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2011年10月25日 (火)

母指中手指節関節屈曲の意味。

 指圧では母指の付け根の中手指節関節は屈曲し、指節関節は伸展します。

 中手指節関節を屈曲すると、指節関節を伸展しなければ指紋部を広く当てることができません。

 極弱い圧なら、中手指節関節伸展+指節関節伸展でも作れます。

 これで五指の間隔を開けば最も弱い圧刺激になります。

 手掌をべったりと皮膚表面につけて五指を開き、少しだけ母指指紋部に圧をかければ、最小刺激の圧刺激ができます。

 これに四指の間隔を閉じる→手関節を底屈さて手掌を浮かせる→四指指紋部を手前に引いてさらに手掌と皮膚表面との間の空間を作る、というように手の形だけでも圧の刺激量を大きくしていくことができます。

 さらに肘を伸ばして体重移動をするならば、母指中手指節関節伸展のままでは、母指指節関節に大きな力がかかり、制御できない痛い圧刺激として母指指紋部は皮膚表面とぶつかります。

 自分の体重を受けとめることができなければ手の形は潰れて、強い圧刺激はできません。

 自分の全体重をかけたような圧刺激を実際に臨床で使うことはありませんが、排気量の大きな車のほうが上り坂では運転が滑らかなように、指圧でも大きな力を持ちながら制御された小さな力で対応する時に余裕が生まれるのです。

 四指の間隔を閉じて、四指指紋部で捉えた皮膚を母指の側に寄せて来た時に自然と母指中手指節関節突き出る、こんな感覚がわかれば指圧に近づいてきています。

 母指中手指節関節を屈曲しても指節関節を曲げて鍵型の母指で圧すのは圧迫法です。

 それで強い圧をかければ罰ゲームのような痛い圧刺激になるうえに、やがて指節関節は変形します。

 指紋部の力を抜いて当たりをソフトにするには指節関節伸展が必須です。

 伸筋よりも屈筋に腱鞘炎が多いのは屈筋の方がよく使われているからで、様々な関節は屈曲していることが多いのでストレッチで伸ばすのです。

 指圧をする時に力が入ってガチガチでは困るのですが、リラックスした関節の伸展だけでは体重を落とし込むことができないので、上肢の力を抜いて中手指節関節を屈曲させます。

 この伸展と屈曲を上手に使って力を抜いて指圧をすることを研究していくと、体の力が抜けて、人生観にまで変化が起きると思います。

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