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2011年10月10日 (月)

鎮痛薬ノイロトロピン、ロルカム、そしてタッチ。

 昨日も朝から右大腿骨骨折の方のお宅に呼ばれて指圧をしてきました。

 鎮痛薬がノイロトロピンとロルカムに変わり、効果が期待できそうなのですが、痛みは続いていて、朝起きると「センセイを呼んでくれ」ということになるようです。

 ノイロトロピンはワクシニアウイルスを接種して炎症を起こしたウサギの皮膚から抽出された薬で、中枢神経に作用して鎮痛し、発痛物質であるブラジキニンの遊離を抑制します。

 ロルカムは発痛物質プロスタグランジンの産生を抑制します。

 病院の先生も鎮痛のことを考えてくださっているのだとわかり、心強いことです。

 指圧では患部にはソフトな持続圧で鎮痛をし、他の多くの部位には筋力が衰えないように運動させるイメージでタッチをします。

 一昨日も呼ばれて指圧をしましたが、その後には調子が良かったのか浴室内では一人になってシャワーを浴びたということです。

 「鎮痛薬が外用薬も含めて効いていないのではないか」と申し上げておいたことが、多少は処方に影響を与えることになったようです。

 高齢者の病気では、退院の時に治療難民になってしまうことがあります。

 このケースでも診療費の自費分が増えて経済的には負担が大きくなりますが、病院に残るという選択もあったようです。

 支払いができても、本人の帰宅したいという思いが強く、現在に至っているのですが、デイケアやリハビリ、通院事情など、専門的で十分に満足のいくケアができているようには思えません。

 医療コーディネーターが退院の際に治療を継続するための最適な引継ぎをしてくれるような制度を確立することが必要だと強く感じます。

 臓器移植コーディネーターが活躍しているように、この種の医療コーディネートにはビジネスチャンスがあると思うのですが…。

 痛みを抱えていると、一人ぼっちで永遠に終わらない苦しみを抱えているような気にもなりますが、痛みを何とかして緩和したいと思ってくれる人は必ずいると思います。

 そして一つの方法が効かなくても、いくつかの別の方法があって、それを懸命に考えてくれる人もいます。

 体は、良くも、悪くも、変わっていきます。ずっと同じなんていうことはありません。

 良く変わっていくと信じて、手のグー、パーでもよいので、できることから体を動かして、良い変化を促しましょう。

 滑稽なくらいジタバタしてしまうのが人間です。

 誰もがそうだから、セラピーの世界にいれば、それを笑ったり、低く見たりすることはできなくなります。

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