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2011年4月26日 (火)

テレビがVTRを繰り返すなら、見ないという選択をする。

 昨日からテレビでは、亡くなった田中好子さんの病床での声が何度も繰り返し流されています。

 末期の癌患者さんの命を絞り出すような声です。

 肺への転移もあったか、モルヒネのせいか、時々呂律の回らないメッセージが生々しい傷みを伝えていました。

 こういうお別れの言葉は、キャンディーズのスーちゃんで女優でなかったら、プライベートのものとして秘されることになったのではないかと思います。

 テレビは津波の映像も繰り返し放送にのせました。

 その映像と肉声の重みから考えれば、田中好子さんのメッセージも軽々しく繰り返し聴いてはいけないものだと思いました。

 朝の情報番組で繰り返し流されるそのニュースのたびに、チャンネルを切り換え、テレビを消しました。

 命にたいして、繊細でありたいと思います。

 あのメッセージは、軽々しく何度も聴いていい言葉ではありません。

 最愛の人の死、その前後の数週間は狂気の時間です。

 それを取り上げて何度も扱うメディアに違和感を感じなくなることは、感性の麻痺です。

 セラピストは命にたいして繊細でいたいものです。

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