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2011年9月 2日 (金)

介護ベッド、対面横臥位で背部の指圧(御辞儀で背中を起すイメージ)。

 昨日は右大腿骨折の80代の男性の家に行って指圧をしてきました。

 前回は両足が倍にも膨らんでいましたが、今回は両足のむくみがはるかに減っていました。

 キャンドゥのゴムチューブ(税込み105円)をベッドの足先に2本結んできたのですが、足関節の運動に使っているようで、こんなことも役に立っているようです。

 右膝軽度屈曲でやや左に傾いた仰臥位の姿勢で居ることが多いようです。

 主訴は右大腿外側の痛み、受傷時の血圧や持病のリスクにより骨折の整復をしていないので、右大腿外側を触るとコキッと小さな音がする部位があります。

 それでも前回は手で軽く触れても痛がったので、軽圧を受けいれられるようになった今回は大きな進歩です。

 健足である左下肢と両上肢の力がつけば、右足を引きずっても歩行器や杖で歩くことができそうです。

 残存機能の維持と筋力アップが主眼、右下肢は拘縮予防を考えて指圧をしていきます。

 眠れないとのことでしたがやがて眠ってしまい、介護ベッドの柵に右肘を引っ掛けて、右半身を上にした横臥位になりました。

 介護ベッドの反対側スペースが狭いので、柵越しに対面の形で背部を指圧します。

 ここからが道場の型ではなく、野原の果し合い、野戦病院の指圧なので参考にできる人はイメージしてみてください。

 デパートの店員さんの御辞儀のように、下肢は伸ばし、骨盤から背中を伸ばしたまま曲げる姿勢で脊柱起立筋をとらえます。

 この時に脊柱の上になっている右最長筋の内縁に両四指の指紋部を密着させます。

 指紋部の密着で体を支えて、今度は背中を起していくことで圧をかけます。

 大袈裟に言えばヨットレースで背中を海に乗り出してセールを操るようなイメージ、より近いのはロックバンドの肩掛けキーボードを演奏するイメージです。

 指で圧し込むと垂直圧の漸増漸減圧にならず、無理な姿勢なので腰を傷めます。

 背中側に回り込めないので、まさかとは思いますが、ベッドの上に上がることを良しとして教わっている人はベッドに上がってしまうのかもしれません。

 しかし普通に考えると痛みを持つ方は施術者の体重でベッドが沈んでも痛いのです。

 ベッド乗らなければ圧せない人は、ベッドに乗っても適量刺激を求めるという感覚で圧していないと思うので、無駄なことですから是非やめてください。普通、ベッドは一人乗りです。

 私は受け手の体のパフォーマンスと現場の環境によって、圧し方はその場で創作しています。

 脊柱の上、右脊柱起立筋の指圧が終われば、脊柱の下、左脊柱起立筋の指圧を行います。

 この間ずっと眠ったまま、全身指圧を終えました。

 野原の果たし合いの時には、道場の型では難しいこともあります。

 『柔軟な体と柔軟な発想が御客様の利益につながる』と私は考えています。

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