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2011年6月30日 (木)

すだれ+金魚柄のタオルハンカチ。

 西陽が照りつけるので、すだれやゴーヤのグリーンカーテンでという思惑は、思いのほかゴーヤの成長が遅く、暑さ対策のためにホームセンターへ行ってきました。

 玄関のドア一枚だけは出入りのために植物の壁や大きなすだれで遮蔽するわけにはいかないので、内側から貼る遮光フィルムを探したところ、これが“銀色”です。

 光刺激はストレスになるので、玄関の前に来て銀色フィルムの光反射で目をくらませるようでは、緊張を緩めることを目的やってくる方々に対して配慮が足りないことになってしまいます。

 中が見えないあやしいマッサージ屋さんのようでもあり、そんな雰囲気にするのは保健所の管轄下にあってセンスを疑われてしまいます。

 カー用品のコーナーで、丸い小さな穴がたくさん開いた、取り外しが簡単にできる“黒い遮光フィルム”を見つけ、それをドア一枚分買い込んで貼ってみました。

 これなら近づけば中も見えるし、光の反射もありません。

 しかし、味気ないかなと思い、今度はドアの前面に小さいすだれと涼しげな絵柄の手ぬぐいでもほしくなりました。

 WABI-SABIというお店で、涼しげな金魚の絵柄のタオルハンカチを見つけました。

 風鈴の絵柄も捨て難く、2枚を購入して“涼しげ玄関”の創作に使います。

 自分が涼しげだと思うことがまず大切だと思うので、ここへ来た方には“すだれ金魚”の玄関を見て“かき氷あります”とか“冷やし中華始めました”くらいの涼感を持っていただければと思います。

 欲しいものはいつも漠然としていて、イメージだけでモノを探しているとなかなか欲しいものはないのですが、見つけたもので創作していく時、“中にはセンセイサスガデス的なことを言ってくれる人が一人くらいいるかな?”などと、企みと期待でテンションが上がります。

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2011年6月29日 (水)

帝王切開後の血栓の予防に弾性ストッキング。

 妊婦さんのむくみの指圧をすることがよくあります。

 妊娠中=むくんでいる期間と言うこともできると思うので、過度のむくみは排除しますが、妊娠の維持のために必要なむくみもあると考えて、強い刺激や徹底的にむくみを絞るようなことはしません。

 帝王切開になった場合、全身麻酔やその後の入院で、妊婦さんは血栓によるリスクが高くなります。

 むくんで血流に滞りがあれば、血栓が肺動脈や脳、心臓などにとぶ危険性が高まります。

 そこで弾性ストッキングが使用されます。

 指圧も、この弾性ストッキング効果を目標にすればよく、全体的密着感のある圧が加えられれば、押し潰して筋肉を絞るようなことは必要ありません。

 先日喉頭癌を焼き付ける手術をした方は、糖尿病がベースにありました。

 むくみによる血栓ということではなく、血糖による詰まりということで、深部の冷えや筋肉の癒着を感じました。

 いずれにしろ、全身麻酔の手術後の入院では、血液が滞り、退院後も体の不調が続きます。

 タッチは、このように体が弱って自分ではなかなか運動ができない、したくないというような時に、とても役に立ちます。

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2011年6月28日 (火)

固有受容性感覚器=筋紡錘と腱紡錘。

 昨日の続きで『Tsuji式 PFNテクニック 入門』について、この本の優れている点を書いておきます。

 まず、辻さんが命に対して深い畏敬の念を抱いて日々のセラピーにあたっていることが、文章の端々から感じられます。

 PNFの効果に対する深い確信が感じられるだけでなく、決して過信もしていない謙虚な姿勢には、セラピストとして修羅場を潜ってきた一流の匂いがあります。

 専門用語の羅列に堕すことなく、説明がわかりやすいのは、自分の言葉で理論を理解し、クライアントとの意思の疎通を大切にしているからだと思います。

 例えば「固有感覚性受容器」と言うとややこしい感じがしますが、「筋紡錘(筋の収縮に伴う筋と腱の長さや張力の変化を感受する受容器)」と「腱紡錘(筋の収縮に関する求心性情報を中枢に伝える受容器)」のことだと言い換えてもらうと、われわれは生理学で習っているので理解しやすくなります。

 「神経筋」も「運動神経と筋肉間で情報をやり取りする仕組みのこと」、「脳から発せられた指令は電気刺激として神経に伝わり、筋肉の手前で神経伝達物質に変換されて…」という説明で、これもアセチルコリンが関与するという生理学の身体運動の章を思い浮かべることができます。

 その「促通」のために、「まずセラピストがクライアントに抵抗の求心性感覚刺激を与えてから、クライアントが脳から指令をして抵抗の力に負けないように身体の部位を動かすことで、『2方向の神経の流れに刺激を与えるのでPNFは効果的である』」というあたりの説明は、とても上手にまとまっていてわかりやすいと思います。

 ここに書いた文章よりも、『Tsuji式 PFNテクニック 入門』のほうが読みやすいので、是非書店でチェックしてみてください。

 昨日は1ミリの喉頭癌がみつかり、粘膜を焼き付ける手術を受けて来た方に、1ヶ月ぶりに指圧をしました。

 腋窩も頚部も鎖骨部も鼡径部もリンパの腫れがなく、むくみもなかったのでひとまずホッとしました。

 全身麻酔と入院生活の影響だと思いますが、筋肉は硬くなり、肘などの関節は冷えていて血流は悪くなっていましたが、指圧後には深部の筋肉の緊張が緩んで体が温かくなりました。

 「退院してもしばらく指圧に来る気がしなかった」ということですが、それでも指圧に来てくれました。

 癌になっても、癌の手術後に体が硬くなっても、指圧にはできることがあります。

 その気になっていただければ、何かできます。

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2011年6月27日 (月)

『Tsuji式 PNFテクニック入門』 辻亮 著 BABジャパン発行 1,600円

 UP+CONDITION(アップコンディション)代表の辻亮さんの書いた『Tsuji式 PNFテクニック入門』はセラピストの方にお薦めです。

 今年はジャイアンツの内海投手が「PNFを取り入れて調子が良い」とスポーツニュースなどでコメントしていますね。

 PNF(Propriocetive Neuromuscular Facilitation)は固有受容性感覚器神経筋促通法と訳すことができます。

 リハビリテーションから発展した徒手テクニックで、『人の手から身体へ感覚を通してアプローチすることで「動きやすさ」を出していき、柔軟性や関節の動き(可動域)を向上させるというものです(本文より)』。

 てこを利用した抵抗運動、対角線の動きなどが重視され、指圧・マッサージの中で自然に学んできたことを他のテクニックのニュアンスで再確認するのに、わかりやすい本だと思います。

 写真も豊富で、施術で実際に行っている他動的ストレッチの復習や再確認、そしていくつかの動きには新たな発見があると思います。

 「なぁんだ、PNF、やってた」という感想でもいいので、一度書店で手に取ってみてください。

 美容やダイエットに使えるテクニックでもあるので、手元に置いておきたい一冊になると思います。

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2011年6月26日 (日)

