1秒間に5cm動かすマッサージ、骨度法では1秒間に2寸と考える。
『1秒間に5cm動かすマッサージを最も気持ち良いと感じる人が多い』というデータがあるようです。
この1秒間に5cmのマッサージを看護マッサージで普及に努めている方が先週の『ためしてガッテン』に出演されていました。
今夜、日が変わって0時15分からNHKで再放送があるので、『脂肪揉み出しは効果がない』という検証も含めて、見逃した方にはお薦めの内容です。
1秒間に5cm動かすマッサージは欧米で提唱されたもののようなので、約2インチという目安があるのだろうと思います。
この2インチを東洋医学の骨度法に置き換えれば、2寸に相当するのでしょう。
骨度法の1寸は母指の最大横幅で現し、人それぞれに1寸の長さが違います。
施術者の1寸を基にして考えるのではなく、常に受け手の1寸からそれぞれのツボを施術していきます。
前腕の長さは、“肘尖(あるいは肘関節横紋)から手関節横紋まで1尺=10寸”ですから、前腕の軽擦を1秒間に2寸の速度で行えば、1秒間に5cmのマッサージとほぼ同じ計算、つまり“前腕を5秒程度で軽擦すると、最も気持ちの良い刺激となります”。
あくまでもこれは目安ですから、だるくて脈拍の極端に少ない方にはもう少しテンポの良い軽擦の方が気持ち良いことは、毎日臨床の現場で施術をしている方はわかっていらっしゃると思います。
1秒間に5cmのマッサージで、認知症で攻撃的だった方の症状が劇的に改善したというくだりは番組の見所です。
何が必要なことで、何が余計なことなのか、自分の手技を考える上で参考になる番組だと思います。
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