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2010年12月20日 (月)

陥入爪、ペンチで切取り大騒ぎ。

 先週続けて3日指圧に来た70代の女性は、陥入爪を旦那様にペンチで切り取られるというとてもホラーな目に遭ったようです。

 『“右母趾が痛い、何だろう?”と、たまたま来ていた親戚の男性に見せたところ、爪が食い込んで腫れているということがわかり、旦那様が物置からペンチを持ってきて、親戚の男性に押さえつけられて、「やめてくれー!」と叫び声を上げる中、爪を切り取られた』という、絵が浮かぶスプラッターホラーなお話しです。

 この男性二人とも指圧をしたことがあるだけに、決して悪い人ではなく、むしろおだやかなオジサンたちなので、何故そんなことをやる気になってしまったのか?

 その場の空気による集団心理みたいなことなのでしょうね。

 血が噴出し、病院に行って、当然そんなことをしてはいけないと怒られ、抗生物質が5日分投与され、3日目からの指圧です。

 1日目はその時の恐怖の話が主で、体は強く緊張していました。

 旦那様にも親戚の男性にも強い口調で怒っていましたが、「悪気はないから…」などとなだめながら指圧をするうちに、血管が拡張し、怒りもおさまってきたようです。

 「明日も来ていいか?」と尋ねられたので、「抗生物質の服薬中は細菌を叩くことがまず大事で、指圧に来なくてもいいですよ。どうしても心配なら電話してください」

 そして“どうしても心配”だったとみえて、翌日、翌々日の指圧となりました。

 また器用に場所を換えてこりを作ってきてくれるので、指圧としては楽でした(こりがない体を扱う時は難しいと思っておかないと余計なことをして傷つけてしまいます)。

 抗生物質の副作用である胃腸症状と食欲不振で、勝手に服薬を中止したのを再開させることができたのも良かったと思います。

 抗菌にはある程度の薬量を維持する必要があって、医師は病状と経験によって投薬量を決めています。

 胃が荒れることがあっても服薬を勝手にやめるべきではありません。どうしても胃の症状が辛ければ再診に行けば胃薬が出ると思います。

 抗生物質によって腸内の善玉菌も死にますから、今後ヨーグルトなどを食べて腸内細菌叢の再構築をする必要もあります。

 指圧では血行促進によって傷の早期回復を促し、他動的に消化活動を促進することができます。

 効果があったからこそ3日続けて来てくれたのですが、まぁこのケースなら1回指圧をしておけばそれで十分ではないかと思います。

 “もっと良くなるような気がする”という期待に応え続けるには広い視野でアプローチしていくことが必要で、連続の指圧では昨日しなかったことをしていくということが、体の負担を減らします。

 指圧3日目が投薬5日目で、服薬中止もありましたが、お医者様の予想通りにとても良くなっていたと思います。

 指圧をしたことは病院で言わなくていいので、残りの薬をしっかり飲んで、再診で安心できることをお祈りしています。

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