錐体路系と小脳を使った考えるタッチ。

 慣れた運動でも、利き腕ではないほうの手を使って行えば、動きを考えながら行わなければならず“錐体路系”を使った運動になります。

 錐体路系は大脳運動性皮質から脊髄あるいは脳幹まで、直達性に指令を伝え、体幹や四肢の運動を支配します。

 考えながら細かな手指の動きをする時には、錐体路系が使われています。

 一方、慣れた運動を利き腕で頭を使わずに行う時には「錐体外路系」が使われています。

 錐体外路系の伝達は①大脳運動性皮質から脳幹を介して脊髄を下行する②“大脳運動性皮質を介さず”脳幹から脊髄を下行する③“脊髄を介さず”大脳運動性皮質から大脳基底核や視床、小脳を介して大脳運動性皮質にフィードバックする、などの経路があります。

 例えば、練習して慣れた動きでも、緊張して頭で考えながら慎重に動作をしようとする時には、錐体路系の伝達となり、得てしてこういう時の動きはぎこちなかったり、ミスをしてしまったりします。

 しかし、話を指圧に置き換えた場合、1,2,3で機械的に圧し込んでしまうと、診断即治療という大脳皮質を使った触圧覚+その他の感覚情報分析が反映されていないことになり、“高速餅つきのパフォーマンス”のようなものになってしまいます。

 また協調運動をコントロールする小脳が麻痺すると乱暴な動きになることからわかるように、運動を制御する役割の小脳が働いていないと適量刺激はできません。

 頭を使いながら力を制御することで適量刺激に近づけることができます。

 手馴れた動きで考えもせずにタッチを繰り出していく施術では、力をコントロールすることができずに、揉み返しが起こります。

 施術をセラピーにするためには、錐体路系と小脳を働かせて、ぎこちなくても丁寧なタッチをすることです。

 人間の体は例外や特例をはらんでいるものです。次のタッチが今のタッチと同じで良いなどと甘く考えてはいけません。

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2011年6月25日 (土)

猛暑で足から尋常でない放熱。

 昨日は熊谷で最高気温39.8℃を記録し、寝苦しい夜となりました。

 それでも今朝の7時くらいから涼しい風が吹き始め、日中は雨が降るようです。

 グリーンカーテンになるはずのゴーヤは1mにもみたず、昨日はすだれ越しの西陽でも刺すような熱を感じました。

 エアコンをつけずにいると、足が尋常ではなく熱くなってきました。

 この熱が体内にこもってしまえば熱中症です。

 頭に熱がこもるということはなかったので、体はしきりと足から放熱して体温を下げようとしていたのでしょう。

 涼しい所に移動する、足を濡れたタオルで拭く、扇風機にあたる、これらのことをすれば気化熱で体温は下がります。

 普段は指圧の時に指先に熱が集まるようになっていますが、エアコンを使わないでいると、頭から遠く、より安全な足からの放熱ルートを、体は選択したようです。

 肩こりや足のむくみがないので、このような自律的体温調節機能が存分に発揮できたのだと思います。

 逆に言えば、肩こりやむくみがあって血行に停滞があれば熱がこもりやすく、熱中症の危険が高まります。

 明け方まで暑い夜でしたが、エアコンを使わずに眠れたのは、毎日のストレッチとエクササイズで体調が良いことと、節電の覚悟から来る一種のプラシーボ効果もあるのだろうと思いました。

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2011年6月24日 (金)

巻き爪ゲルサポーター、指圧をしてもずれない。

 通販で買った「巻き爪ゲルサポーター」が届いたと、それを持ってお客様が指圧にいらっしゃいました。

 御自分で装着してみればいいようなことですが、信頼なのかそれを超えて依存なのか、整体師の事件でマインドコントロールが問題になるのが実感としてわかります。

 だからこそ“念を入れたブレスレット”を売って儲けようなどとは思いません。

 ゲルサポーターを母趾の爪の両側面と肉の間にもぐり込ませ、喰いこんだ爪を持ち上げて両母趾に装着します。

 深爪がちだった爪も、少し伸ばすように言っておいたので、ちょうどいい長さになっています。

 足趾の指圧でもよくフィットしているのでずれることがなく、これなら日常生活にも支障がないだろうと思いました。

 ゲルサポーターは洗えるし、思ったよりも丈夫そうです。

 今後の経過に期待しています。

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2011年6月23日 (木)

ビタミン不足とストレスによる口内炎、湿疹。

 東日本大震災の救援活動に派遣された自衛隊では、初めの頃に口内炎になる隊員が続出したそうです。

 缶詰中心の食事はビタミン不足、繊維質不足で、口内炎だけではなく多くの隊員が便秘にも悩まされたようです。

 その後、ビタミンを含むレトルト食品などにより口内炎は激減したそうですが、一次は大量のビタミン剤の搬入も計画されたようです。

 レトルト食品はビタミンを入れることができますが、災害の衝撃にも耐えるのは缶詰だというのを証明したのが例の“サバ缶”です。

 各地で開催されている東北支援の催しでは、地震で少し潰れたサバ缶が注目を集めています。

 いいとこどりで、衝撃に強いレトルト食品やビタミンとファイバーを含む缶詰が緊急時の保存食として今後は主流になることでしょう。

 昨日指圧した20代の女性は、手に湿疹ができて皮膚科を受診したところ、「ビタミン不足」と言われたとか。

 指圧後の下肢のストレッチでは下肢長が5cmも伸びて、普通は成長期の子供か運動不足の老人でしか見たことがない結果なので、余程ストレスがかかって体を縮めていたのだろうと思いました。

 災害派遣された自衛隊でなくても、食生活やストレスとの付き合い方が適切でないと、皮膚症状や肩こり、胃炎などの身体症状として現れます。

 20代でも、30代でも、誰もが毎日新しい今日を経験するのですから余裕で一日を過せるというわけにはなかなかいきません。

 職場には苦手な人もいたりします。

 環境や他人の性格までは変えられなくても、食事は見直すことができます。

 美味しいと感じながら食べる食事は、気持ちいいと感じる指圧と同じで薬になります。

 美味しいと感じてしかも栄養バランスを考えながら食事をすることは、知的ゲームです。

 この一生楽しめるゲームに参加しないなんてもったいない、震災の後には栄養バランスを考えていられない人たちがたくさんいました。

 今でも避難生活をしている多くの方々は、栄養のバランスを考えてゆったりと食事を楽しむという気持ちにはなれないことでしょう。

 しかし少ない食費の中からもやり繰りを工夫して食品を選ぶことができるなら、毎日体に足りないものを感じて補充していくのが現代人としての食生活でしょう。

 口内炎や湿疹にならないようにする方法はわかっているのですから。

 

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2011年6月22日 (水)

梅雨で頭痛の指圧が続きます。

 今日は夏至、朝から熱中症になりそうな日射しです。

 元旦には南東に近い方向からの日の出でしたが、今朝は北東に近い方向から日が昇り始めました。

 昨日は右中斜角筋と左前斜角筋のこりが前胸部まで影響して発症したと考えられる頭痛と、あぐら+猫背(抱っこ姿勢での授乳)+股関節の外転・外旋が原因と思われる頭痛の指圧をしました。

