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2011年9月21日 (水)

70代女性、神経性胃炎+足底痛。

 70代女性、主訴は両足底に時々起こる痛みです。

 また、上腹部が時々痛み、現在病院で処方された胃炎の薬を服薬中です。

 その日の朝はいつもよりも冷えたので、足の痛みが持続して不安になり、指圧にいらっしゃいました。

 座位ではひどく背中が曲がっていて、頚部から腰までの緊張が診られました。

 旦那様の介護で精神的なストレスを溜めて、指圧中は不満をデトックスする会話が続きました。

 御客様が話したいのか、眠りたいのか、これは手技療法の大きなテーマです。

 話したい御客様には、タッチに乗せて溜息を吐かせてください。

 ストレスをセラピストに預けきってしまうくらい会話によって深い呼吸が続けられたら、それも血行促進の手段です。

 伏臥位の指圧で上半身には強い緊張がありました。

 このケースで背部兪穴のこりは内臓(胃)の症状の反映と考えられるので、弱い圧刺激を次第に深くかつ持続を長くしていき、内臓に到達するイメージで指圧を行います。

 下肢はこっていませんでした。

 暑さとストレスの夏が過ぎて、天候不順な季節の変わり目で運動不足が続いて、足底のアーチが崩れています。 

 使わな過ぎによる筋力の低下、筋萎縮、末梢のみの神経症状で、座骨神経に沿って大腿、下腿に神経症状は診られませんでした。

 よって下肢の筋肉には運動させるイメージの指圧でテンポよく刺激していきます。

 胃炎は検査で大きな異常がなかったということなので、介護ストレスによる神経性胃炎を疑います。

 頭部顔面の指圧はストレス緩和に重要なポイントなので、百会穴を中心に全体的に気持ちの良い刺激を追求して、指圧を構成していきます。

 腹部は内臓下垂で下腹がポッコリしています。

 背中が丸くなることと内臓下垂はセットですから、かならず内臓を寄せて上げておきます。

 痩せ型、虚証、胃下垂、神経性胃炎、これもセットであることが非常に多いです。

 腹部臍動(ドキドキ脈打つ)もあり、これもこの体質には付き物です。

 トイレで立ち上がる時に最近めまいがしたということで、血行不良で起立性低血圧の状態になりやすい、上半身の強い緊張、下半身の運動不足というアンバランスによって様々な症状は起こっていたことがわかります。

 全身指圧後、座位で背中が伸びて、胸のほうに垂れ下がっていたTシャツのVネックが、今度はVゾーンが狭くなるくらいになっていました。

 足底痛には週に一回やっているという卓球でも爪先立ちのフットワークをするので効果があること(フットワークは苦手で怠けていたようです)などをアドバイスして指圧を終えました。

 会話でストレスを発散し、猫背が解消し胸を張って笑顔で帰って行かれました。

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