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2011年2月 3日 (木)

「滝行で冷えた体を温める」というテレビ番組を見てわかること。

 一昨日の夜に、フジテレビの番組で「滝行で冷えた体を温めるにはどうすればが効果的か?」という実験をしていました。

 足ツボマッサージや足湯などもありましたが、一番効果的だったのは「裸で抱き合う」ということだったようです(お笑いコンビの相方同士でしたが)。

 体温の36℃前後が、冷えた体を温めるのに効果的だというのは納得できます。

 ぬるま湯の全身浴なら、もっと効果があるはずです。

 足湯は寒い環境で足だけを温めてるわけですから、全身が温まるまでには時間がかかります。

 ましてや滝行を終えたばかりのフンドシ姿では、時間をかけてもそうは温まらないでしょう。

 足ツボマッサージは、足を強刺激し、血管を収縮させて、足の血行を促進させているだけなので、全身が温まるということに関しては、全身のマッサージに劣ります。

 ぬるま湯のように、人肌のように、全身性、ということが血管拡張→冷えの解消には効果的です。

 強刺激は血管を収縮させる→交感神経が優位になる→冷えの解消にはつながらないということはタッチング理論の基本です。

 熱いお風呂も、血管を収縮させるので意外と芯まで温まらないのは同じことですね。

 昨日の飯能の生活の木の講座では、「スポーツで疲れた子供の肩や下肢は温めていいのか?」という質問がありました。

 答えはNO、「筋肉の使い過ぎでの疲労は、炎症や充血があると考えられるので、冷やす」が正解です。

 野球のピッチャーが登板後に行うアイシングがこれですね。

 急性の炎症部位に強い刺激のタッチをしてはいけません。

 毛細血管が破れていれば炎症が拡がってしまいます。

 誘導的な軽擦程度にし、熱感や痛みがある部位には触れなくていいのです。

 血管拡張には持続的圧迫をして血管を収縮させれるのが良いからといって、急性の炎症にも持続的圧迫をしてしまうのは間違いです。

 熱を感じたら冷やす、慌てずに冷静に考えてください。

 

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