こたつにずっと入っていると大腿前側がこることも。
昨夜から雨が続いて、今朝外を歩いていると梅雨の寒い日のように空気が蒸してました。
こんな日は片頭痛が起きやすくなります。週末ですし、片頭痛薬を処方されている方は我慢しないで早目に薬を飲んでおいたほうが後々が楽です。
敏感な方はこの気候の変化を昨日のうちに感じ取っています。
70代女性、坐骨神経痛があり、左下肢後側と外側の神経症状が悪化して指圧にいらっしゃいました。第1趾にしびれた厚ぼったさがあるとのことです。
昨日は一日中こたつに入っていたとのこと。
こたつで長い時間膝を伸ばしての猫背でいると、肩こりになり、下肢の血流も悪くなって坐骨神経症状は悪化します。
高齢者で骨粗鬆症があって身長が縮んでくると、こたつの高さでさえ、手を置く、前腕を乗せる、肘をつくなどで、肩が余計に上がって僧帽筋や肩甲挙筋がこってきます。
この女性の場合は左下肢に坐骨神経症状があるので、右側に体重をかけるように座っていて、右大腿四頭筋が非常にこっていました。
左の症状をかばうために対角線上の反対側にこりが生じるということは、いつも注目しておかなければいけません。
右大腿四頭筋起始部下前腸骨棘下に今回のポイントはありました。左大腿後側膝上の大腿二頭筋の坐骨神経症状との対角線です。
主訴をかばうために本来は悪くない部位が悪くなっていた時には、その血流を改善することが主訴の緩和に大きく貢献します。
全身指圧後、症状は緩和できました。
もしこのこたつが掘りごたつだったなら、膝関節屈曲になりますからから、右大腿後側に対角線のポイントができたことでしょう。
症状の悪化に早く気づいて私の指圧を選択していただけるというのは有難いことですし、そういう方は皮膚感覚の肥えたコワイお客様です。
ずっとジャムセッションでプレイを続けている気がします。
今雲間から太陽が顔を覗かせました。もうすぐ今日のセッションが始まります。
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