スパイクラベンダーのアルツハイマーへの効果か?
昨日は指圧にアルツハイマーの旦那様が付いてきた方がいました。
旦那様の症状は進行しているようで、徘徊もあるようですが、それ以外は奥様から離れたがらなくなっています。
その前に指圧をした男性が嗄声(させい=しわがれ声)で(喉の検査をしたところ異常はなかったとのこと)、電話の声を聴いてスパイクラベンダーを芳香浴に使っていました。
スパイクラベンダーはカンファーが主成分で呼吸器系の症状を緩和します。
その嗄声の男性は統一地方選挙で声を出し過ぎたようで、全身の疲れに指圧すると、だいぶ蘇ったようでした。
その後やってきた疲れた奥様と、アルツハイマーの旦那様。
旦那様は病気になる以前から知っていますが、目が必要以上にギラギラしている感じがします。
奥様の疲れの原因は旦那様ですから、指圧についてこられてイライラした感じがありました。
始めは旦那様も落ち着きがなく、「何時になったら帰るんだ」と何度も同じ事を奥様に聞きにきます。
待合室の椅子で落ち着いている感じもなく、外へ出たり、トイレに行ったり、指圧を見にきたりしていました。
『この背部の緊張があれば、眠れなかったり、胃腸の具合が悪いだろう』と思いながら指圧を進めていくと、旦那様が椅子でおとなしくなり、それとともに奥様の体の緊張も緩んできました。
内臓は下垂していましたが、腹部の指圧で上げていくと、大きな音を鳴らして、胃腸が動きを活発になっていきました。
指圧終盤に時々指圧を見に来て“帰ろうコール”のプレッシャーをかける旦那様がいなければもう少し時間をかけられましたが、全身指圧を一時間で終え、何とか効果があったと言えるレベルに緩めることができました。
座位指圧で仕上げながら、旦那様にもうすぐ娘さんの迎えの車が来ることなどを話すと、普通の会話が成立していました。
目つきも最初に見た目とは変わっています。
スパイクラベンダーの抗不安作用や呼吸器へのリフレッシュ効果が、脳の活性化にも効果をもたらしたのかもしれません。
この時にかけていた音楽がCDの『メンタル・デトックス』でした。
子供連れの方の指圧もそうですが、アルツハイマーで離れたがらない人も、パートナーが指圧で癒される時間に、御自分も癒されるということがあるようです。
芳香浴によるアロマテラピーと音楽による転地療養感、そして“セラピストに会う”ということ、これらの刺激に治療効果があるのではないかと思います。
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