 御二人とも女性です。

 斜角筋のこりが胸郭の出口を塞いで頭痛になる時、頭は肩より前にあってオモリとなり、このケースでは頚が軽く右回旋+右側屈しています。

 右手を主に使う姿勢によって、筋緊張が頭部の血管を圧迫して頭痛になったのだと思います。

 ダイエットの成功→頚と肩の筋肉の脆弱化ということも頭痛の原因です。

 ダイエットの後に肩こり体質やむくみ体質にならないためには、短期間に極端な減量は禁物です。

 伏臥位の終わりでトイレに行き、むくみが排出され、仰臥位の終わりには筋緊張も緩んで頭痛は解消しました。

 あぐらで授乳の女性は、大腿後側と大腿外側の筋緊張と、後頭部と後頚部の境の詰まりがありました。

 また赤ちゃんのお尻を右上腕で支えていたため、肩関節の隙間を詰めて腋窩内側の右肩甲下筋のこりと、肘屈曲ではあっても等尺性収縮による右上腕三頭筋近位のこりがありました。

 主訴が頭痛の時に、下肢の坐骨神経に沿ったこりを緩めることは、膀胱経の経絡を通して後頭部、後頚部の治療になります。

 右肩甲下筋のこりは、抱っこ姿勢の肩の使い方を考えて理論的に割り出し、右上腕三頭筋のこりは触圧覚で探り当てています。

 「主訴は頭痛」だから頭や頚を圧せばいいということでは不十分です。

 体の使い方から理論的に割り出せるこりだけでなく、意外なこりまで見落とさずに緩めてこそ、信頼していただけるセラピーになります。

 頭痛持ちの方には今日のような日射しは、対向反射による縮瞳→目の周囲の筋肉の緊張→血行不良というような『光刺激のストレス』となります。

 梅雨の低気圧の頭痛、蒸し暑さと光刺激の頭痛、まだまだ頭痛の指圧が続きそうです。

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2011年6月21日 (火)

上肢と下肢の使い方の違い。

 「卒業する時は一流…」というようなテレビのCMを耳にするにつけ、『そんなワケない!』と心の中でツッコンデしまいます。

 経験を積めば卒業時の自分の未熟さはわかることです。

 学校を運営する側は、学ぼうと志を立てる人のモチベーションを高めるために、そう言わざるを得ないということも、ツッコンダ後で頭をよぎります。

 タッチセラピストとして卒業時に足りないこととして、浅層筋と深層筋という三次元的な深さ意識ができていないということがまずあげられます。

 それに生涯気づかずに、1、2、3、で圧し込むような習った技術だけで終わる人もいることでしょう。

 例えば上肢は屈筋群が疲労しやすいのに、下肢は大腿では屈筋群、下腿では伸筋群が疲労しやすいという、「日常生活の体の使い方を施術に反映させて考えることができている」、ということも一流であるための基本的な条件です。

 生活の中で外敵から全力で逃げるということのない人間は、座位で手仕事をする中で文明を作り上げてきました。

 屈筋と伸筋のパフォーマンスを最大限に引き出さなくても生きていけるところに、人間の体の歪みが生まれます。

 手仕事、抱っこ、ゴロ寝のソファー、家というシェルター、筋肉が衰えて頭でっかちになっていく中で、不安が増殖し、希望が減衰していきます。

 上肢の伸筋群をしっかり使う、大腿四頭筋を使って膝をしっかり伸ばす、下腿三頭筋を使って爪先で蹴る、これだけでも大きな運動となり、使い過ぎの筋肉にはストレッチになります。

 こういうことを手で行えるのが、一流とまでは言わないまでも一人前のセラピストです。

 卒業の時点では上肢と下肢の違いを割り切って、簡単に答えられるレベルにある人はほとんどいません。

 三次元的、歴史的、哲学的、芸術的なタッチができているかと尋ねられたら、私などは「そこに行こうとしている」とは答えられても、まだ一流ではないと言えるだけの課題が毎日見つかってしまいます。

 一流になろうとし続けてなかなか一流になったと感じられないのが、人間の体に触れるタッチの奥深さです。

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2011年6月20日 (月)

時々ポアンカレ予想を思い描いてみる。

 難問のポアンカレ予想を解いて賞金の受け取りを拒否したベレルマンさんが、病のお母様と暮らしながら、とても貧しい生活をしているそうです。

 厭世的な隠遁生活を送っているとのことですから、困窮にあえいでいるのか、苦には感じていないのか、それは御本人の価値基準が決めることなので私にはわかりません。

 お金が足りないとは思っていても、たぶんあえて気の進まないことまではしたくないのでしょう。

 (私の理解できた範囲での解釈ですが)時々ポアンカレ予想の解の“ヒモ”を手繰る様子が頭に浮かびます。

 『ヒモの端を港に結び付けて、長いヒモを伸ばしながら船で地球を一周してくる。地球が球体なら、戻ってきた港でヒモを引っ張れば緯度の高い方へヒモは移動し、(北半球なら)北極やヒマラヤやアルプスを越えて、ヒモは港の1点に戻ってくる』

 『地球がドーナッツ型で、吊り輪のリングにヒモを通したように船で一周してきたとすれば、港に戻ってヒモを引っ張ってもヒモは最初に結びつけた1点戻ってこない』

 『地球がドーナッツ型で、そのリングの大きな外周を回って港に戻ってきたとしたら、ヒモは手繰り寄せている途中で宇宙に飛び出してしまう』

 「ヒモが最初の1点に手繰る寄せることができた時、地球は球体以外の何物でもない」、この解の出し方や割り切り方には、指圧の漸増漸減圧や、見えないものを感覚を総動員して指圧するということに通じる何かを感じます。

 歩きながら、今朝もそのイメージのヒモを引っ張っていました。

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2011年6月19日 (日)

「マッサージの仕事で肘を傷めた」、「膝が治っているのに痛い」。

 前回の原宿の講座の後に、いろいろな質問が次々とあり、一般的なことしか答えられなかったので少し補足しておきます。

 「マッサージの仕事で肘を傷めた」という質問に対して。

 痛みが現在なければサポーターは必要ないと答えておきました。

 肘の屈曲と伸展の繰り返しで肘関節に負担をかけるタッチをしてきたことと、女性ホルモンの減少も関与していると思われるので、まずは肘に力を入れない正しい指圧法を身につけることが良いと思います。

 重力を味方につけて、自分の肩甲骨から指節関節までの力を抜いて、息を吐きながら、指紋部にわずかに体重移動してください。

 指紋部が沈む時に、自分の頭頂部が上に引っ張られて背中が伸びる、というイメージです。

 垂直圧ができて持続があれば、軽圧でも圧刺激を大きくすることができます。

 肘に負担はかかりません。

 少し肘の周囲の筋肉が弱っているようなので、肘周囲の筋肉、特に前腕と上腕の伸筋を鍛えたいところです。

 お風呂のお湯の中で手首の背屈+掌屈の運動をすると前腕が鍛えられ、ペットボトル体操で肘伸展の動きをすれば上腕三頭筋が鍛えられます。

 「膝に側面からぶつけられて…」という質問に。

 膝や下肢の関節運動で可動域の異常がなかったので、今違和感があるとすれば、神経の修復が以前のようにはなってはいないということだと思います。

 筋肉の挫滅や神経線維の切断があっても、今はかなり修復されていると思います。

 しかし以前のようにすべてが真っ直ぐにぶつかりなく神経の伝達ができてはいないのでしょう。

 傷が治った痕に多少の引き攣れ感があるのは、完全コピーというのは難しいからです。

 それでも良くなっていると思います。

 自信を持って膝を使ってください。

 膝窩の上の大腿後側遠位にセルライトがあったのは、膝のしっかりとした屈曲が怖いからだと思います。

 でも大丈夫、しっかり曲げられます。自信を持ってください。

 自信を持てば、良い方向に変わっていきます。

 そう思いました。

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2011年6月18日 (土)

