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2011年2月17日 (木)

頻脈でも下がればよい、徐脈でも上がればよい。

 昨日は原宿表参道校で「脈拍を下げる」というテーマで講座をしてきました。

 人間の体には“脈拍を下げることのできる”タッチングポイントがあります。

 ①前頚部の胸鎖乳突筋上部内縁の頚動脈洞の指圧と②眼球の掌圧は、迷走神経を介して心臓の洞房結節に刺激が伝わり、心拍数を減少させるので脈拍を下げることができます。

 この2ヶ所は強い反射を起す特異的なポイントで、それ以外にも胸髄以下の交感神経支配の部位の緊張を緩めることや、前頚部以下胸腹部の迷走神経支配領域や、第2~4仙髄から出る骨盤神経支配領域の下腹部や殿部を刺激することでも、脈拍を下げることができます。

 背部をさらに緊張させるような刺激をしては、リラックスすることができないので、脈拍は下がりません。

 セラピストとしては頻脈と徐脈のことも理解しておきたいものです。

 頻脈は1分間に脈拍が100以上、徐脈は60以下と定義されています。

 しかし1分間に120以下で施術中に脈拍が下がっていくようならば、大慌てで騒ぎ立てなくてよいということ、徐脈も治療が必要とされるのは40以下ですから、60以下でも脈拍が上がっていくようならお客様の不安を煽るような言動はNGです。

 当然、徐脈の人に対して癒し系のまったりとしたタッチを行ってはいけません。

 徐脈の方を余計にだるくしないために必要なのは、強さではなく、少し速めのテンポです。

 今朝は時間前に調子の悪いお客様がすぐに指圧に行きたいとのことですので、ひとまずここまでにしておきます。

 

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