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2010年10月26日 (火)

便秘はトイレで頑張っても効果なし、その説明。

 便秘の方は多いもので、肩こりと便秘がセットになっている女性に指圧をする機会もたくさんあります。

 肩こりと便秘は何故セットになって起こるのか、便秘はトイレで頑張っても効果がないと何故言えるのか、そのあたりが的確に説明できないと施術も間違っている可能性があるので説明しておきます。

 肩こりは筋肉が緊張して硬くなり、血管が収縮した状態ですから肩こりがあれば体は交感神経優位の状態に傾きやすくなっています。

 消化管運動は副交感神経優位で促進されますから、交感神経優位の状態では便通は停滞します。

 トイレで力を入れて頑張れるのは運動神経支配である外肛門括約筋のみで、その末端の局所に力を入れ続ければ充血して、痔になります。

 第1胸髄~第1仙髄の範囲から伸びていくのが交感神経なので、肩こりがあれば肩こりを緩めた後、背部の緊張を緩め、その後全身性の気持ちの良いタッチをしていくことで消化管の活動は促進され便通が促されます。

 おなかにも気持ちの良い刺激のタッチを行います。強く圧すのは胃腸が副交感神経支配であることを考えれば逆効果です。

 消化管は自分の意思で動かすことのできない自律神経の支配ですから、自分の力で出そうとしても動くのは外肛門括約筋ばかりで、後から続いてくるものを期待しても残念な結果になります。

 指圧・マッサージの際にこれくらいの説明ができて、気持ちの良い全身性のタッチができれば、だいたい翌日には快便ということになります。

 外肛門括約筋が運動神経支配だからトイレが我慢できるわけです。ここが副交感神経支配だとしたら、温泉や指圧でリラックスしたら大変なことになります。

 肛門を開く方向に力を入れても便通は促されないということから考えると、むしろ肛門を締める方向に力を入れてみると、チェンジアップ効果で体の予期せぬ副交感神経へのスイッチとなることがあります。

 昔、浅草の見世物芸でおならを連発する人がいたそうですが、ヨガの行者さんでも、肛門から空気を吸うイメージで腸の動きを促進できるということはあります。

 他人には見せられませんが、仰臥位で膝を曲げても、四つん這いでもいいですから、腹式呼吸をしながら肛門から空気を吸うイメージで肛門を開け締めすると、ガスが便通を促すということができるようになります。

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