し上げて、ギアがドライブに入ったのを確認してお見送りしました。

 いろいろな所を見ておくと指圧に役立ちます。

 小柄な体でびっくりするほどシートを前に出して車を運転し、指圧に来てくださるのです。

 いよいよ運転に支障が出るようになれば、あまり外で指圧をしないことにしている私ですが、御宅まで行かないわけにはいかないだろうと思っています。

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2010年9月 7日 (火)

バンドワゴン効果。

 バンドワゴンとは行列の先頭を行くバンドの乗った車のことで、“バンドワゴン効果”とは「流行っているという情報が流れることで、その選択の支持が一層強くなること」を意味します。

 「ガリガリ君」、「具入りラー油」、「ノンアルコールビール」など品切れが噂を呼んで、さらに品薄に拍車をかけた商品の売れ行きは、まさにバンドワゴン効果の賜物でした。

 バンドワゴン効果とは逆に、選挙で同情票が集まって当選するようなことを“アンダードッグ効果”と呼び、アンダードッグは負け犬を意味します。

 バンドワゴン効果とアンドードッグ効果を合わせてアナウンス効果と呼び、“サクラ”や作為的な情報操作もアナウンス効果になります。

 ブームは衰退するもの、ロングセラーになるものはほんの一握りです。

 残っていくもの、ずっとあるものの中には“本質的な需要”があります。

 指圧・マッサージで本質的な需要を“タッチそのもの”だとすると、見出しのような手技療法の種類や工程はブームのようなものです。

 “どの段取りで”という手順の練習ばかりで、“タッチそのもの”に工夫がなければ、世の中に受け入れられたとしてもバンドワゴン効果のようなもの、過大評価なら一回りした後に廃れます。

 大樹がただ木として生き続けるように、等身大の評価をされて存在し続けるうちに、セラピストの幹は太くなり、根がしっかりと大地を摑んで広がっていきます。

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2010年9月 6日 (月)

指揮者小沢征爾さんの背中。

 腰痛悪化のため指揮をする時間を短くした小沢征爾さんの背中を見ると、脊柱管狭窄症なのではないかと思います。

 立ち上がって指揮をする映像もありましたが、椅子が用意されていて、椅子に座ると症状が軽減される、猫背でいたほうが症状が軽いというのが脊柱管狭窄症の特徴です。

 指揮は肩が上がって腕を振ることになり、上半身の上下動でニュアンスを出すこともあるので、手を前で使う時の猫背が長年続いたことと、加齢的な脊椎や脊柱管の変性で腰痛が悪化したのでしょう。

 食道癌の療養をされていたことから、整形外科的以外の原因から腰痛が悪化することもありますが、そうでないことを願います。

 指揮者の職業病としては頚椎を傷めることもあり、指揮棒を振り続ける、手指を振り続けるということは、頚神経が束になった腕神経叢が刺激され続けるということで、つまりは頚や背中まで影響します。

 長年指揮を続けるということは大変なストレスを心身にかけ続けることだと思います。

 全ての楽器の楽譜を覚え、作曲者の意図を理解し、自分の解釈をのせて、個性的な演奏者たちをコントロールするのは大変なことです。

 指揮者などいらないと公言する一流の音楽家もいる中で、せめぎ合いながら、心も体も削って小沢征爾さんの世界を構築されてきたのでしょう。

 無理は禁物、短い時間で十分、椅子に座ったままでもいいと思います。

 小沢征爾さんには指揮をするという目標が、リハビリのモチベーションになっているのだろうと思います。

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2010年9月 5日 (日)

徒手格闘技の選手、普段は痛がり。

 試合を間近に控えた徒手格闘技の選手が、ぎっくり腰で指圧を受けた奥さんに勧められて指圧にいらっしゃいました。

 徒手格闘技は素手で闘うスポーツ全てが該当しますが、コマンドサンボのような武器を失った時の“白兵戦”を想定した格闘技であることがこの方の職業(伏せておきましょう)からうかがえます。

