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2010年12月24日 (金)

点滴よりも指圧が効くことがある。

 昨日は休日のような、休日でないような、前日往診の予約があるために断った方が指圧にいらっしゃいました。

 80代女性、右肩から指先にかけての痛みが主訴で、昨日は整形外科で点滴をしてきたそうですが、その後も痛みは続いて、指先までの痛みは悪化したようで寝込んでいたということでした。

 この女性は水曜日に電話をかけて来ることが多くて、水曜日はだいたい外で仕事をしているので、ややこしい感じになって申し訳ありませんでした。

 右腕がむくんで、右手の静脈が膨らんでいたので、点滴が十分に吸収されずに血管が破れて漏れたり水腫や浮腫となってしまったのかもしれません。

 整形外科の点滴よりも指圧が効くということはあって、つまり点滴の針が交感神経を刺激してしまえば、それだけで高齢者にはより大きな負担となってしまうこともあるようです。

 原因は菊の剪定、はさみの使い過ぎで、右肘の「曲池」、その2寸手関節よりの「手三里」、右前腕屈筋群、右大胸筋などの圧してみて本人が始めて自覚する痛みは、手の使い過ぎによって起こる筋肉痛の典型です。

 それらプラス背中が曲がっているので頭の重さが肩にかかるなどで肩上部の肩こりもあり、今本人を悩ませている右指先までの嫌な痛みは、指圧に良く反応する短時間にできた筋肉の使い過ぎの典型です。

 足をあまり動かさずにはさみを使うので、下半身の筋肉は使わな過ぎという上下のバランスの悪さの是正も、症状の改善には欠かせません。

 左大腿後側の坐骨神経が脛骨神経に直進していくラインと外側の総腓骨神経に分かれるラインに痛みがあるので“左膝は軽く曲げていた”、下腿三頭筋のアキレス腱になる手前のヒラメ筋が硬いので“右足は軽く爪先立っていた”ことがわかります。

 年齢的に筋肉が細くなってきていますから、こるのも早いですが、そこそこ緩むのも早いということになります。

 車で送られてきて、全身指圧後は「楽になった」と歩いて帰っていかれたので、十分に効果があったようです。

 ざっくりと点滴で鎮痛薬を送り込むことよりも、部位毎に適量刺激のタッチをし、緩んだところで関節運動をしていくと、とても良くなることがあるという症例です。

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