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2011年2月 5日 (土)

頭痛のツボ“列缺(れっけつ”が前腕遠位橈側の腕橈骨筋腱上にあること。

 四総穴の一つ、“頭項に効く”肺経のツボ『列缺』が前腕遠位橈側(掌側手関節横紋から1寸5分橈骨茎状突起上)の“腕橈骨筋腱”にあることを考えてみましょう。

 “頭項”ですから『列缺』は“うなじ”のある後頚部から頭部に向かって効果をはっきするツボだと考えます。

 腕橈骨筋は上腕二頭筋と同じく、肘関節を屈曲させる時に働きます。

 また前腕を回内位から中間位に戻す、回外位から中間位に戻すという働きもあります。

 ドアノブをひねる動作が回内位から中間位へ戻す動作で、普通この時には肘を曲げています。

 ドライバーを使ってネジを回す動作でも腕橈骨筋を使います。

 これらは肘屈曲で手仕事をする動作ですから、目で対象物を追うために、この動作中は頭頚部は前屈し、猫背になっています。

 手仕事姿勢では肩が上がるので、僧帽筋、肩甲挙筋の緊張が続くと、後頚部から頭部へ向かう椎骨動脈の血流が悪くなって、緊張性の頭痛が起こります。

 面倒臭い思考の手順ですが、肺経は肩関節内転・内旋+肘屈曲の手仕事姿勢で緊張し、それが続くと肩こりから緊張性頭痛となります。

 腱には腱紡錘という筋肉を緩めるセンサーがありますから、腕橈骨筋腱上の『列缺』を指圧することは腕橈骨筋だけにとどまらず肺経の緊張を緩めることになり、頭痛を緩和します。

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