 右股関節の痛みは廻し蹴りをした時からだそうで、おそらく股関節の関節唇を傷めたものだと思います。

 以前に左膝関節包炎を起し、今でも膝蓋骨を動かすとぶつかる音があります。

 右母指と示指にも炎症があって拳を作ることに抵抗があります。屈筋腱の炎症ですからパンチのし過ぎで起こったことなのでしょう。

 主訴は背中から腰の痛み、指圧に来た目的は試合前の調整です

 問診と触診で椅子に座った時のひどい猫背が気になります。

 ファイティングポーズも猫背ですから、普段猫背にして体を緩めすぎると腸腰筋に負担がかかり続けることになります。

 右肩上部僧帽筋の指圧では筋肉の硬結に対して指圧らしい指圧をすると、とても痛がりました。

 同じ格闘家で以前指圧したキックボクシングの東洋チャンピオンもとても痛がりでした。

 試合ではドーパミン、エンドルフィンなどの脳内麻薬が活発に分泌されて打撃にも耐えられるのでしょうが、試合後の体は疲れ切って精神的にもより弱くなるのでしょう。

 しかし筋肉は酸素が行き届き、柔らかく鍛えられた極上品でしたので、使い過ぎなければ、そして衝撃的なパンチやキックをしなければ、とてもよく整った体です。

 受け手としての感性も優れていて、一点一点の指圧をよく味わい、身体感覚からの質問をいくつもぶつけてきました。

 こうして鍛えられた体には余計なタッチを残さないことが大切です。

 送り水のように、全身の血管やリンパの流れに少し力を加えてあげれば、後々も体の血行が患部を治療し続けます。

 ずいぶん体が楽になったようです。

 ストレッチをしても右股関節のコキッという音が出なくなりました。

 筋肉の使い過ぎは休めることと冷やすことなのですが、練習後の猫背は腰の負担になります。

 非日常と日常のギャップが大き過ぎるのは体にとってはストレスです。

 今度奥さんがいらっしゃったら「意外と痛がりだったこと」を伝えておきます。

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2010年9月 4日 (土)

右腰痛の後に左腰痛になることもあります。

 フラダンスのコンテストに向けて練習中という50代の女性、右腰痛が治ったと思ったら今度は左の腰が痛みだしました。

 フラダンスは適度な運動にとどめておけば骨盤体操になって腰痛を解消し予防するストレッチになるのですが、度が過ぎれば筋肉疲労が蓄積します。

 メンバーの中に腰痛でコンテストをあきらめた人が出たということですから、余程の猛練習をしているか、力の使い方が不適切なのか、基礎的な動きに問題があるのかもしれません。

 右の腰痛は使い過ぎだとして、右腰痛が治るまでは左の腰に負担をかける動きになります。

 右の腰(主に大腰筋)は傷めたことによって負担のかからない動きが習慣化し、左の腰に筋肉疲労が集中するようになって左腰痛になったということでしょう。

 腰椎前弯の増強があり、左下肢外側に痛みが走ることがあるということですが、全身指圧とストレッチ後に痛みは緩和されたので筋肉疲労だけの症状ですんでいたようです。

 この先には筋肉の断裂があるので、メンテナンスの時期がこれより遅れると2週間は顔を洗うにも大変痛い思いをすることになります。

 右の腰の筋肉は腰痛後に力を抜くことを覚え、左の腰の筋肉は急に負担が増えたので(筋肉も右と比べると細いので)早く疲れます。

 背中から見ることができれば胸椎の後弯増強、腰椎の前弯増強という腰痛姿勢は明らかなのですが、自分で背中を直接見れないことでいつのまにか姿勢が悪くなっていきます。

 ジェルマットを使っているとのことですが、起きた時に腰が痛いというので、腰椎の前弯増強に気づきにくくさせて、かえって腰痛に悪いということもありそうです。

 つまり見せかけの全身サポートのようなことになっていて、腰は浮いたまま寝ているということがあるかもしれません。

 一つ一つ状況を分析し、対話の中で解決策を提示していきます。

 こちらのアドバイスで一つでも頭に残ったことを続けていただければ、症状を緩和する手立てになるはずです。

 今回のケースはストレッチ後挙上した下肢を下ろす時に痛みがなかったので、運動量を減らし、運動後に冷やすなどのメンテナンスをすれば悪化は防げると思います。

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2010年9月 3日 (金)

