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2010年12月16日 (木)

具体的なワンタッチの技術を伝えることと心を伝えること。

 『何を伝えるべきか?』、タッチについての質問を受けると、その後プラスになって社会的にも貢献できることを考えます。

 自分が普段していることが良いことであれば、それを伝え、残していくことまでが仕事です。

 例えば、手関節掌側で尺側の心経の便秘のツボ『神門』の圧し方。

 指で圧し込むのではなく、母指の先端を豆状骨の際で尺側屈筋腱の橈側に突き上げるように当てて、手関節を掌屈させれば、指力に頼ることなくツボを捉えることができます。

 痛く刺激するのではなく、尺骨と豆状骨の間に隙間を作るイメージで刺激することができると、ストレッチにもなり神経の伝達にも血流にも良い影響を及ぼすことができます。

 例えばおなかの指圧。

 背中から、側腹部から、おなかの上からと、全方向から圧がかかってこそ、下垂した内臓が上がっていきます。

 骨盤を寄せる、ウエストを絞る、軽擦、圧迫、軽い手掌柔捏、振動圧など、刺激の部位、方法、種類、深さ、テンポなどによって(下がった)内臓をストレッチさせるということがおなかの指圧には盛り込まれています。

 おなかには筋腫があるかもしれない、病気があるかもしれないと考えて、ふわりと密着させて、持続させる、船のレーダーソナーのように円錐状に深くなるにつれて拡がっていく圧刺激をすることを目標とします。

 「手を移動させない勇気と自信を持つこと」。

 「自分が何かを仕掛けるのではなく、緩んでくるまで待つこと」。

 タッチセラピーは受け手との共同作業です。

 自分が何かをしようと意気込むのではなく、受け手の体、人間の体のパフォーマンスを信じる修養が必要です。

 昨日は原宿表参道校で講座をしていて、自分の体から出て来る言葉に、自分が一番勉強になりました。

 タッチは結果ではなく、一つ一つのタッチそのものに幸福感を乗せられるかという過程が大事です。

 施術の終わりがタッチの結果ではなく、タッチの効果もはもっと後まで続いていきます。

 それを信じること、人間の体に備わっている力を信じること。

 東洋医学の優れた面を残しながらも、現代の医学で認められないようなものであってはいけません。

 

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