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2011年2月16日 (水)

右肩痛で激しい運動をしてはいけないとお医者様に言われたそうですが…。

 総コレステロールの数値が高く、コレステロールを下げる薬を飲んでいた女性、右肩が痛くなって腕を上げにくくなり、薬の副作用ではないかと考えて、医師に「服薬をやめたい」と言ったようです。

 医師は「そんなことはない」と言ったそうですが(私もそう思いますが)、コレステロールの数値が下がっていたのでコレステロールの薬を中止したようです。

 その時に「右肩を激しく使うような運動をしないでください」と言われ、心配になって、今度は私の所にやって来ました。

 右肩を動かしてみると、前方挙上90°付近で痛みが出ますが、そのぶつかりを慎重に越えると、180°まで腕が上がります。

 おそらく小さな傷が肩関節下にありますが、五十肩というほどの症状ではありません。

 ここの所の冷え込みや降雪で肩の周囲の筋肉が硬くなり、血行不良で小さな傷が痛んでいるのでしょう。

 猫背+肩関節内転・内旋で右三角筋前部と右肩甲下筋が緊張し、右前頚部、右側頚部の緊張で右頚動脈の脈が弱くなっていました。

 全身指圧、ストレッチ後、来た時よりも肩のぶつかりが少なくなり、右肩が容易に上がるようになりました。

 私はそのお医者様のことを、患者の意見を聞いてくれる物分りのいい方だと思いました。

 「右肩を激しく使わないように」というアドバイスも、整形外科やリハビリの専門家ではないとしたら悪くありません。

 言い方が厳しかったのかもしれませんが、「これではもう一生スポーツができない」などと深刻に考えてしまうのはいらないことだったのです。

 右頚動脈の脈の弱さは、動脈硬化が考えられる年齢なので、コレステロールを下げる薬の処方も正しかったと思いました。

 うちのように肩関節の前後左右、頚、腋窩、そして全身を緩めて、ストレッチもして動かせるようにしていくということまでは、忙しいお医者様は考えてみたこともないと思いますので、あまり低く評価しないでさしあげていただきたいと思いました。

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