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2011年10月20日 (木)

多彩なタッチを持つことが自分の施術の助けになる。

 昨日は生活の木原宿表参道校で「スポーツ前のマッサージとアロマ」というテーマで講座をしてきました。

 スポーツ前、特にスポーツ直前のマッサージは交感神経を優位にしてどんな急な動きにも対処できるように、体のテンションを上げておく必要があります。

 興奮させるタッチ、血圧を上げるタッチ、筋肉に血液を集めてパフォーマンスを向上させるタッチをしなければいけないので、癒し系のベッドで行うタッチとは対極にあるテクニックを必要とします。

 ですから座位や立位で行い、リラックスをさせないようにすることが最初の注意点です。

 「速いテンポのタッチを短時間行う」と興奮作用によって交感神経を優位にし、闘いに備える体の状態に導くことができます。

 試合前の精神的な緊張を他動的なタッチによってさらに亢進させると、緊張のピークの後には程好くリッラクスした精神状態になります。

 そこで心身ともに最高のパフォーマンスができる状態にして試合に送り出すのがスポーツ前のマッサージの目的です。

 選手が健康で故障がなければ、テンポの速い定量的なタッチで良いので、もっともハードルの低い施術的なタッチと言うこともできます。

 自律神経を交感神経優位から副交感神経優位に、またその逆に、スイッチを切り換えることができずにタッチセラピストと名乗るのは、とても恥ずかしいことです。

 多彩なタッチを持っていれば、そのどれかが自律神経のスイッチの鍵穴にはまることがあります。

 スポーツ直前のマッサージとは真逆の副交感神経を優位にする鎮痛のタッチでは、多彩なタッチを持っていることがさらに必要になります。

 叩打法では当たっている時間を最小限にする、ンタ、ンタの頭に休符がくる裏打ち(実際に叩いてしまっては殺法、活法では上へ上へのイメージを忘れないでください)、あん摩の横手、柳手、熊手、拳摩振せんなど、外国の方に施術をすればとても驚いていただけるようなタッチを、自分の中で再構成して噛み砕いて、自分の感覚を乗せて、特に女性のセラピストの方には是非モノにしていただきたいと思います。

 力の入らない、美しく、面白く、ミラクルなオリジナルのタッチを、時間をかけて醸し出してくれることを期待しています。

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