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2011年9月 3日 (土)

高齢者の足のしびれに長趾伸筋と長趾屈筋のストレッチ。

 速度の遅い台風の影響で、血行不良による症状の悪化に悩まされている方が多いことと思います。

 こういう天気が続くと、高齢者には運動不足の影響がすぐ現れますから、座骨神経痛がなくても足がつったり、足がしびれるという訴えが多くなります。

 下肢の指圧・マッサージ+股関節、膝関節、足関節、足趾の関節運動は行っていることと思いますが、足趾の伸筋と屈筋の個別のストレッチをしておくとさらにはっきりとした症状の改善がみられます。

 高齢者の方の中には足の爪を切ることも難しい方がいらっしゃいますから、まず長趾伸筋と長趾屈筋のストレッチを施術の中に取り入れてみましょう。

 長趾伸筋は下腿前面外側を起始とし、第2~5趾趾背腱膜にとなって末節骨と中節骨に停止します。

 足趾を伸展、足を背屈させるのが長趾伸筋ですから、ストレッチは伏臥位、膝屈曲、足底屈+内転+回外で反対側の殿部に足趾があたるようにして、第2~5趾を底屈します。

 長趾屈筋は脛骨中央後面を起始とし、足の内側から足底に回って第2~5趾に停止します。

 足趾を屈曲、足を底屈させる筋肉なので、仰臥位、膝軽度屈曲(膝下に低い膝枕をあてる)、足外転(外側に倒す)+背屈で、第2~5趾を伸展させます。

 長趾屈筋のストレッチはほとんどの高齢者がかなり痛いので、足関節をあまり曲げ過ぎないことがポイントです。

 足趾をしっかり伸展、屈曲するということは高齢者がほとんどしない運動ですから非常に効果があります。

 座骨神経痛で足がしびれていて足趾が一回り大きく感じるという方に、特に効果があります。

 仰臥位、伏臥位どちらでも伸筋と屈筋のストレッチができると施術に幅が拡がり、体位変換ができない時にも役に立ちます。

 伏臥位の長趾屈筋のストレッチは膝を立てて下腿を外旋させ、足外転で第2~5趾を背屈させます。

 加えて、長母趾伸筋と長母趾屈筋のストレッチも行います。

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