第2趾付け根の痛み。母趾内転筋の圧迫刺激を考えてみる。

 「足裏、第2趾の付け根の痛み」についての質問がありました。

 「接触刺激が原因なので靴の中敷きなどで体重を足全体で支えるようにする」と答えてありますが、もう少し詳しく説明してみましょう。

 足趾の内転・外転の基準は第2趾です。

 手指の内転・外転の基準は中指ですから、このことからも動きの巧緻性において足趾は手指ほど器用に使えないことがわかります。

 母趾が第2趾に近づいていくのが内転、離れていくのが外転、第3~5趾が第2趾に近づいていくのが内転、離れていくのが外転です。

 母趾内転筋には第2~4中足骨底に起始しする斜頭と、第2~5中足趾節関節関節包に起始する横頭とがあり、どちらも母指基節骨底に停止します。

 簡単に言えば、足趾の付け根には母趾を第2趾のほうに引っ張る筋肉が横に走っているわけです。

 母趾内転筋の上を虫様筋や背側骨間筋が通っています。

 外反母趾であれば母趾内転筋が短縮して母趾が第2趾側面を圧しています。

 靴を履いた外反母趾の爪先に体重がかかる時に足趾は伸展しづらく、母趾内転筋には短縮した虫様筋や背側骨間筋と、中足骨頭からの圧迫刺激を受けることになります。

 足趾の中心となる第2趾の痛みは、このような圧迫刺激によって発症しているのではないかと思います。

 指圧・マッサージでは母趾内転筋の拘縮を緩めたり、母趾外転のストレッチや足趾間を開くようなストレッチを加えていきますが、強い痛みがある場合は傷になっているのでその部位へのタッチはしないようにして、誘導作用による緩和を目指します。

 患部への日常的な刺激を避けるためには、先の細い靴をやめて、足趾伸展で爪先立てるような履物にすることが大切です。

 まずはワイズの大きい足趾を窮屈に閉じ込めない靴と、足底全体で体重を支えられるような中敷を用意することから始めましょう。

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2011年6月17日 (金)

アクセルペダルの設置角度を少し外側に向けたら飛び込み事故が減るのでは。

 自動車のブレーキとアクセルの踏み間違えで店舗に突っ込む事故が減りません。

 高齢者の運転で踏み間違え事故が多いのは、股関節の外旋→O脚→爪先が外側を向いているということに原因があると考えています。

 アクセルペダルが真っ直ぐに設置されていると、股関節が外旋していれば始めのうちは股関節に内旋の力を入れて、足の着地をアクセルペダルの向きに合わせます(横着な人はそれもしないでしょう)。

 「さぁ目的の駐車スペースに来た」という時に、股関節が外旋している高齢者の爪先はアクセルペダルから少し外側にはみ出しているか、爪先がペダルに当たって、踵が内側にはみ出しています。

 どちらにしても真っ直ぐ足がペダルに正対している時と比べて、横への移動距離を大きく動かさなければアクセルに足が残ってしまいます。

 爪先だけ斜めにペダルに当てているような場合、O脚で股関節を内旋させると踵がアクセルペダルに乗ってしまうなどということも起こってきます。

 毎日、O脚の矯正をしてから車の運転をしている人は滅多にいませんし、内転筋を使って足を真っ直ぐにアクセルに乗せているのでは疲れます。

 始めからO脚の人の車のアクセルペダルを少し外側に倒して設置しておけば、ペダルから足が離れる感覚がはっきりします。

 運転免許の更新に視力検査のようにO脚の検査も入れて、免許に「O脚ペダル」の運転条件を入れてペダルの向きの修正を義務付けると、店舗などへの飛び込み事故は減ります。

 今朝はそんなことをセラピストに変身するための頭の体操にして、テンションを上げて一日を始めたいと思います。

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2011年6月16日 (木)

足のしびれは末梢神経が何で圧迫されているかを考える。

 昨日の生活の木ハーバルライフカレッジ原宿表参道校の講座では、糖尿病と膝痛と坐骨神経痛と下肢閉塞性動脈硬化症の特徴の違いや治療ポイントの違いを説明しながら実技を行いました。

 足のしびれや痛みの原因は神経の圧迫や周囲の傷、神経線維の切断です。

 血糖による詰まりが神経を圧迫しているのか、膝で磨り減った軟骨が骨の神経にぶつかっているのか、腰椎、腰の筋肉、梨状筋、坐骨結節、大腿後側の屈筋群などによる神経の圧迫か、動脈の詰まりによるものかなど、問診と筋肉の感触や緊張部位、ゆるみ過ぎの部位を診ていけば、指圧の構成を描くことができます。

 坐骨結節の際を正確にとらえることができるということは治療効果を上げるために重要で、大腿二頭筋長頭、半腱様筋、半膜様筋の起始をとらえたことになり、大腿後側の屈筋群を緩めるために正しいスタートを切ったことになります。

 大腿二頭筋長頭と半腱様筋が外側と内側で人の文字の形に伸びている、しかし人間はO脚気味に下肢を使った方が楽なので大腿二頭筋長頭の緊張のほうが強くこのラインが総腓骨神経となり下腿前側に回って前脛骨筋につながり、O脚の下腿前側の緊張と足の内反から足底内側のしびれまでは前脛骨筋が関与し、これらのことは一つの問題としてつながっています。

 いきなり勢いよく圧さない、いきなり大きなストレッチをしない、常に足のしびれを感じている方には傷があると考えて、傷口に塩を塗りこむようなマネはしないことです。

 講座に来ていた方たちに足のしびれを感じている人はいなかったのに、ヒラメ筋と脛骨の際や、腓腹筋の中の緊張部位、総腓骨神経上、坐骨神経上とアロマオイルの母指軽擦をしていくと、跳び上がるほど痛いのです。

 その痛みに近い火花の散るような感覚を、足にしびれを感じている方は常に感じているのです。

 普通に軽擦しても痛いということはわかったと思います。

 さて、痛くないように軽擦するにはどうするか、タッチは難しくて、面白いものです。

 皆さんのセンスを刺激することができれば私の講座は意味がありました。

 個性を乗せて、素晴らしい感動的なタッチを創造してください。

 誰が何時来ても同じタッチなど見たくもありません。

 タッチはその時限りで消えていく芸術です。

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2011年6月15日 (水)

