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2011年2月 9日 (水)

顔のアトピー性皮膚炎に氷で冷やして効果あり、免疫抑制外用薬プロトピックの副作用が疑われるケース。

 顔のアトピー性皮膚炎に悩む女性、免疫系の働きを抑制して炎症を抑える「プロトピック」を医師から処方されて外用しています。

 アトピー性皮膚炎は、抗原の侵入に対する防衛反応が過剰になって起こる皮膚の炎症ですから、免疫系の働きを抑制してしまえば、炎症を鎮めることができるわけです。

 しかし、この「プロトピック」の使用上の注意には、皮膚の免疫の働きを抑制するために“感染症にかかりやすくなる”という副作用が記載されています。

 感染症の中でも毛穴にブドウ球菌が入って炎症を起こす「毛のう炎」の発現率は使用者の12%に上るという報告もあるようで、この女性はプロトピックを外用中に、顔に「瘍(よう=いくつもの毛穴が化膿した状態)」ができました。

 顔の灼熱感やヒリヒリ感は使用者の7割に発現するという報告もあり、彼女はそれにも悩まされています。

 アトピー性皮膚炎の憎悪期には、皮膚のバリアーが弱くなって薬の血中濃度が高くなるので使用には注意が必要だということで、プロトピックを2週間使用して症状の改善が見られない場合は使用を中止するということになっています。

 またリンパ腫や癌の発現リスクが完全に否定されている薬ではありません。

 このように書くと怖い薬のようですが、患者は医師に薬を処方されたら、まずは医師の指示を守って使うべきでしょう。

 ちょっと気になるのは、患者に理解できるような副作用の説明があったとは思えないことと、漫然と同じ薬を処方し続けているのではないかということです。

 プロトピックが体に合わないようだという訴えを前回の指圧の時に聞いたので、指圧後に「氷で冷やしてみては?」と提案しておきました。

 雪国美肌の法則ですね。

 寒さで冷えて収縮した血管は、やがて自らの力で拡張して血行を改善しようとします。

 言わば顔の血管のスパルタ教育です。

 提案したこちらは忘れていたことでしたが、実際にやってみたそうで、今回指圧にいらしゃったその顔は、肌の色艶が良くなって、盛り上がった小さな湿疹やいくつかあったできものが目立たなくなっていました。

 人間の体の中には治す力があるのですね。

 もちろん、ストレスケアや食事、運動、睡眠、スキンケアなどの基本的な生活への見直しがあってこその「アイシング効果」だと思います。

 

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