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2011年5月 1日 (日)

末梢神経障害とアセチルコリン。

 運動神経の末端では、化学伝達物質のアセチルコリンが筋肉に司令をしています。

 アセチルコリンを増やすことで、神経障害を改善することはできないでしょうか?

 アセチルコリンはレシチン+エタノールアミン+コリンで合成されています。

 レシチンを含む食品には大豆や卵黄などがあります。

 レシチンを含む食品の摂取によって体内のアセチルコリンが増えたとしても、神経障害の主な原因は炎症や神経の圧迫です。

 化学伝達物質の量が増えても炎症や神経圧迫の改善にはなりません。

 自律神経と運動神経の化学伝達物質は、交感神経節後線維末端からノルアドレナリンが放出される以外はアセチルコリンです。

 ノルアドレナリンは血管収縮に働き、アセチルコリンは血管拡張に働くのでこの二つの化学伝達物質は拮抗作用に働いています。

 脳ではノルアドレナリンの前駆物質ドーパミンの不足でパーキンソン病が、アセチルコリンの不足でアルツハイマーが発症します。

 大豆はアセチルコリンに合成されるレシチンだけでなく、ドーパミンになるチロシンも含んでいます。

 果たしてそれが神経の末端や脳に安定して摂り込まれるか、脳に到達するには血液脳関門という“関所”が存在します。

 まとまらない話になりましたが、それでも食品から化学伝達物質の素になる成分を摂ることは体にはプラスです。

 座骨神経痛や上肢などの神経痛には、やはり神経圧迫部位を牽引できるような緊張を緩和するタッチとストレッチをしていくということになりそうです。

 運動をすることで、運動神経末端からアセチルコリンが分泌されるということはあるはずです。

 やはりアセチルコリンになる食品を大量に摂取したり、サプリメントを飲むよりは、的確なマッサージや地道な運動によるリハビリが神経障害の改善には効果がありそうです。

 (神経痛に鎮痛薬ではなかなか効かないというのも、鎮痛薬は神経の圧迫を具体的に牽引して引き離すものではないからなのでしょう。)

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