高齢者の鼡径部の痛み。

 80代女性、久しぶりに旦那様の運転する車に乗って高速道路を走ったら「とても怖かった」とか。

 旦那様の高齢運転にも問題があったかもしれませんが、スピードに対する三半規管の順応にも問題があるのでしょう。

 こういうキーワードを見逃してしまうと、健康なセラピストは高齢者の体を感じることができません。こういうところに心の筆記具で赤線を引いておきたいところです。

 アジサイを見に行き、久しぶりに歩いて、また高速道路で帰ってきたようです。

 主訴は右鼡径部の痛みです。

 猫背、内臓下垂、左上腕外側のこり、右僧帽筋の肩こり、大腿後側のこりがあります。

 感染症では鼡径リンパ節が腫れますが、そんな感じではありません。

 股関節の動きから大腿骨頭の問題も否定できます。

 猫背+内臓下垂+大腿後側のこりから、座位が長く、腸腰筋が硬く緊張していることは間違いありません。

 内臓が下がって腸が重積し、鼡径ヘルニア(脱腸)の一歩手前のようなイメージで指圧をしていきました。

 左上腕外側のこりはハイウェイドライブの緊張で、車のシートかなにかを肘伸展で強く左手でつかんでいたのかもしれません。

 全身指圧後、猫背が緩和され内臓が上がると、右鼡径部の痛みは消えたようです。

 70才を過ぎた女性で腹筋の強い人は見たことがありません。

 猫背で下腹ポッコリだと、下腹や時には鼡径部が痛いということがあります。

 80代だとハイウェイドライブが快適だという人ばかりではありません。

 アジサイを見て、ちょっと歩いても疲れたり…。

 高齢者はちょっとしたことで体調の変化が起こるので、広角的に想像力を駆使してケアしてあげてください。

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2011年6月14日 (火)

巻き爪ゲルサポーター。

 巻き爪ゲルサポーターはなかなか良さそうな矯正用具です。

 通販で1セット2個×2箱が5960円で買えます。

 ギターのサムピックのように円筒の部分を第1趾にすっぽりとはめて、爪の左右両先端の下部に穴の開いた円弧の両端部分を引っ掛けて、巻き爪を持ち上げるようにできています。

 ワイヤーでやテープで上から持ち上げるよりも、良いアイデアのような気がします。

 現在化膿しているようなら病院を受診すべきですが、巻き爪を矯正してくれる病院が近所で見つからない方は試してみる価値があると思います。

 商品説明を読み込んでいくと、爪の先端の白い部分を1.5ミリ以上伸ばして使用してくださいという注意書きがありました。

 巻き爪は深爪から悪化していく人が多いので深爪では爪の下部に引っ掛からないということがあるのですが、この注意書きはもっと大きく書いておかないと、高齢者の方はまず読まないので、無理やり爪に引っ掛けて傷つけてしまう人もきっといるだろうなぁと思いました。

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2011年6月13日 (月)

小指まで使うタッチ。

 昨日はべヒシュタインというピアノを使った音大の先生たちやその教え子たちのコンサートにいました。

 梅雨時でも乾いた異国のピアノ感が音に現れていて、音がデカイ、デカスギルのではないか、という印象でした。

 速く弾く、強く弾く、音符がたくさん連なっているということに、一定の技術の修得証明以外の意味はあるのか、テクニックの凄さは感じても音量と音数を洪水のように感じてしまうと飽きてきます。

 むしろタッチがそれほど強くなく、一生懸命に弾いてちょっと間違える子供たちのピアノの音のほうが、心地良く聴こえたりしました。

 ギターでもそうですが、ピアノも小指がしっかりと使えているかというところで滑らかさや全体の質感が変わってくるように思います。

 ピアノで小指を使ってしっかりと鍵板を叩く時、指節関節は伸展します。これは指圧と同じです。

 しかし見ているとそれぞれに個性があって、音大の先生でも小指の指節関節が屈曲気味の人もいます。

 腱鞘炎の予防という意味から考えると、細くて弱い小指は伸展で使った方が安全です。

 手技療法のタッチも、小指をしっかりと使ったほうが尺骨神経支配の筋肉までがバランス良く使えるので、橈側の筋肉の使い過ぎを軽減し、疲労しにくい施術ができます。

 速く、強く、数多くということに意味があるのか、子供たちのピアノのように、つっかえても丁寧に緊張を持続しながら続けていくタッチが、心地良い適量刺激に近づけるためのヒントだと思います。

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2011年6月12日 (日)

マリッジブルー。

 結婚式から2週間が過ぎて、朝起きようとするとめまいがする、体がだるくて何もしたくないという30代の女性、筋肉が痩せて、顔が赤く足が冷える“冷えのぼせ”の状態です。

 人生の一大イベントの後に燃え尽きてしまったような…。

 梅雨や新生活での環境の変化もあって、ジューンブライドは日本の気候風土からすると一考の余地があると感じます。

 鎖骨が綺麗に出ていてウェディングダイエットとしては成功ですが、筋肉が痩せてしまったので血流が悪く、肩こりや起立性低血圧を起す要因となっています。

 また子宮内膜症のホルモン療法中であるため、冷えのぼせや更年期様症状が出やすい状態です。

 しかも翌日は旦那様の御両親が食事に来るということで、体調の悪い中、プレッシャーは限界を超えて、涙と鼻水でティッシュ片手に指圧を受けています。

 こういうケースでは肩を下げて緊張を緩め、下半身の血流を良くして、のぼせを下げていきます。

 繊細な心には繊細なタッチと、興味のありそうなことでしかも健康的なイメージをトークセッションの中で振ってみるというようなことに自然となっていきます。

 今回頭に浮かんだイメージは“大型犬との散歩”です。

 新居マンションの閉塞感と一人の時間の孤独感がキーワードとしては上がっていたので、黒いラブラドルリトリバー擦れ違った朝のウォーキングの話をしてみました。

 ちょうど旦那様と「ラブラドルが飼いたいという話をしていた」ということで、私がラブラドルの話をしたくなったのも、おそらく体からラブラドルのオーラが出ていたからなのでしょう。

 そこから涙も鼻水も影を潜めて、下半身の血流の停滞感もなくなり、体が引き締まって見えてきました。

 具体的な希望や夢は血流に勢いをつけます。

 心まで緊張を緩めようとする側の働きかけと、それを上手に受け止める受け手の感性によって響きあう共鳴音、その波長の心地良さがセラピーとなって効果を発揮します。

 宴の後、日常に戻るのに時間がかかる時は免疫力も落ちています。

 時間をかけてハレノ日からケの日へ戻るのもリハビリです。

 タッチセラピーは、そういう時のリハビリの時間であっていいと思います。

 他では病気として寄り添えないようなものでも、タッチの世界では寄り添って力になれるものがたくさんあると思っています。

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2011年6月11日 (土)

