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2010年12月17日 (金)

「“中村天風”って知ってる?」

 友人から「“中村天風”って知ってる?」と尋ねられました。

 友人が仕事で付き合いのあるカメラマンに「大阪で個展を開くので手伝ってもらえないか?」と言われ、その話しの中で出てきたのが“中村天風”だということでした。

 カメラマンが今はまっているという“中村天風”、どこかで見た記憶があり、これは知っておくべき人物だから話しに上がったのだろうと思っていたら、その週のうちに『天風哲学実践記 尾身幸次 著 PHP研究所 ¥1300』という新刊本を新聞の書評で見つけ、これも何かの縁だろうと購入して読んでみました。

 著者は元衆議院議員で財団法人天風会の理事長ですから、中村天風の教えを世に広めるという立場の方です。

 著者の自伝的な部分も含みますが、この本を読むと“中村天風”がヨガをベースにした心身統一法、健康法を体得し、世に広め、政財界の歴史的なVIPに支持され、今日でも天風の教えが天風会として継続して支持されていることがわかります。

 中村天風は神経反射の調節として、“クンバハカ密法”を重視しています。

 クンバハカの密法とは、①肛門を締める、②下腹部に力を充実させる、③肩の力を十分抜いて下ろす、この3つを三位一体として同時に行うことです。

 ヨガでも指圧でもアロマでも、人間の心身を快適に保とうとすると、同じようなことに行き着くものです。

 肛門を締めるというのがヨガ的、東洋医学的ですが、運動神経で意識的に使うことができる外肛門括約筋を締めることと、下腹部に腹圧をかけることによって、副交感神経性の内臓の働きを促進させるという、解剖学的・生理学的なアプローチでもあります。

 肩を下げるというのは、僧帽筋と肩甲挙筋を弛緩させ、交感神経の緊張を緩めることになります。

 心身一如の考え方など、天風の教えは鍼灸師、あマ指師には納得できることもたくさんあると思います。

 護国寺に縁が深いようなので、“中村天風”は護国寺で見たのかな?

 日露戦争の時に諜報活動に従事し“人斬り天風”と呼ばれたとか、若き日に正当防衛ではあったが人を殺してしまったとか、孫文の辛亥革命で中華民国最高顧問として活躍し財産を得たとか、物凄い方のようであります。

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