肩関節の単独方向の運動が意外とできない。
昨日の夜に指圧をした40代の女性は、「テレビの体操を見ながら一緒にやると肩がボキボキいう」と言ってやって見せてくれました。
テレビ体操って複合運動なんですね。
肩関節の前方挙上だけ、しかも始めは小さくとか、一方向の関節運動の関節可動域を徐々に拡げていき、後方挙上、外転、内転、外旋、内旋と緩めてから複合的な関節の動きをすれば派手にボキボキとはなりません。
上肢を横に振って『おまえは欽ちゃんか!?』とツッコミたくなるようなウォーキングをしている人を時々見かけますが、あれは何かのウォーキングの流派かと思っていましたが、肩関節が硬いだけなのかもしれません。
そうするとかえって根は深いですね。
肩を後ろに振っているつもりでできていないような高齢者は体が硬いので、中心となる腰の負担が大きくなっていそうです。
坂道の上りで、肩を後ろに放り投げる意識で手を振ると、これが四足歩行になるので下肢の負担が減って非常に楽です。
40代の女性で意識できていない肩を緩めるための肩の動かし方、今朝擦れ違ったリュックのおばぁちゃんは腕を横に振っていたので、坂を上るのが大変そうでした。
ちょっとしたことなんですけど、お客様にやっていただくと足の運びを助けるように上肢を使うのは難しいようです。
自分の体の関節の動きを一つ一つの可動方向にチェックできれば、もっと肩こりや腰痛は減るのに…。
そこまで考えてチェックするのは、自分が大好きなセラピストくらいですか?
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