頚の周囲の筋肉を鍛えることで頚のこりを解消する。

 患部の傷をこじ開けるように揉めば、傷が拡がって症状が悪化します。

 このことを徹底的に教えないとプロになっても素人と同じタッチしかできません。

 患部は使い過ぎでこりや傷ができることがほとんどなので、患部の周囲には必ず使わな過ぎの筋肉があります。

 頚の細い撫で肩の女性が頚や肩の筋肉を鍛えれば、頚こりや肩こりに悩まされることは激減します。

 猪首でがっちりとした肩幅であれば、そう簡単に頚こりや肩こりにはなりません。

 しかしそこまで体型を変えたいと望む女性はいないと思いますし、女性ホルモンの作用もあって、実際にそこまで鍛えられる女性もそうはいないので、負荷をかけた抵抗運動やダンベル体操などを是非日課にするといいと思います。

 側頭部に手掌をあてて、頭と手掌で押し合う抵抗運動で斜角筋群や僧帽筋が鍛えられますし、2kg前後のダンベル体操は急性の肩こりの早期解消に効果的です。

 頭部と手掌の抵抗運動は前頭部、後頭部と手掌の位置を変えて行えば、頚の周囲の筋肉が広く鍛えられます。

 要は手仕事猫背姿勢で頚が前傾し、頭が肩の上に乗っていないことに問題があるのです。

 私は朝ストレッチの後に、腹筋、背筋、指立て、ダンベル体操、ウォーキングが日課ですが、これを続けていると腰痛、肩こり、頚こりに煩わされることはありません。

 使わなかった筋肉を使うと、よく使う筋肉のストレッチになり、スマートな疲労回復法になります。

 もちろん疲労回復の経過を楽しむのであれば、タッチの一つ一つがデザートと言える御褒美感に満ちたところまで洗練されたプロの技に身を委ねてください。

 患部の傷をこじ開けられているように感じたら、それは金庫を開けられない鍵師のようなもの、アプローチに間違いがあり、技術もセンスも素人の域を超えていません。

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2011年6月10日 (金)

動かさなければ負担に耐え切れなくなるポイントがある。

 昨日は膝痛、腰痛、頭痛の指圧をしました。

 80代変形性膝関節症の膝痛、60代引越し後の腰痛、30代の乳児子育て中の頭痛、みなさん女性です。

 共通するのは同じ姿勢が長かったということ、動かなければ関節の可動域は狭くなり神経とのぶつかりができます。

 膝痛では大腿後側の筋肉が緊張し、大腿四頭筋と下腿後側の筋肉が衰えます。

 また一般的にはO脚になるので大腿外側の筋緊張、大腿内側の筋の衰えがあります。

 大腿骨と脛骨の間隔を伸ばし、緊張した筋肉は弱い刺激で緩め、衰えた筋肉は運動させる意味で指圧をし、さらに抵抗運動を加えます。

 ストレッチの時はわずかに角度を変えて探していくと伸ばしやすいラインが見えてきます。

 一度に大きく曲げたり伸ばしたりしないことで、“また歩けなくなった”と心配そうな声で電話をかけてきた80代の女性も歩けるようになりました。

 引越しの腰痛も、体幹の前屈での物の出し入れを長時間行ったため、腸腰筋に小さな傷を作ったようです。ギックリ腰とまでは言わなくてもいい急性腰痛です。

 このケースも、動かさなかった方向である伏臥位股関節伸展の腸腰筋のストレッチをするために、前段階を丁寧に緩め、指圧後はかなり楽になったようです。

 乳児子育て中の頭痛の女性は、妊娠高血圧で緊急手術で出産をしました。

 未熟児で生まれたお子さんがやっと3kgになり、抱っこの形に上腕外側が緊張し、猫背になって頚椎と後頭骨との間に詰まりができていました。

 この女性も歩いていないのです。

 それぞれが大変な物語を抱え、痛みや疲れで歩きたくないのはわかりますが、具体的な解決方法は同じ姿勢をいつまでも続けないこと、歩くことなんです。

 大腿四頭筋を使って膝関節を伸ばす、股関節を後ろに振って腸腰筋を伸ばす、顔を挙げ肩を後ろに振って脊柱を伸ばす、それぞれがしない動きをすれば症状は緩和します。

 ちょっと動かしてみる、もうちょっと動かしてみる、この繰り返しで動かして痛くないラインを見つけて大きく動かせるようにしていく、症状を緩和していくタッチセラピーは、いつもセッションの中でクライアントのモチベーションを盛り上げながら作り上げていくものです。

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2011年6月 9日 (木)

一口30回噛み、必須アミノ酸のヒスチジンを摂るダイエット、結局は昔ながらの…。

 昨夜のNHK『ためしてガッテン』ではダイエットに一口30回噛むことと、必須アミノ酸のヒスチジンが効くという、けっこう古典的な答えで番組がまとめられていました。

 ヒスタミンの食欲抑制効果の研究から、脳内でヒスタミンを増やせば効果的なダイエットができるということがわかってきたようです

よく噛むことで脳内のヒスタミンは増えるそうです。

 またサプリメントや食べ物でヒスタミンを摂取しても血液脳関門を通ることができないので、血液脳関門を通ることができてヒスタミンの素となるヒスチジンを摂取することが脳内のヒスタミンを増やすことになります。

 ヒスチジンは本マグロ、カツオ、サバなどに多く含まれています。

 これらの魚を食べること、よく噛むこと、その効果は昔からいろいろ言われてきました。

 魚に含まれるDHAやEPAの抗コレステロール効果もその一つです。

 甘みやうまみや油脂は、快感物質のβエンドルフィンを増やし、意志の力によるダイエットを挫折させるようです。

 たしかにケーキやお菓子の中には食べて“気持ちのいい幸福感(口福感)”に包んでくれるものがあります。

 そこには依存性や麻薬的な魔の手が潜んでいるのですね。

 ストレスや寝不足も食欲が増す原因です。

 青魚をおかずに玄米をよく噛んで食べるというような素朴な食事が、やはり健康を維持するためには良いようです。

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2011年6月 8日 (水)

アサリの貝殻に現れた震災ストレス。

 アサリの貝殻は1ヶ月に約1ミリ大きくなるそうですが、震災から3ヶ月、貝殻の外側3~4ミリに違う模様があるアサリがたくさん獲れているそうです。

 津波で川の上流まで押し上げられ、また海まで押し戻されたアサリもいたようで、その強いストレスが模様となって貝殻に現れます。

 テレビのニュース番組で映し出されたアサリの貝殻は、震災前の穏やかな海で成長した模様と、震災後の環境の変化が現れた模様との境界がハッキリと見てとれます。

 人間にも骨や肌に現れている震災ストレスが、自分で意識できている以上に大きい人がいると思います。

 それが内臓にも影響し、激しいアレルギー反応として現れている人もいます。

 時間をかけて深部の臓器にまで影響を及ぼしたストレスを解消するには、時間がかかります。

 使わな過ぎれば筋肉は萎縮して収縮し、使い過ぎれば炎症や断裂を起こします。

 昨夜のテレビ朝日のたけしさんの番組で、『めまいの緩和に頚を動かすのが効果的』というのをやっていましたが、それは問いと答えだけを示したようなもので、実際にはめまいがする人の頚は簡単に回旋できないことがほとんどです。