リフレクソロジストの腰痛。

 30代のリフレクソロジストの女性が、左腰痛で指圧にいらっしゃいました。

 左腰から左下肢外側に痛みが走ります。

 症状と座位での触診で、ほぼ左腸腰筋に(おそらく腸骨筋ではなく大腰筋に)傷ができているだろうと感じました。

 つまり腰椎棘突起や左腰部脊柱起立筋に慎重に圧を加えていっただけでは痛みを再現しない、腰椎椎体~骨盤内~大腿骨上部内側の小転子、までの間の傷です。

 この腰痛の原因は、リフレで施術する時の座位姿勢にあると考えられます。彼女の場合は座位では股関節を開き、左の殿部に体重をかけています。

 座位で股関節を屈曲させるだけでも腸腰筋を使うことになります。

 下半身の安定のためには股関節外転が、下半身を楽に使うには股関節外旋が加わります。

 問題はリフレで足裏に圧をかける時に前屈みになってしまうことです。

 上半身が前に倒れる時にも腸腰筋には負担がかります。

 前屈みにならず、『脊柱起立筋を使って背部を起し、腹筋も使って腰椎前弯の増強を抑える』ことができるようになると、腸腰筋の負担は軽減されます。

 これはリフレでもボディマッサージでも腰を傷めないための重要なポイントですから、是非ともマスターしていただきたいと思います。

 肘を伸展から屈曲させるような圧し方では猫背になるので、肘を伸ばしたままむしろおなかを引っ込めて背中を反らせるような、等尺性収縮の上肢の使い方をすると、母指を支えとして体を起していることになるので垂直圧の体重移動となり、小さな力を大きく使えるようになります。

 全身指圧をし、腸腰筋はストレッチされて傷が閉じたのか、痛みは再現されなくなりました。

 座位で座っていただいて仕上げをする時には、右殿部のほうに体重がかかるようになっていました。

 こちらの話を理解しようと熱心に聴いてくれたので、おそらく新しい身体感覚のもと、素晴らしいリフレクソロジーの施術で多くの方をリラックス、リフレッシュさせてくれることでしょう。

 しかし本当に施術の身体感覚を自分のものにするまでには何年もかかります。また微調整は常に必要です。

 “何となくわかった”でいいのです。それだけでも施術を続けていく資質があると思います。

 

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2010年9月 2日 (木)

美白と骨粗鬆症。

 昨夜の日本テレビ『世界仰天ニュース』では“美白にこだわり過ぎて骨粗鬆症”になった女性をとりあげていたようです(見ませんでしたが…)。

 骨を丈夫にするにはカルシウムの摂取だけでなくビタミンDと運動も必要で、人間の体は日光に当たることでビタミンDを作ります。

 紫外線を避け続け、外での運動もしなければ、肌のしみや黒ずみはできにくくなりますが、骨は脆くなります。

 きのこなど食事からビタミンDを摂るだけでは、人間の体を支え運動の根幹となる骨を養生することにはならないのです。

 私も文科系ですから体育会系でなくて結構なのですが、人間の体は動かせる方向に動かしておかないと衰えます。

 骨には骨の役割をさせること、つまり体の①支持②運動③保護④電解質の貯蔵⑤造血作用、を続けていかなければなりません。

 美白もほどほどのところにしておかないと、命を縮めることになります。 

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2010年9月 1日 (水)

幼児を連れてぎっくり腰の指圧に。

 右の急性腰痛で予約の電話をいただいた3才女児のお母さん、預かってもらえなかったということで子連れの指圧です。

 仰臥位でおなかの指圧から始め、股関節を動かしてみるとぎっくり腰(右腸腰筋挫傷)のようです。

 慎重に動かせば股関節の動かせる方向もあるので、傷は小さく、中等度の症状だと思います。

 伏臥位では仙骨上から指圧をしても骨盤内に響き、右骨盤外側には関連痛の圧痛点が存在します。

 右仙腸関節や椎間関節の亜脱臼ではない感触です。

 この場合は筋肉の線維が裂けている傷のようですから、指圧をしてすぐに治るということにはなりません。

 足枕や円形枕を運んだり、アロマミストにアンパンマンの人形をかざす女の子の相手をしながら、お母さんにはごく軽い指圧で全身を緩めていきます。

 頭部にはむくみがあり、微熱もあるようです。

 母娘で風邪気味でもあり、お母さんは2~3回「そんなところを開けないの!」など叱っていましたが、指圧中にはウトウトと緩む時間もあったようです。

 子供と遊びながら指圧もするという状況はたまにあるのですが、子供を安心して預けられるようなら連れてはこないでしょうから、『子供がアロマの水をこぼしても平気』な感じくらいだしておくと、お母さんは何とかリラックスすることができます。

 気兼ねして預けるよりは側でピョンピョンされていたほうが、ぎっくり腰という状況にあってもましかもしれないのです。

 抱っこでぎっくり腰の一因となっただろう張本人は一時間と少しチョロチョロしてくれましたが、指圧後のお母さんはスッキリしたとのことでした。

 帰り際、お母さんがトイレに行っている間、お子さんにも指圧をしておきましたが、指圧というものがあることを知っておくことは子供にもプラスになると思います。

 是非子供がピョンピョンする中でぎっくり腰の指圧をしたいとは思いませんが、こういう指圧もあっていいなと思います。

 女の子が帰る時に「また遊ぼうね!」と言っていました。

 デジャブのように、こういうことは時々あります。

 

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