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2011年2月12日 (土)

下肢が細くなった→左母指球の痛み、夜中にトイレに起きることと結びつけて考える。

 60代女性、主訴は左母指球の痛み、雑巾をしぼったり、ペットボトルの蓋を開ける時のボトルの支えで痛みがあります。

 1ヶ月ぶりの指圧ですが『下肢が細くなったなぁ』思いました。

 デスクワークで細かい数字を見ることが多く、目が疲れるということです。

 加齢的に背中は丸くなってきていて、肩上部は左の肩の方が硬く、夜中にトイレに何度か起きて、トイレに行った後は眠るまで1時間かかるそうです。

 左母指球の痛みはいつもではないので、左肩関節周囲が柔軟になれば症状を緩和することができるはずです。

 左母指球の痛みは使い過ぎで起きたとは考えられず、左手、左上肢がいつも机の上で同じ姿勢であまり動かないことに原因の一つがあります。

 もう一つ考えられる原因は、エストロゲンの減少によって起こった腱鞘炎です。

 夜中にトイレに起きるのは、日中にあまり歩くことがないので、下肢がむくんでいることが原因です。

 寝て、重力の影響が軽くなったことで、下肢から血液が戻ってきて腎臓が尿を活発に作り、夜中にトイレに行きたくなって睡眠の質が悪くなっています。

 猫背姿勢を正して、日中に下肢の筋肉を使っておくと、肩こりが緩和され、左母指球の痛みも血行促進によって解消されていきます。

 日中にしっかりと歩いておけば、下肢の筋肉のポンプ作用によって、むくみが緩和され、就寝後のトイレの回数も減ります。

 指圧中、よく眠りました。

 肩関節が柔軟になったので、腋窩や鎖骨下での血管や神経の圧迫からも解放されたはずです。

 左母指球が腱鞘炎であっても、指圧をさせてもらえない痛みではないので、全身の血流が改善されれば、悪化させることなく腱鞘炎と付き合っていけると思います。

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