 健康で頚の回旋が容易なモデルさんのように頚を動かして、頚を痛めそうなお得意様の顔が何人も浮かびます。

 タッチがセラピーになるためには、問いと答えを用意するだけでは不十分です。

 その経過をどれだけ丁寧で気持ちの良い時間に充実させていくかということが、ストレス緩和という根本的な解決法を導き出します。

 わずかしか動かない可動域を拡げていくには、環境を大きく変化させないように、小さな動きから徐々に拡げていくしかありません。

 津波のように、何もかもを力づくでということになると、後に残るのはストレスと今までと違うアサリの貝殻模様のような体のハッキリとした変化です。

 良く変わっていくことと、明らかに急に変わってしまうことでは違います。

 めまいがある人は頚を動かしたがらない、頚の筋肉は萎縮してこっていると考えて、時間をかけて、大きく変えてストレスを与えないように、実際はそうしなければいけない人たちがかなりいます。

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2011年6月 7日 (火)

見守られながら命は続いていく。

 娘さんと新生児集中治療室から退院してきたお孫さんが家にいて、その世話で疲れ切った様子の70代女性、娘さんの妊娠高血圧での緊急手術では、母子ともに命の危険が迫っていました。

 500gとちょっとで生まれたお孫さんの体重は3kgになったとか。

 ミニサイズで生まれたお孫さんを見守る緊張感で、きっと3kgを30kgにも感じていることでしょう。

 肩こりや不眠、運動不足のために調子の良かった膝も時々痛むようです。

 震災の頃は新生児集中治療室だったお孫さんも、使命感に燃えた医師や看護師の手厚い治療や看護の中、大きな声で夜泣きをする元気な子になったようです。

 筋無力症の娘さんに授かった命、その妊娠中に何回か指圧をしています。

 いろいろな手に守られて命は続いていくのですね。

 全身指圧後、「今日は来れてよかった!」と仰って帰っていかれました。

 今度は娘さんの番です。

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2011年6月 6日 (月)

急性胃炎のツボ『粱丘(りょうきゅう)』と膝を伸ばした腹筋運動。

 昔の腹筋運動は、足首を押さえてもらって膝を伸ばして、体幹を起こしていました。

 これは大腿四頭筋を使って体幹を起すことになり、大して腹筋のエクササイズにならないので、現在では膝を曲げて行う腹筋運動が常識です。

 このことをふまえて、大腿前側の大腿四頭筋の外側広筋上にあるツボ『粱丘』が急性胃炎の時に反応点となることを考えてみましょう。

 急に胃が痛くなって寝ている時に、七転八倒している様を想像してみてください。

 おなかの中心がキリキリと激しく痛んで、左右に体を丸めながら全身を揺さぶっています。

 胃が痛い時にその痛みを分散させるために力が入るのは、上肢や下肢です

 膝を伸ばして下肢に力が入る時に大腿四頭筋を使い、肘を伸ばして上肢に力が入る時に上腕三頭筋を使います。

 これは柔道の受身の姿勢に似ています。

 大腿前側の胃経、上腕外側の三焦経に緊張が現れます。

 膝を軽く曲げて大腿四頭筋に等尺性収縮の力が入れば、膝上2寸の外側広筋上というのは緊張しがちな部位で、ここが『粱丘』です。

 上肢外側中央、三焦経の横隔膜から臍までの中焦にあるのが胃です。

 胃の強い痛みでのた打ち回ると郄穴(げきけつ=急性症状のツボ)である『粱丘』が、慢性胃炎に移行してトボトボと踵体重で歩けるようになると前脛骨筋上の慢性胃炎のツボ『足三里』がこってきます。

 逆に考えれば、胃をかばうために痛みを分散させたこれらのこりを緩めれば、胃の痛みが緩和されることになります。

 私の経験からも、急性胃炎の時には『粱丘』の緊張がよく現れます。

 指圧が急性胃炎に効いた“来日した時のマリリン・モンロー伝説”は浪越では有名ですが、『粱丘』への指圧も当然あったはずです。

 胸鎖乳突筋(内臓を支配する迷走神経が走る)、左肩上部、背部~腰部、下肢前側、腹部、これは胃との関連がすぐに思い浮かぶ部位です。

 これにプラスして、上肢外側中央の三焦経には胃に該当する中焦があることまで思い描けると、かなり隙のないタッチセラピストです。

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2011年6月 5日 (日)

膀胱経、足外側の魚の目が背部の緊張を強める。

 “右足の外側に魚の目ができている女性、背部の筋肉が硬く緊張しています。”

 ここからクライアント像を推理してみましょう。

 右足外側の魚の目は接触刺激で発症するので、右足の外側を使って歩いている、内反捻挫しやすい、O脚、背部の筋肉の緊張から猫背、不眠、腰痛、肩こり、内臓の病気など、膀胱経に沿った傷病歴が考えられます。

 第5趾外側爪根部のツボ『至陰』近くに魚の目ができていることから逆に膀胱経をたどっていくと、足の外側着地のためにO脚の腰痛姿勢となり座骨神経に沿って腰まで、そして腰までの影響は背部から頭部へと続いていきます。

 靴の中敷を使い、足底全面の着地の補正する、あるいは股関節を内転気味に使うことで足の内側から着地するようにすることで、O脚が矯正されます。

 背部の緊張は猫背が常となり、背筋を使わないことで筋肉が収縮して硬くなったと考えると、体幹を起して良姿勢をとることで膀胱経の緊張が緩み、内臓の圧迫も解消します。

 目頭から始まる膀胱経は、猫背により背部から殿部までは、使わな過ぎの緊張で筋収縮が起こりやすくなります。

 目をしっかり見開かない、顔が重力に効しきれずにたるんでくる、膀胱経の省エネの使い方で老け顔となり、血液循環が滞って、頭痛や肩こりになります。

 膀胱経背部のツボは内臓の病気を反映するので、心、肺から消化器、泌尿器、生殖器まで、背中が硬いと治りにくいということが起きてきます。

 逆に、足底の着地が全面となり、背部の緊張が緩めば、O脚、腰痛、内臓の病気や不眠などが緩和されていきます。

 これは先日実際に指圧した御客様との会話の中で、『魚の目に全てがあったのか!』という気づきを御客様がされた時のことから記しました。

 魚の目から全てが…というのは少し乱暴な結論のようですが、改善の具体策を本人が心から納得する答えというのは、タッチを通したセッションの中で明らかになっていくものです。

 

 

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2011年6月 4日 (土)

