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2011年11月25日 (金)

左腰痛と左膝関節屈伸時の骨のぶつかる音の関係。

 デスクワークの40代男性、主訴は左腰痛です。

 座位では猫背で股関節外旋の“腰痛姿勢”です。

 伏臥位の指圧では左肩甲下部から左大腿後側の緊張が強く、右半身のほうが比較をすると緩んでいます。

 仰臥位左股関節の回旋運動で左膝を90°に曲げる時に、膝関節からゴキッと音がしました。

 左下肢では大腿骨と脛骨の間隔が狭くなっています。

 この男性の腰痛緩和は、この“左膝のゴキッ”を失くすことがポイントになります。

 右利きでデスクワークをしている場合、右半身は座位姿勢でも体幹部の前後左右の動きが伴います。

 その時に右坐骨、右足に体重をかけていれば、右下肢は姿勢の変化により筋肉の緊張と緩和が繰り返されます。

 一方左体幹部は置きざられたまま、左下肢にも動きが起きないので左半身の筋肉は不動性の萎縮といってもいい状態になります。

 右半身はそこそこ使うので座位が続いても腰への負担は軽くなり、左腰部は腸腰筋や腰椎には動かさな過ぎで負担がかかり続けます。

 全身指圧後、仰臥位左膝屈曲で左膝裏を両手で抱え込んで、左下肢を振り上げ+振り下ろし、体幹を起す運動をしていただきました。

 この運動は遠心力により無理なく大腿骨と脛骨の間隔を拡げることができ、腰のストレッチにもなります。

 下肢伸展挙上の大腿四頭筋のエクササイズも覚えていただき、『左半身を使うこと』で、左膝屈伸時の骨のぶつかる音は全くしなくなりました。

 これは左半身の使わな過ぎによる典型的な症例です。

 タッチによってエクササイズをさせることが必要ですが、痛みや強い緊張があれば強い刺激になってはいけません。

 痛みを緩和する臨床では『強い刺激=エクササイズではない』ということがわからないと、関節クリック音を消すことはできません。

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