手をつかなければ起き上がれないのではなく、「手をつけば起き上がれる」のです。

 80代女性、ネフローゼ症候群の持病があり、膝が痛くて歩けなかった方の2回目の指圧です。

 前回は這うように玄関を上がってきましたが、今回は普通に歩けているようです。

 指圧後に“気持ちいいくらい大量のオシッコが出た”ということで、腎機能の衰えを全身性の指圧がカバーしたことことは明らかです。

 梅雨に入ってじっとしていることが多いからでしょう、膝関節と肩関節は可動域が狭まっています。

 動きにくい関節と動かしていない筋肉ですから、弱い刺激の指圧を丁寧に少しずつ位置をずらして詰まりを流していきます。

 ストレッチも最小の動きから、少しずつ可動域を拡げていきます。

 全身指圧を終え、立ち上がる時、「手をつかなければ起き上がれないから…」と仰ったので、そこはすかさずセラピストツッコミを入れます。

 「手をつかなければ起き上がれないんじゃなくて、手をつけば起き上がれるんです、そう思ってください」

 昔の青春ドラマなら、ここで青空を指差したり、海まで走ったりしますが、梅雨だし、埼玉だし、80だし、ということで…。

 人間は動物だから死ぬまで動かせるところは動かすのです。

 言い訳を許していてはセラピーにはなりません。

 スーパーでカートを押して歩けるなら、日常生活でもカートや杖を使えば歩けます。

 台風が押し上げた梅雨前線のおかげで一週間の間テレビの前で座っていた高齢の方々が、次々と指圧にいらっしゃいます。

 丸い背中で骨盤を後傾させて、おまけに椅子の座面に足を持ち上げて曲げた膝を抱え込んで座っていたなんていうオトシヨリは、内臓下垂で下腹ポッコリ、そして腰痛と膝痛が悪化していました。

 関節はじっと曲げておくものではなく、曲げたり伸ばしたりするものです。

 もちろんここでは関節可動域を拡げていきますが、“自分でも毎日動かすように強い意識づけをする”、それがクオリティ・オブ・ライフに貢献するセラピストの役目です。

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2011年6月 3日 (金)

足を細くするには、椅子の上で伸び上がってタンスの上を拭く。

 雨どいが詰まっていたので、ハシゴに上って手を伸ばし、軍手をはめた手で葉っぱや汚泥を取り除きました。

 ホームセンターで地上から雨どい掃除のできる道具を探しましたが、見つからなかったので、足場の悪いハシゴで伸び上がっての手作業になりました。

 バレーボールでスパイクをするような格好での作業です。

 翌日、ウエストとふくらはぎが細くなり、体重が1kg減っていました。

 足場の悪いハシゴに立って伸び上がって手を使うと、バランスボールのように普段使わないインナーマッスルに強い負荷がかかります。

 ハシゴで爪先立てばもちろん、爪先立たなくても、ふくらはぎには等尺性収縮のエクササイズになって、翌日、翌々日と筋肉痛になりました。

 さて雨どいの掃除は大変なので、筋肉痛にならない程度に足とウエストを細くするにはどうしたらいいでしょうか。

 椅子の上に立って、タンスや食器棚の上を雑巾で拭いてみましょう。

 筋肉痛にならないポイントは、深い呼吸を続けることです。

 エクササイズを主と考えて、タンスのほこり掃除はおまけ、深く呼吸をしながら伸び上がって奥まで手を左右に動かしていきます。

 普段しない運動なので短時間でインナーマッスルに効果があります。

 くれぐれも無理はなさらずに、椅子からの落下、転倒にはお気をつけください。

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2011年6月 2日 (木)

天柱、風池、完骨の圧し方でタッチの真髄を学ぶ。

 今朝は何事もなかったかのようにブログと接続できました。

 セキュリティ証明書が認証できないとかで、しばらくいろいろと試してみましたが、結局一晩休ませたら御機嫌が直ったようです。

 さて、また整体のバキ、ボキンで首を痛めた方が指圧にいらっしゃいました。

 その方は60代女性、筋肉が弱く肥満傾向、狭心症、動脈硬化、胃炎、頚椎症があり、クモ膜下出血の病歴もあって降圧薬を服用中です。

 この問診だけでも頚をいじるのに細心の注意が必要なことは明らかです。

 大動脈の動脈硬化は大動脈瘤への進行を視野に経過観察中でもあります。

 知人の紹介で整体に行ったということですが、話を聞くとその整体師はまだ若いということで、WHOの薦める7年の養成教育を受けたとは思えません。

 普通は“知人”が専門家であることはないので、どんなに知人に薦められても技術と知識の評価は信用できないと思ってください。

 頚椎症があって整体で頚を痛めたクライアントにも安全な施術をするにはどうすればいいでしょうか。

 昨日の頭痛の講座でも紹介しましたが、傷がある場合や詰まりがある場合は『押し潰してはいけません』。

 頚椎の生理的前弯を解消して椎骨の間隔を拡げ、タッチが牽引になるような漸増漸減圧のアプローチをしてください。

 ニュアンスとしては仰臥位で頚椎下部傍線両側を中指・薬指の二指で持ち上げながらやや手前に引きます。

 顎が上がり、指力ではなく頭の重さ(頭部顔面の後屈)で圧が成立するようにします。

 後頭部と環椎の境目のツボが『天柱』です。

 『天柱』から乳様突起際の『完骨』まで、『天柱』と『完骨』の中間点の『風池』を入れて3点、、『天柱』『風池』『完骨』と斜め上手前の額の方向に圧のベクトルが向かうように“持ち上げます”。

 指力で圧すのではなく、皮膚の表面に指頭を当ててから、慎重に、引き気味に持ち上げます。

 この時に顎が上がらなければいけません(頚に傷があるとイメージして頭を左右に揺らさないこと)。

 垂直圧ですから、頚の曲線に対して皮膚の表面に垂直な方向+手前に引いていますから、額で左右からの圧のベクトルが交わるようになっていなければいけません。

 外側に行くほど手掌が内側を向いてくるので、『天柱』で手掌が上を向いているとしても、『完骨』では手掌が少し内側に向いて斜めになっていなければいけません。

 伏臥位肩甲下部の指圧でもこれと同じ感覚で、1点圧が椎骨間の牽引になるイメージで漸増漸減圧をできるようになれば大したものです。

 上から下に圧すのも、下から上に圧すのも、人間の体は曲面で構成されているので、どの1点へのタッチも同じ圧のベクトルではないと肝に銘じてください。

 だから、自分で刺激をコントロールできないうちに、誰にでもバキ、ボキンで済まそうとすれば通用しないどころか、大切な体を傷つけることになるのです。

 

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2011年6月 1日 (水)

「5秒でウエスト10センチ細くする」の解説。

昨夜の日本テレビ「スタードラフト会議」で、“5秒でウエストを10センチ細くする”のトリックはセラピストの皆さんはおわかりだと思いますが解説をしておきます。
まずウエストを計る時に座位はあり得ません。
被術者のいとうあさこさんが空気を読んだからか、座位で腰椎の後湾+骨盤の後傾姿勢をとったので内臓下垂によりウエストはサイズアップしていたのが始めの状態です。
それから施術者がいとうさんの顎に両手をあてて背中を後ろに反らせ、脊柱の牽引をしたので、腰椎と骨盤が正しい位置に矯正されて下腹部にたまった内臓が上がったのでウエストはサイズダウンしました。
それだけのことです。
劇団ひとりさんの前屈指先床間距離の短縮は、伏臥位腸腰筋のストレッチ、臀部外旋筋の肘押し、仰臥位下肢後側のストレッチ、大腿四頭筋の抵抗運動、スクワットで前屈に使う腸腰筋の拮抗筋と協力筋のエクササイズという、われわれが毎日やっていることです。
今日は飯能生活の木で頭痛の講座でしたが、終了後リクエストにお応えして同じことを再現してきました。驚くほどのことではありません。
パソコンの具合が悪く、ここに携帯で書いている事態のほうが私としてはびっくりしています。

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